◆前回のあらすじ◆

武井の謝罪がないため、ヘルウィークは一週間では終わらず、二週目がはじまります。そのため、多くの防大生を敵にしてしまう武井。

近藤は何とか武井に謝罪するよう促すのですが、武井はなかなか承諾してくれません。

そんな中、武井のことをもっと知らなければと考える近藤は、インターネット上で思わぬ情報を得るのでした。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

武井を調査する近藤

インターネット上で武井に関する何かを見つけた近藤は、怒りをあらわにします。

しかし、・・・・・ここは抑えて、冷静に考え直します。

近藤は、ネット上のあらゆるものを使い、武井の事を調べつくすことにしました。

自習で休み

週末となり、ヘルウィークの2週目も終わりを迎えそうですが、武井が謝らないことから、ヘルウィーク自体は終わりそうにありません。

疲れ切ってボロボロの皆。

次の時間は自習となりました。これで部屋で休むことができます。

近藤による武井のプレゼン

せっかくの自習時間に、近藤は皆を自分の所へ集めます。

そして、部屋を暗くし、プロジェクターを使って、何かを始めます。

自分たちは武井のことを何も知らない。

武井の事をまったく知らない状況で一方的に責めても意味がない。

そこで、近藤は皆に武井の事を知ってもらうため、ネットで集めた情報を発表するというのです。

東堂は反発しますが、近藤の気持ちに押されて、話を聞くことにします。

武井のフェイスブック

なぜ防大に入ったのか? 武井のフェイスブックにはこのように書かれてあります。

『国防に命を燃やす。日本をこの手で守りたい。』

そして、対番の先輩や同郷の上級生たちの評判はすこぶるいいものばかりでした。

『国防の事をよく調べ、近隣諸国についても調べ、将来のことを考え行動している。なかなかできることではない。』

『国防意識の高さに関しては、一学年でも右にでるものはいないんじゃ?』

武井が開政を辞めて地元へ戻ったのは『祖父の介護』が理由です。

介護の甲斐もなく、祖父は亡くなってしまいます。

その祖父が死に際に願ったこと。それが『防大に入って日本のために活躍してほしい』というものでした。

武井はその願いを果たすため、防大に入り、幹部自衛官を目指しているのです。

そのことを聞いて、武井の事を最も嫌っている東堂も胸を打たれる思いでした。

いきなり酷いことを言いだす近藤。

皆は驚きます。

武井の裏アカと思われるツイッター

近藤は自ら調査を行い、武井の裏アカと思われるものを発見していました。

そこに書かれてあったのが・・・・・

しかし、そんなくだらない理由でヘルウィークが続いているとは思えません。

別人のアカではないのか、と皆は思ったのですが・・・・・、武井の表情がそれは自分の裏アカであることをもの語っていました。

皆の追及に、武井は違うと否定します。近藤の捏造であると。

しかし、近藤はお構いなしに説明を続けいます。

次々に明かされるツイッターの内容。

そこには自衛隊や、幹部自衛官になればモテルのではないかと言う内容も。

近藤の暴露話に追い詰められてしまった武井は、とうとう皆に頭を下げるのでした。

それでも続ける近藤のプレゼン。

近藤
『ちなみにこの裏アカのアカウント名は』
『”まだ見ぬ未来の妻を命に代えて守る☆候補生”』

『未来に守りたいものがあり』
『意志が強いのはわかるが・・・・・』
『本来の目的はいまだ叶わず』

『彼の心を開かせるには』
『合コンをひらいてやるとか』
『女の子を紹介してあげるのが一番の方法だろう』

『以上、武井の全て、プレゼン終わり』

近藤の情け容赦ないプレゼンは終了するのでした。

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◆感想◆

ええ~っと・・・・・、これは何といえばいいのか・・・・・。

シリアス路線に戻るのかなと思ったら、今までにない突拍子もないオチが付いてしまいました。

まぁ、これはこれで楽しめるのかもしれませんが、『防大の事を理解してもらう』というテーマで考えるなら、こういったオチはどうかなと。

単純に武井が精神的に追い込まれて行って謝罪するまでを描く方が防大らしいのではないかなぁと思いました。いや、私自身が防大の事をあまり知らないので、もしかしたら防大っぽい内容だったのかもしれませんが。

まぁ、今後に期待と言うことで。

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