◆前回のあらすじ◆

ゴブリンたちを次々に倒していく冒険者たちにいらだったゴブリンロードは、ついに主力となるチャンピオンとホブを差し向けます。それをも迎え撃ち、次々に倒していくベテランの冒険者たち。強敵のチャンピオンは重戦士と女騎士の2人が対応。でかいだけのゴブリンというわけではなく戦いなれた強さは本物でした。2人がかりでも苦戦してしまいます。女騎士が作ったチャンピオンのスキ。苦戦しながらも、何とか2人でチャンピオンを倒すことに成功するのでした。

一方、ゴブリンロードが逃げた先で待ち構えていたゴブリンスレイヤー。強力な武器を使って襲い掛かってくるゴブリンロードと死闘を繰り広げます。まともに闘っては勝ち目が無いと悟ったゴブリンスレイヤーは捨て身でゴブリンロードに仕掛けます。盾を吹き飛ばされてしまうものの、ゴブリンスレイヤーはゴブリンロードの下腹に剣を突き刺します。

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◆ゴブリンスレイヤー◆

1巻1話2話3話4話
2巻5話6話7話8話9話
3巻10話11話12話13話14話15話
4巻16話・17話・18話・19話・20話・21話)

【最新】ゴブリンスレイヤー

◆キャラクター紹介◆

◆ゴブリンスレイヤー
家族をゴブリンに殺されてしまったことから、ゴブリンを倒すことを専門として一人で冒険者を続けきた。銀等級の冒険者。
◆女神官
冒険者になったばかりの15歳の少女。初めてのゴブリン討伐で殺されそうになった所を、ゴブリンスレイヤーに助けられる。以降、ゴブリンスレイヤーと共に行動する。新人の白磁級。

◆受付嬢
『冒険者ギルド』の受付を行っている。ゴブリンを優先して倒してくれるゴブリンスレイヤーをとても気に入っている。

◆槍使い
辺境最強と言われている。受付嬢が好きなのだが、ゴブリンスレイヤーにばかり笑顔を振りまくため、よくすねる。銀等級。
◆魔女
槍使いと共に冒険に行っている。銀等級。

◆エルフ ◆リザードマン ◆ドワーフ
魔神王に対抗するための使いっぱしりとして結成された異色の冒険者たち。3人とも銀等級。ゴブリンスレイヤーにゴブリン退治の依頼を行う。

ゴブリンロードの最後

ゴブリンスレイヤーの捨て身の剣での一撃が、ゴブリンロードの右腹に突き刺さります!

しかし・・・・・それは致命傷ではありませんでした。まだゴブリンロードには余裕があります。

ゴブリンロード
『ククク・・・この程度の傷・・・』
『幾度もこの身に受けてきたわ』

対して、ゴブリンスレイヤーの方は、もう剣も折れ、盾も砕けてしまいました。ゴブリンスレイヤー自身のダメージも大きく、立ち上がることもできません。

ゴブリンロードは斧で止めを刺そうとします。

ところが・・・・・ゴブリンロードは背後に何かがあることに気が付つきます。それは、透明な壁でした。

ゴブリンロード
『なんだコレは・・・・・』
『透明の・・・壁が・・・・・?』

その時、ゴブリンロードは正面に女がいることに気が付きます。相手が女であるためゴブリンロードは油断します。

その間に、女神官は『聖壁』の呪文を唱えます。

聖壁はもの凄い勢いでゴブリンロードに向かっていき、背後の壁と合わさってゴブリンロードを板挟み状態にしてしまいます。

ゴブリンロードは怒り狂い、近づいてきた女神官を威嚇します。

しかし、女神官はいたって冷静に、ゴブリンロードを見据えてきました。

これはやばいかもしれない・・・・・経験上、そう悟ったゴブリンロードは、急に命乞いを始めます。

泣きながら助けを求めるゴブリンロード。

しかし、それはゴブリンロードの作戦でした。このように哀れな姿を見せて謝れば、女なら許して見逃してくれることを経験上知っていたのです。

こうやって、過去多くの女を騙して倒してきたのでした。

しかし、その場にはゴブリンスレイヤーがいました。傷ついた体に鞭を打ち立ち上がります。

ゴブリンスレイヤー
『させるものかよ』
『ロード? バカバカしい』
『お前はゴブリンだ』
『ただの薄汚いゴブリンにすぎん・・・・・』

そう言って、ゴブリンスレイヤーは聖壁に挟まって動けなくなっているゴブリンロードの首に剣を突き刺し、止めをさすのでした。


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勝利の宴

ゴブリンたちを全滅させ、完全勝利を収めた冒険者たちは街に戻り、皆で勝利の宴を始めます。

エルフ
『牧場と、街と、冒険者と』
『それからいつもゴブリンゴブリン言ってるあの変なのに!』

『かんぱーい!!』

隅の方で、ゴブリンスレイヤーと女神官、幼馴染の3人が静かに休んでいました。女神官は疲れてしまったのか、ウトウトと眠ってしまっています。

幼馴染
『よっぽど疲れちゃったんだろうね』
『女の子なんだから』
『あまり無理させちゃダメだよ?』

ゴブリンスレイヤー
『ああ』

幼馴染
『・・・ありがとうね』

ゴブリンスレイヤー
『何がだ』

幼馴染
『助けてくれて』

ゴブリンスレイヤー
『・・・俺は何もしていない』

そういうゴブリンスレイヤーは、幼馴染に自分の今後の事について話をします。

ゴブリンスレイヤー
『まだ結論は出ていないんだが・・・』
『少しまとまって来た』

幼馴染
『なれるよ、きっと』

そう言って、幼馴染はその場を離れ、また冒険者たちにお礼を言いに行きました。

みんな、助けてくれる

目を覚ました女神官は、ゴブリンスレイヤーに疑問に思っていたことを尋ねます。

ゴブリン退治を冒険者たちに依頼するのではなく頭を下げて頼んだことがどうしても不思議であったため、その理由が知りたかったのです。

自分が幼いころゴブリンに姉を襲われて殺されてしまった時に誰も助けに来ることはありませんでした。そのことがあったため、『運任せ』で皆に頭を下げて頼んだと言うのです。

女神官
『それ、違いますよ』
『わたしはあなたに助けてくれって言われたら助けますもん』
『わたしだけじゃなくって』
『この町にいる冒険者さんみんな、みんな』
『次も、その次もこれからずっと』
『助けてほしいって言ったら助けてくれます』
『だから・・・・・』

ゴブリンスレイヤー
『そうか』

女神官
『はい!』

少し考えて、女神官はゴブリンスレイヤーにお願い事を言ってみます。

『・・・・・わたしも、報酬良いですか?』

ゴブリンスレイヤー
『なんだ』

女神官
『・・・っ、兜、脱いで見せてください』

そう言われ、兜を脱いで素顔を見せるゴブリンスレイヤー。

女神官
『その方がカッコよいと思いますよ』

ゴブリンスレイヤー
『そうか』

ゴブリンスレイヤーが兜を脱いだことに気が付いたエルフ。

エルフ
『あーーーーーっ!!』
『オルクボルグが兜外してるー!!』

それを聞いた冒険者たちはいっせいにゴブリンスレイヤーの周りに集まります。

自分の周りに集まる冒険者たちの顔を見て、ゴブリンスレイヤーは先ほど女神官が言っていた言葉を思い返します。

女神官
(だから運なんかじゃないですよ、絶対)

その時の女神官の笑顔を思い出し、ゴブリンスレイヤーもかすかに笑みを浮かべます。

ゴブリンスレイヤー
『そうだと良いな』

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