◆前回のあらすじ◆

ダメっ子として有名になりつつある113小隊の沖田。いつも失敗を繰り返しており、まったく頼りになりません。

そんな沖田に、サカキ部屋長の厳しい指導が入ります。自衛官に向いていないとまで言われショックを受ける沖田。

それでも沖田は『自衛官になりたい!』とサカキ部屋長に強く主張しするのでした。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

ギクシャクする近藤と沖田

今日は休養日。皆で沖田の家でくつろぐ約束です。

まずやってきたのは麻布十番駅。近くにテレビ局などもある高級な雰囲気の場所です。

『なんつーとこにあんだよ、おまえん家』
『すげー、マジで東京って感じだよな』
『ビルがオシャレだ』
『バカよせよ、おのぼりさんみたいだろ』

そう言って皆は盛り上がります。しかし近藤は素っ気ない態度です。

近藤
『予約の飯屋は17時』
『それまで沖田の家に行くって話だろ』
『早く移動しようぜ』

少し周りを見学したそうな原田たちですが、近藤はそそくさと前に進みます。

皆も、近藤と沖田の関係がピリピリしていることに気が付き始めます。

沖田のお姉ちゃん

途中、バイクに乗った女性が目の前に現れます。

それは沖田のお姉さんの『美月』でした。

美月
『どうも、いつも蒼司(そうじ)がお世話になってます』
『姉の美月です』
『みんなこの後、ウチにくるんでしょ』
『ゆっくりしていってくださいね』

そういって全員を見渡す美月。

美月
『君が近藤君!! でしょ!』

そういって、美月は先にバイクで家へ向かうのでした。

近藤
(こいつ・・・オレのこと)
(何しゃべってんだ・・・・・)

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沖田の家へ

沖田の家へ行くと、美人なお母さんと、大きな犬が出迎えてくれました。

『そういえば沖田のお父さん自衛官なんだっけ』
『階級どのくらいの人なの?』

沖田
『確か、去年”海将補”』

『おおー、マジかよ!』
『めっちゃ優秀!!』

お父さんは沖田にとって、一番のあこがれでもあり誇りです。沖田は、お父さんのような立派な自衛官になりたいと考えているのでした。

沖田の決意

沖田の部屋でノンビリとくつろぐ皆。

トイレへ向かった近藤は、皆のためのお茶の用意をしている沖田と美月の会話を聞いてしまいます。

美月
『蒼司のことだから頼りっぱなしなんじゃないの?』
『あんたが父さんみたいになるなんて、無理よ』

沖田
『そっ・・・そんなのわかんないだろ』

美月
『人に尊敬されるってがらでもないじゃん』
『昔からそう・・・』
『本当はみんなの足手まといにしかなってなかったりして・・・』

事実を言い当てられてしまい、声を荒げてしまう沖田。

沖田
『僕だって僕なりに・・・頑張ってるんだよ!!』

近藤は、沖田には強い決意があることを知るのでした。

美月からのメール

そして夕方、沖田の家を出ます。

近藤はその時に、美月とメアドの交換をしました。

そして、すぐに美月からメールが届きます。

美月
『近藤君、美月です。今日は来てくれてありがとう』
『どうしてもキミだけに伝えておきたいことがあって・・・』

『蒼司からのメールはいっつも君の事ばかり』
『相当気に入られてるみたいだね』
『近藤君がすごいんだよー、近藤君がいったんだよーとか(笑)』
『キミはアイツにとっての模範であり』
『一番身近な目標なんだと想う』

『そんなキミを抜けないかとあいつはあいつで』
『努力しているみたい』
『だからよかったらこれからもライバルとして』
『友達として親しくしてあげてください』
『どうかよろしくお願いします』

それからの沖田

・目標や習ったことを日々ノートにまとめていく

・教えてもらったことがうまくできているか上級生に見てもらう

・校友会の剣道でも気合を入れて頑張る

そして、人が見ていないところでも黙々とトレーニングを続け、体を鍛えるのでした。

◆感想◆

今回は沖田の家族回でした。口の開け方がソックリでしたね。どうやら姉弟ともに、見た目はノンビリとしたお母さんの血が強いように見受けられます。

沖田のお父さんは『海将補』とのこと。wikiで調べたところ、2番目くらいに偉い階級のようです。

自衛隊の階級

そういえば、はぶきましたが、原田と東堂はいいキャラだしてます(笑)。

今回で沖田回はひとまず終了ってところでしょうか。そろそろ校友会をメインにしてほしい。いまだに活動が謎です。

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