今日は朝から寒い

とても寒い朝。

いつものように高木さんと西川くんは一緒に登校します。

高木
『寒いねー』

西片
『うん』

寒いため、カイロを持ってきていた西片。

高木
『んーん、大丈夫』
『ありがと』

すると、目の前に大きな氷の水たまりが。

西片くんはちょっとした感動を覚えます。

西片
『で・・・でかい氷だなぁ』

高木
『昨日、雨だったもんねー』

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氷を学校まで持っていく勝負

氷を見てウズウズする西片。

高木
『持っていきたいとか思ってる?』

西片
『思ってないよ!』
『そんな・・・小学生じゃあるまいし・・・』

そこで少し考えた高木さん。

西片に勝負を挑むことにします。

高木
『ねぇ、西片』
『勝負しよっか』

高木
『どう?』

そう聞かれ、西片はニヤリと笑います。

西片
『いいよ』

西片は大きな氷を、高木さんは小さな氷を手にしました。

西片
(悪いがオレがこの氷を落とすことは無い)
(なぜならオレは小さいころから)
(氷をみつけると必ず持って行ってたから)
(指が冷たさに強いのさ!!)

(よってオレの手がかじかんで)
(氷を離すことは無い!!)

(くわえて毎日の腕立て!!)
(オレにとってこんな氷)
(大した重さじゃないのさ)

(高木さんは今日オレに負ける)

西片は自信満々でした。

高木さんの先制攻撃

高木さんはそんな西片をみてクスクスと笑います。

西片
『な・・・何?』

西片
『別に嬉しがってなんか・・・』
『わっ!?』

ムキになって反論してしまい、あやうく落としてしまいそうになりました。

西片
『あ・・・あぶなっ!!』

高木
『あはは』
『惜しかったなー』

ただ持って行くだけの勝負だと思っていた西片。

まさか『落とさせる』という作戦があろうとは。

西片は気を引き締めて、落とさないよう気を付けるのでした。

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負けた方の罰ゲーム

高木
『そんなに強く握ると割れちゃうよ?』

西片
(敵の心配か!?)
(余裕だな、高木さんめ・・・!!)
(いや、でもたしかに・・・)
(あまり力をいれて割れてしまっては・・・)

気を引き締めたものの、色々迷ってしまう西片。

高木
『あ、そうだ罰ゲームだけど・・・』
『負けた方が勝った方の手を温かくする・・・ね』

そう言われて考え込む西片。

西片
『・・・・・・・』
『へ? 今なんて?』

高木
『だからね、負けた方は』
『勝った方の手を温かくするの』

・・・・・ということは、高木さんの手を握って温める・・・!?

西片
『ええええええ・・・ああああぁああ!!』

ガッシャアァァ!!

驚きのあまり、西片は氷を落としてしまいました。

手を温める罰ゲーム

手を温める罰ゲーム・・・・・。

西片は恥ずかしくてたまりません。

西片
『べ・・・別のにしない?』

高木
『なんで?』

西片
『なんとなく・・・・・』

高木
『じゃあダメ』

西片
『・・・・・』

高木さんは、持っていた氷を捨てて、冷え切った手を西片の方に出します。

西片は恥ずかしがりながら高木さんの手を握ろうとしますが・・・・・

西片
『・・・・・はい』

高木
『ありがと』
『あったかいねー』

西片
『・・・・・』

また、高木さんにからかわれてしまった西片くんでした。

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