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【あおざくら】第2話防衛大学校初日!着校日に来ない学生もいる?【ネタバレ感想】

2016/06/14

4月1日、着校日ということで、近藤は神奈川県横須賀市馬堀海岸駅前から防衛大学校へ向かうバスにのります。いよいよ防衛大学校の生活が幕開けです!

◆あおざくら◆

第1巻相当(1話2話3話4話5話6話・7話)

最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

◆登場キャラクター◆

160518-a95 近藤勇美(こんどういさみ)
実家が自営業の飲食店で貧しく進学を諦めていたが、防衛大学校は勉強ができ、お金ももらえると知り進学を決める。
160518-a92 沖田(おきた)
近藤と同時室の同じ1学年。父親が自衛官であり、純粋に自衛隊にあこがれている。
160518-a91 原田(はらだ)
近藤と同時室の同じ1学年。高校時代は野球をやっていた。海外派遣に興味を持っている。
160518-a97 松平容介(まつひらようすけ)
近藤の対番で2学年。近藤を先輩として支えてくれる存在。近藤のことを好意的に見てくれている。
160518-a94 坂木(さかき)
部屋長で4年生。クールな性格のようだ
160518-a93 西脇(にしわき)
サブ部屋長で4年生。おおらかで、後輩想いの先輩。



防衛大学校へ向かうバスの中

近藤
『駅前からバスってことは結構大学はとおいんだなぁ・・・。』

バスの隣に座っていた男から声をかけられます。

男?
『キミ、ちょっといいかな? キミ、防大生だろ?』

近藤
『え・・・はい。今日、着工日なので。』

男?
『ボクもさ。このバスに乗っている人間は今日の着校のため防大に向かってる。そう、ここにいる全員が自衛隊のリーダーを目指しているんだ。ボクももちろんそうさ。皆ライバルなのさ・・・。』

近藤
『ん、ああ・・・。』

男?
『よかったら同盟を結ばないか? ボクらで防大生諸君をまとめようではないか。リーダーたちのリーダーになるんだ。』

近藤
『(授業何選ぼうかな・・・。)』

近藤はあまり乗り気ではなく、別のことを考えているようです。

男?
『・・・べ、別に急ぐことじゃない。着校してからゆっくり考えて、週末にでも返事をくれればいい。是非よろしくな! 僕の名前は・・・・・』

近藤
『(参考書も欲しいけど・・・お金がかかるなぁ)』

防衛大学校に到着

防衛省所管、防衛大学校。自衛隊のリーダーである幹部自衛官を育成するための士官学校である。

学生の身分は特別職の国家公務員であり、学生手当として月額十一万一千八百円、ボーナスとして年額約三十五万二千円が支給される。

もちろん、一般大学と同様、卒業時には学位が授与され、さらにはその先の幹部候補生学校への道も保証されている。

夢のような学校である。

受付にて

受付
『えーと、近藤くんね。近藤君は第一大隊! 中に入るとまた案内があるから頑張ってね。』

近藤は学生舎に向かいます。

近藤
『これがこれから住む第一大隊の学生舎か。』

対番、二学年の松平容介

受付2
『今、対番の生徒を呼び出してるから、ちょっと待ってね。』

近藤
『対番・・・?』

校内放送
『近藤勇美くん着校ーーー対番学生、玄関までーーー』

校内放送で呼ばれた対番がやってくる。

対番の松平
『おーい!』
『二学年の松平容介だ! これから君の対番としていろいろ教えていくんでよろしく!』

近藤
『はっ・・・はい。よろしくおねがいしますっ!』

敬礼で返す近藤。

松平
『制帽をかぶっていない時にはその敬礼じゃあないんだが・・・、手の平は見せないで。脇は90度。指先は右眉の辺りに。5指を揃えて・・・、そう、それだ! しっかり体に覚えさせとけよ。』

近藤
『はいっ!!』

部屋に案内される途中、近藤は松平に質問します。

近藤
『あの・・・対番って?』

松平
『対番ってのは新入生に防大のルールや習慣を教える係。まあ、兄貴みたいなものさ。何でも聞いてくれよ。』

一一三小隊(ひゃくじゅうさんしょうたい)の学生

近藤
『じゃあ早速ですが、第一・・・”大隊”ってのは?』

松平
『うん! いい質問だ、近藤学生。』
『防大生は一から四までの大隊のいずれかに所属することになっているんだ。そして、学生舎ごとに大隊はわかれている。つまり。この学生舎の学生は全員第一大隊ってわけだ。』
『各大隊は4つの中隊で構成され、さらに各中隊も3つの小隊で構成されている。そして、その小隊は学生舎の3~5部屋でまとめられているのさ。』
『近藤学生は第一大隊の第一中隊の第三小隊・・・一一三小隊の学生だ!』
『ちなみに俺は一三四小隊だ。同じ大隊だけど、部屋も小隊も中隊も違う。だから”部屋で聞けんこともなんでも相談してくれ”。』

近藤
『? それってどういう意味・・・』

松平
『さあ、まずは部屋の四学年部屋長たちにあいさつだ! 失礼します!』

同じ部屋の一年生、沖田と原田

沖田・原田
『はじめまして!』

近藤
『・・・っはじめまして・・・。』

松平
『ーーーっと君たちは?』

沖田
『ボクは沖田っていいます。東京の麻布西高出身一年生です。よろしくね。』

原田
『オレは原田っていいます。愛媛の今治二高出身。野球一筋の同じく一年。』
『体力に自信あり! ハハハ』

沖田
『ええーホントー~?』

とても和やかな雰囲気です。

近藤
『オレは東京の調布木多校出身・・・近藤だ、よろしく!』

松平
『オレは近藤学生の対番、一三四小隊二学年の松平だ。』
『この中じゃ一番近藤学生が背丈が小さいな。体力面で心配だなぁハハハ。』

近藤
『力は背丈じゃ計れませんよ。』

松平
『そういえば四学年・・・部屋長たちはどうした? それに君らの対番の先輩は?』

沖田
『四年生の方々は研いだそうです。タバコでも吸ってるのかも。』

原田
『ばだボクらも会ってないんですよ。』

沖田
『ボクらの対番の先輩はお菓子を売店まで買い出しに行ってくるって・・・』

原田
『歓迎するってさ。』

松平
『へぇ・・・先輩たち、至れり尽くせりだな。』

ここで二年の松平は『クッ』と何やら笑いをこらえたような感じです。

松平
『まだ時間あるし、オレも買い出しに行ってくる。近藤学生のことよろしくな! ではまたな!』

三人
『はいっ!』

近藤
『(あの先輩、今なにかこらえたよううな・・・咳・・・? 笑い・・・? なんな笑わせるようなこと言ったのかな?)』

沖田
『ねぇ近藤君、キミはどうして防衛大に入ったの?』

近藤
『えっ・・・?』

沖田
『やっぱり災害救助活動とかだよね! かっこよかったからねー! わかるわかる!』

興奮気味に話す沖田くん。

沖田
『ボク、父親が自衛官っていうのもあるんだけど、卒業したらみんなのために役立つよう自衛隊を指揮するんだ。』

原田
『オレは海外派遣とかかなー。日本だけじゃなくてアジアやアフリカのいろんな国の人々のためになりたいって。』

近藤
『(へぇ・・・みんなすごいな・・・)』
『・・・おれはーーー』

近藤が話そうとすると、同じ部屋にいた一年の武井が発言します。

武井
『甘い! 理想が高いのは結構。しかしながら・・・、今は手の内を明かさず、黙々と努力すべきだと思うけどね。ここでは皆ライバルなのだから。全員希望の人事につけるわけもない。まずは生き残ることなんだよ。聞いていると君らは何にもこの防大というものを知らないようだね。』
『もしぬるいキャンパスライフを考えていたらここは戦場よりも・・・地獄になる!と覚悟しておいたほうがいいよ。』

原田
『ンだとテメーーーもう一度言ってみろ!!』

と武井にキャメルクラッチを決める原田(笑)

武井
『イダイイダイイダイーーー!!』
『こんなことして初日から上級生にバレたら大変なことになるぞー!』

原田
『うるせー! 初対面の相手に対するマナーができとらんオマエが何をぬかすかー!』

武井
『これだから体育会系脳はいやなんだー!』

近藤はほっておいて荷物の確認をします。

近藤
『(オレの送った荷物だ。ここが俺の机ってことかな。)』

近藤が窓の外に目をやると・・・・・・・・・

原田
『んだと! これでもちゃんと勉強して入ったんだ。学力はテメーと同じだ!』

武井
『学力の話じゃない、この、脳筋ゴリラ!』

快く歓迎してくれる先輩たち

近藤
『ゴリラだーーー!!』

3人
『え!?』

近藤
『今、窓の外にゴリラの影が!』

原田
『そんなバカな。』

近藤
『だって今、絶対に・・・』

と窓の外を指さし話していると、後ろの扉からゴリラが入ってきました!

みんな
『入ってきたー!! うわあああ!!』

ゴリラのマスクを脱ぎながら西脇が話し出します。

西脇
『ハハハ・・・、今年の一年は元気じゃないか。オレたちも教えがいがありそうだ。』
『一一五号室のサブ部屋長の西脇。』

坂木
『部屋長の坂木。』

坂木・西脇
『歓迎する!』

一年4人
『ゴリラの中からゴリラー!』

西脇
『うるさい!!』
『これからの寮生活、緊張をほぐしてやろうと思ったんだが・・・』

坂木
『くだらん。』
『だからやめろっていったんだ。』

西脇
『坂木よー、コミュニケーションは大事だぞ。』

武井が部屋長の坂木に土産を差し出します。

武井
『地元の名物しまねっこサブレです。よかったら部屋長や上級生のみなさんで召し上がってください。』

坂木
『・・・・・・・フン!』

西脇
『おおー! ありがとう! せっかくだからみんなで食べようなー。』

そこへ、対番の先輩達がもどってきます。

松平
『お菓子や飲み物を買ってきたよ!』

西脇
『さあさあせっかくだから、楽しく語らおう!』

とても和やかで、先輩たちの上下関係が厳しいような雰囲気でもないようです。先輩方は新一年生たちを気遣って、快く歓迎会を開いてくれました。

近藤
『(自衛隊関係だから厳しいしごきとか覚悟していたけど、思ったよりやっていけそうじゃないか・・・。)』

先輩たちが用意してくれたお菓子の歓迎会も終わり、お昼の昼食の時間です。

松平
『さあっ、親睦を深め会ったところで・・・、そろそろお昼。食堂で皆でカレーを食べようではないか! そしてそのあと新入生諸君の制服を受け取りに行こう!』

みんな
『おーっ!』




日用品までおごってもらえた歓喜の近藤

昼食のカレーのあと、近藤は対番の松平と制服を取りに来ます。

制服を着た近藤を見て松平は

松平
『ほー・・・やっぱり思った通りだ。近藤学生は防大の制服がよく似合う。襟章の向きは気を付けろよ。チェックされるからな。しっかりそろえて指紋もつかないようにな。後、靴も磨いておけよ。』
『防大生活に必要な物、ハンガー、スリッパ、迷彩シャツ、ピカール、カーペットクリーナー、千枚通し、メモ帳、雑巾、身分証ケースにバスタオル、裁縫セット、エチケットブラシ等々・・・。しめて三万円くらいか。』

近藤
『決行するな・・・。親父から貰ったお金、さっそく使うしか・・・。』

松平
『ちなみにこれらは対番のオレが全部おごってやる。他に欲しいもん必要なもんあったら買ってやるぞ。』

なんと、必要な物すべてを対番の先輩がおごりで買ってくれるとのことです。必要なものがあれば何でも買ってやると。

むろん、近藤に衝撃が走った!

近藤
『じゃあ・・・、このシャンプーやこっちの洗濯用洗剤までおごってもらえるんですか?』

松平
『ああいいぞ。近藤学生がこれからのスタートに必要なモノなら何でも買ってやる。』

近藤
『消臭炭もしみ抜きも! 信じられない! 高校時代なんて千円おごってもらうのもキセキだったのに、まさかの全額おごりとは・・・。』

松平
『ハ・・・ハハ。』

近藤
『すみません、あとコレも。あ、あと参考書もいいですか?』

松平
『いいぞー』

近藤
『アジアの言語に興味があって。』

松平
『近藤学生は勉強が好きなんだなぁ・・・』

近藤
『これも! この本とこの本も!』

松平
『あ・・・ああ・・・いいぞ!』
(少し顔が引きつる松平先輩(笑)

近藤
『防大・・・パラダイス!!』

松平
『これも上対番の役目だ。近藤も先輩になって対番する時、おごってやるんだぞ。頑張れよ兄弟!』

近藤
『(なんなんだ防大! 給料もボーナスももらえる上に勉強もできて・・・さらには先輩にこんなにおごってもらえるなんて・・・)』

近藤、満面の笑みです。

近藤が防衛大学校に入った理由

男?
『よう! 朝のキミじゃないか。どうだい新生活は?』

近藤
『あ・・・アンタは・・・えーと・・・』

男?
『(イラッ!)バスの!』

近藤
『ああ・・・! 隣に座ってた、どうも!』

男!
『い・・いやあ、制服が似合うじゃないかピッタリだよ。どうやら君も対番の人に多く買うかわさせたようだね。』

その発言を聞いて、対番の松平はイラッときます。

松平
『(なんだその言い方。)』

男?
『どうだい? 決意は固まったかい? 部屋の同級生とも話をしたんだろ? オレ達はこれからこのリーダー戦争を生き抜かなければいけない。そのためには先輩も後輩も関係ない・・・。』
『同盟だ。古くてくだらない上下関係を捨て、優れたものこそが上に立つ形を作るんだ。人を見る目には自信がある。君には人の上に立つ人間の器を感じる。僕らが先導者となって日本を守るんだ。君もそのために防大に入ったんだろ? なあ!』

近藤
『オレはーーーオレはタダで勉強ができて金がもらえる・・・それだけでこの大学を選んだんだ!』

男?
『・・・・・!!』

近藤
『おまけに先輩がこうやっておごってくれる! こんな素晴らしい環境がほかの大学にあるか? いやない! 断じてない! オレは勉強が目的だ。同盟とか興味がない。勝手にやってくれ。』

それを聞いた松平は嬉しそうに笑います。

松平
『はっはっはっはっ! 言ってくれるな、近藤!』

近藤
『すみません。あとカレーを妹に送りたいんですが・・・。』

松平
『それは自分で買え。』

男?
『キサマ、国民の税金を何だと思っ・・・』

松平
『んー・・・、それは違うなぁ・・・。知ってるだろ? ここが幹部自衛官を”養成する学校”だって。これから学ぶとこなんだ。』
『それに、近藤学生みたいなのは別に珍しくもねぇよ。いーっぱいいるさ。ろんな目的で入ってきたヤツがいろんなことを知っていろんな道を選ぶ。それが学校ってもんだ。』
『それにアンタ・・・ちょーっと防大っつーもんを勘違いしてるなぁ。同盟だのリーダー戦争ってなんだそりゃ? 結局は自分が一番になりたいってのも・・・見え見えだぞ。』

男?
『たかだか1コ上のくせに。』
『くっ・・・失礼します・・・。』
『(恥をかかせやがってアイツら・・・絶対に許さない!)』

男?はその場を去っていきます。

松平
『あんなイキってる一年の対番は大変だな。』
『それにしても近藤学生! 普通なら負い目を感じそうな事をあんなに堂々と言いきっちまうとは、オレはオマエを気に入ったぜ!』

近藤
『あ・・・ありがとうございます。』

それを見ていた周りの学生たちも近藤を応援します。
『頑張れよ近藤!』
『オレも頑張るぜ!』

近藤
『ど・・・どうも。』

松平
『さっそくエールを貰っちまったな。ハハ。』
『(面白いヤツだな。あんなことこんな群衆の中で堂々と叫んで・・・。しかもそれでエールまで受けて・・・。コイツならこの先、なにがあってもやっていけそうだな。)』

近藤
『!? なんですか?』

松平
『フフ・・・いや、なんでもない。』
『いいか、近藤学生! わからないことは学べばいい。知ってから必要なものが見えてくる。将来とは約束されたものではない。何かあったらオレを頼れ! なんでも相談に乗ってやるぞ。』

近藤
『はい!』

防大生活の始まりを実感

パパラパッパー♪

部屋にいた近藤ですが、外からラッパの音が聞こえてきます。

近藤
『? ・・・なんだ今のラッパ音?』

武井
『おい! 早く敬礼するぞ。』

沖田
『5時半になったら、学生は手を休めて国旗に敬礼するんだって。』

近藤
『敬礼っていつもの?』

原田
『多分。』

4人は外の国旗に向かって敬礼をします。

敬礼をしながら近藤は思います。

近藤
『(始まったんだな・・・オレの大学生活・・・。全てが鮮やかに見える。沢山学んで沢山稼いで・・・まだわからない未来を作るんだ)』

沖田
『君が代が流れるんだね。』

武井
『おい沖田しゃべんな!』

着校しなかった学生、辞めていく学生

夜、部屋でくつろいでいる時、近藤は来なかった2人分の机を気にします。

沖田
『沖どうしたの近藤君?』

近藤
『ここの席の二人、結局来なかったな。』

沖田
『今日、病気で来られなかったとかかな? 名札もあるし、ここ使うことは確かだよね。明日、来るのかもね。』

そこへ、2人の一年生が部屋へやってきます。

一年1
『ああーここだここ! 机の空きのとこ、オレらになります。よろしくー!』

沖田
『空き?』

一年1
『着校しなかった奴がいるだろ。それで各部屋人数調整するから移動しろって。』
『一年同士、よろしくな!』

一年2
『よろしく!』

近藤
『あ、ああ!』
『(着校しなかった!? 受かったのに当日になって来なかったのか? なんで・・・)』

夜10時、皆は部屋でくつろいでいます。

近藤
『ちょっと飲み物を買ってきていいですか? 自販機入口にありましたよね。』

西脇
『ジュースならまだあるぞー。』

近藤
『いえ・・・お茶類ほしいと思って。甘いものばかりだったので・・・。』

沖田
『ボクもー』

原田
『そうだな・・・終えもお茶。』

坂木
『走れ!』

西脇
『ハハハ・・・』

自販機でお茶を購入し戻っているときにバスで隣にいた男とすれ違います。

近藤
『今のパーカー、バスのアイツ・・・。同じ第一大隊だったのか。』

とある学生が話しているのを耳にします。

学生1
『あれ? アイツ隣の部屋のヤツだろ。』

学生2
『さっき部屋長から聞いたんだけどよぉ、着校一日目でもう辞めるんだって。』

学生1
『せっかく入学したってのにもったいないよなぁ・・・。』

近藤は驚きで声も出ません。

消灯時間、近藤はベットに横になり考えます。

近藤
『アイツ・・・士官になりたくて来たんじゃないのか? お金を貰えて勉強ができて野望もあってなんでやめる必要がある?来なかったやつもせっかく受かったのに・・・。』

納得のいかない疑問を残して、近藤の防衛大での初日が終わりました。

あとがき

今回の話では、防衛大学校に入ってからの初日を描いていました。

意外に思ったのは、上下関係があまり厳しくはなさそうかなぁと感じたところです。体育会系の厳しい世界をイメージしていましたからね。

むしろ、後輩にたいして献身的に先輩が面倒を見てあげるというシステムを導入しているようですね。これなら新入生も安心して大学生活になじめそうです。

ビックリしたのは『対番(先輩)が一年生のための生活用品や勉強道具などを一式おごりで購入してくれる』ってところでしょうか。これは本当の話なんでしょうかねぇ? まぁ嘘を書くわけないでしょうし、本当のことなんでしょうね。

もしかしたら貧乏な学生が入学してくることも考慮してこういったシステムを続けているのかもしれません。1年で買ってもらったとしても、2年になれば後輩のために買ってあげなければいけなくなります。つまり、同じってことですね。

また、自分のために買うのではなく、後輩のために買うってのがいいですね。お金の面ではプラスマイナスでゼロでありながら、先輩が後輩のために買ってあげるということで良い人間関係を構築できそうです。なかなか考えられた良いシステムではないでしょうか。

今回の話で印象に残ったのは『バスの隣に座った男』との会話。

彼は人間関係を縦で考えているようなタイプであるように思えます。出世欲の強いタイプなんでしょうね。なんだか一昔前の軍国主義の思想を思い描いてしまうようなタイプだと思いました。

それに対して先輩方はとても面倒見のいい『後輩を大事にする』というタイプの方々であるように思えます。これは防衛大学で重視されている思想の一環なのでしょうかねぇ。とても平和的な考え方が多いなと感じました。

まだまだ始まったばかりの『あおざくら』これからの進展が楽しみです。




-あおざくら~防衛大学校物語~

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