◆前回のあらすじ◆

アンズの屋台には色々な人がやってきます。

ラーメンにイクラを乗っけて食べることを試すヒナとマオ。実は『林』がアンズのお兄ちゃんであったことが発覚した瞳と林、三島の3人。アンズを溺愛するあまり凶暴化しつつある新田とサブ。

そして、最後には3年前のホームレス仲間であったやっさんとシゲさんまでやってきます。

こうした色々な出会いの中、アンズの一日は過ぎていくのでした。




◆ヒナまつり◆

59話60話61話62話63話・64話

最新『ヒナまつり』

◆登場キャラクター◆

ヒナ
未来の世界から、手違いで新田の部屋に転送されてしまった少女。超能力が使えて組織に利用されていたものの、知能指数が低く、暴走しやすい体質であるため追放されてしまった。新田の家に世話になっており、中学、高校と通わせてもらっている。イクラが大好き。
新田義史(にったよしふみ)
芦川組のインテリヤクザ。ヒナの超能力と、悪質なマスコミのせいで『生ける伝説の武闘派ヤクザ』として世間から評価を受けている。金儲けがうまく、経営コンサルティングもやっている。家事全般もうまい。趣味は壺の収集。現在は芦川組の若頭となっている。
三嶋瞳(みしまひとみ)
中学時代のヒナの同級生。詩子の強引な手法で、中学生でありながらバーの手伝いをやらされることに。その卓越した能力から、上下関係は一気に逆転。人脈も駆使して、高校生にして会社の社長となる(高校生であることは世間には内緒)。身長が低い。
アンズ
ヒナを抹殺するために組織から送り込まれた刺客。しかし、もともとヒナ、アンズ、マオと仲良の良い関係だった。未来に帰る手段を失い、ホームレス生活を送り、ラーメン屋(中華屋)の夫婦に引き取られる。お店が区画整理で取り壊しになって以降は一人で屋台を頑張っている。
マオ
アンズと同じくヒナへの刺客として未来からやって来た。しかし、東南アジアの無人島に誤転送され、帰る手段も無くし、3年かけてやっと日本にたどりつく。途中、中国の憲法道場に拾われ、師範としての広告塔として扱われている。3年の孤独からヒナとアンズの人形と会話する癖が残っている。




激化するヤクザの抗争と新田の肺炎

現在、新田が所属する王道会系暴力団が、外部からの襲撃を受けていました。どこかの組織が、王道会に抗争を仕掛けているのです。テレビでも大きく報道されています。

そんな中・・・・・新田は肺炎で緊急入院していました。動くこともまともにできないほどの状況です。

しかし、このような抗争が起こっている以上、病気で入院などという言い訳は通用しません。怖くて逃げたと思われてしまうからです。

その為、新田はヒナに超能力で自分の体を動かしてほしいと頼みます。

敵は邪道会! 待ち伏せして叩き潰す!

事務所には幹部級が集まり、情報の照らし合わせと今後の対策が話し合われていました。

襲ってきているのは邪道会。すでに王道会系の組が10ヶ所以上襲われており、しかも警察が来るまで暴れ続けているため双方が逮捕されるという事態になっているのです。

『西の連中は何考えてんだ!!』

このままでは、いつココが襲われるかもわかりません。組長は策をねります。

組長
『組にこられちゃまずいから』
『この先、ここには集まらん』
『そしてウチがおさえてる廃工場に』
『集まってるっつー情報を出す』
『それに食いついた奴らをたたく』

『準備が整うまでは各自身辺は気を付けろ』
『なめた真似した奴らにウチの恐ろしさを思い知らせてやれ!!』

組員
『オォ!!』

こうして、今後の方針が決まります。

ヤクザの勉強をするヒナ

新田は病院には戻らず、自宅で療養。

しかし、肺炎が簡単に完治するわけではなく、3日たった今も苦しめられていました。

新田
『当日も動け無さそうだったら』
『また動かしてくれ・・・ゴホッ、ゴホ』

新田
『・・・うるせぇな、これでもヤクザなんだ』
『自分たちのケンカ、ガキにやらせていいわけねぇだろ』

ヒナ
『動かすのはいいの?』

新田
『・・・・・・・』
『頭動かねぇ時にゴチャゴチャ言うな』
『寝る』

昔からちっとも変わらない新田。ヒナはそんな新田の事が結構気に入っています。

ここは新田のため、ヤクザの動きを勉強しようとヒナは考えます。

用意したのはヤクザ映画。

ヤクザの仁義なき戦いをヒナは学びます。

見ていて力が入るヒナ。

ヒナ
『うおおお・・・』

その気持ちを抑えることはできません!

そこへ、携帯でサブから連絡が届きます。

新田の携帯を取るヒナ。

サブ
『もしもし、アニキ?』
『準備が出来たんで来てください。』
『・・・アニキ? ・・・もしもし?』

ヒナは気合十分!

眠っている新田に超能力で服を着せて、二人、抗争の廃工場へと向かっていくのでした。

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新田の新たなる伝説が生まれる!

廃工場の中、邪道会との抗争が始まります。

ヒナは工場の外から新田を操作。

ヒナ
『極道の動きは完璧じゃ』
『ワシが新田を日本一の極道にしたるでぇ』

激しい銃の打ち合い。

捨て駒のチンピラだと考えていましたが、思った以上に邪道会は強敵でした。

しばらく打ち合って、相手の弾が切れるのを待つしかありません。

ところが・・・・・新田はスッと立ち上がり、仁王立ちになります。

邪道会のヤツら
『ヤロウ・・・』
『なめやがって・・・』
『やっちまえ!!』

そして・・・一斉射撃を受けます!!

弾丸が新田を襲う・・・・・ところが、弾が全てそれていきます!

邪道会
『バカやろう!』
『ちゃんと狙え!』

再度全員で新田を狙い撃ちしますが、弾が当たりません!

新田はどんどん突進してきます!

焦る邪道会!

そして・・・・とうとう邪道会は全て弾を打ち切り、新田は目の前までやってきました。

邪道会
『う・・・うおおおおお!』

懐からドスを抜いたかと思うと、新田に襲い掛かります!

しかし、新田は簡単にドスを奪うと、相手の首元に・・・・・!

邪道会
『わっ・・・わかった・・・・・』
『俺たちの負けだ・・・』

『やめてくれぇ!』
『上に命令されただけなんだ!』
『サツが来ても暴れてろって!』

遠くから双眼鏡で見ているヒナはなんとなく抗争が終わったことを理解します。

そして、しめとして、ドスを・・・・・

その姿に恐れおののく邪道会!

必死で新田に命乞いをします。

それを遠くから見つめる組長たち。

組長
『あれこそまさに・・・・・』
『血と暴力と金に餓えた男!!』

また一つ、新田に新たなる伝説の一ページが加わるのでした!

組員たちは皆、新田の元へ駆け寄ります。

『新田ぁ!』
『新田さん』
『アニキィ』
『若頭』

『お前、何て奴なん・・・・・』

近寄って行ったその時・・・・・新田の異変に気が付きます・・・・・。

黙ってペロペロとドスを舐め続ける新田。

そこにいる全員、さすがに引いてしまいます。

組長
『お・・・・・おい・・・』
『もうやめろ!』
『もう終わったんだぞ!?』

そう言って新田の肩をつかんで止めに入りますが、新田はそれをふりほどきます。

そして、組長の方へと振り向くと、ドスの下の方からツツツツ・・・・・

組長
『なめしゃぶるにも・・・・・』
『程があるだろ・・・・・』

邪道会系三神会と謎の少年

今回しかけてきたのは関西方面の邪道会系三神会でした。

彼らの目的は

・抱えきれない組員のリストラ
・目障りな幹部に責任を取らせる
・王道会のシマもかっさらう

いいことづくめの抗争だったのです。

組の幹部と思われるその男。

今回、唯一こちらが仕掛けた抗争を逃げ切った芦川組の存在を気にします。何か裏がありそうだ・・・・・と。

そんなことを気にしつつ自宅に戻るその男・・・自宅には謎の少年が帰りを出迎えるのでした。

◆感想◆

新田に加わった新たなる伝説! ドスをペロペロ舐めるのにどういった意味があるのかはいまいちわかりませんでしたが、あの執拗に舐め続ける姿は傑作でした。最後の『ピンッ!』はたまりませんね。作者は天才じゃないかと思えるほどでしたよ(笑)。

新たに少年が登場しましたが・・・この少年はやはりヒナに関わる未来の超能力の組織から派遣されたと考えるべきなんでしょうかねぇ? 気になるところです。もしかしたらヒナがヤクザの元にいることを知って、敵対勢力のヤクザに送り込んで、どうにかするという作戦なのかもしれません。

そもそも、現時点ではヒナたちは『未来から来た』くらいしかわかっていません。これから少しずつわかってくるってことかもしれません。

次回は順番的に瞳回になるものと思われます。瞳の父さんの登場を期待したいものです(笑)。

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カードキャプターさくら クリアカード編

◆あらすじ紹介◆

作品を全く知らない方のためにまとめたものをご紹介しています。

恋は雨上がりのように.