◆前回のあらすじ◆

青一の過去の出来事を知ることになった残花は、代わりとして自分の過去を青一に語り始めます。あの日は1932年の5月15日。内閣総理大臣の犬養毅が賊に襲われ銃撃されてしまったのです。そこで、残花少尉は双亡亭内部に逃げ込んだというしらせを聞き、隊員たちと共に犯人を追って双亡亭内部に内部に侵入します。

建物内部に入ってみると、そこには隊員一人づつの肖像画が壁に飾られていました。そして、さらに奥には絵描きの男が。彼は自分のことを坂巻泥努と名乗ります。残花はその人物を知っていました。自分の故郷で同じ小学校に行っていた友人だったのです。しかし、泥努はそのことを覚えていないかのような身振りです。残花は泥努に事件の事を話し屋敷の中を調査すると伝えると、泥努は残花にも肖像画を見せ、隊員を含め全員を肖像画の中へ引きづり込んでしまうのでした。

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◆双亡亭壊すべし◆

第5巻、発売中!

第1巻1話2話3話4話5話6話7話8話
第2巻9話10話11話12話13話14話15話16話17話18話
第3巻19話20話21話22話23話24話25話26話27話28話
第4巻29話30話31話32話33話34話35話36話37話38話
第5巻39話40話41話42話43話44話45話46話47話48話
第6巻49話50話51話52話53話54話55話56話57話58話
第7巻59話60話61話62話63話64話65話66話67話68話
第8巻69話70話71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話・78話)

最新『双亡亭壊すべし』

◆登場キャラクター◆

160518-s93 凧葉 務(たこはつとむ)
美大卒業後、絵本作家を目指している。双亡亭の隣にあるアパートに住んでいたが、双亡亭への空爆で破壊されてしまった。双亡亭の立地に関する知識があるため、強制的に政府へ協力させられることになる。
160518-s91 柘植 紅(つげくれない)
刀巫覡の巫女。親が離婚したため苗字は違うが、緑郎の姉。緑朗が青一についていってしまいショックを受けている。政府の双亡亭破壊計画にお祓い役として協力をお願いされる。
160518-s94 凧葉 青一(たこはせいいち)
45年前に行方不明になった飛行機に乗っていた少年。何故か姿は少年のままで飛行機とともに羽田空港に戻ってくる。体の一部をドリルにしてしまうという謎の力を持つ。緑郎とともに双亡亭へ向かっている最中、45年前の自分の家へたどり着く。
160518-s92 立木 緑朗(たちきろくろう)
双亡亭の敷地内へ引っ越してきた少年。双亡亭内で父親を殺されてしまう。双亡亭に復讐をはたすため、青一とともに双亡亭へ向かう。

絵の中に引きづり込まれる残花

泥努の描いた肖像画から無数の腕が伸びて来て残花を引きづり込もうとします。

泥努
『なぁに、たいしたことではないよ』
『お前はこの絵の中にただ行って』
『そして帰ってくるだけさ』

『前と違ったお前になってな・・・』
『ただ・・・ただ・・・それだけだよ・・・』

『ざんちゃあん・・・・・』

泥努は不敵な笑みを浮かべ、子供の頃の残花の愛称で呼びます。

そして、残花は絵の中へ引きづり込まれてしまいます。

幼いころの残花と由太郎(泥努)

気が付くと、残花は花畑の中に立っていました。そこは残花が幼いころ住んでいた岡山の故郷でした。

そして、そこには幼いころの自分と、幼いころの由太郎(泥努)がいました。

当時、残花は同じクラスの『ミっちゃん』という女の子が好きでした。

残花は由太郎にも好きな娘がいるのかと聞いてみたところ、由太郎は残花にも教えることはできないと言います。

由太郎
『こればっかりはざんちゃんにも言えないんじゃ・・・』
『ナイショのナイショのハナシでよ・・・』

由太郎としのぶ姉ちゃん

そこへ由太郎のお姉ちゃんがやってきます。芋をふかしたから帰っておいでと呼びに来たのです。

残花の家は代々軍人の家系で、由太郎の家は紡績工場を経営する土地の名士の長男。不思議と2人は馬があい、よく一緒に遊んでいました。

由太郎は絵を描くのがとても好きで、一緒に遊びに行く約束をしていて家に行っても、絵を描いている途中だといつも残花は待たされていたのです。

しのぶ姉ちゃん
『コメンなぁ、ざんちゃん』
『どれどれ姉ちゃんにちいっと見せて』

由太郎
『うん』

それはクワガタの絵でした。

しのぶ姉ちゃん
『あらぁ上手、由太郎』
『よく観察しとるわぁ!』

『でも由太郎、よう見て』
『ここ、うっすら毛生えとるよ』
『そういう時はこんな具合に描くんじゃ・・・』

しのぶ姉ちゃんは由太郎以上に絵が上手で、高等小学校の図画でも金賞や特選をたくさんとっていました。

それから年月は流れ、残花も由太郎も高等小学校(現在の中学のこと)に。そのころになると残花は父親から剣術の指導が毎日行われており、由太郎と遊ぶこともだいぶ減ってきていました。

そんなある日、残花が剣術で痛めた体の傷を井戸の水で冷やしていると、由太郎の声が聞こえてきました。

しのぶ姉ちゃんが絵の勉強をするために東京へ行ってしまうと言うのです。

由太郎
『だからって東京の美術学校に行かんでもええじゃろうが!!』
『ここでも服部先生に習って・・・・・』

しのぶ姉ちゃん
『その服部先生に紹介状を書いていただいたんじゃ・・・』
『姉ちゃん・・・もっと絵が上手になりたいけん・・・』

由太郎
『ううううう・・・うわああん!』
『姉ちゃん~~行っちゃイヤじゃ~~~!!』

そう言って、しのぶ姉ちゃんに抱き着いて泣き出す由太郎。

そんな由太郎を隠れてみていた残花でしたが、その時の残花には何も言ってあげることはできませんでした。

そして・・・・・残花は今までずっと忘れていたことを思い出します。『この後』に起こった出来事を・・・・・・・

残花
『よっちゃん・・・・・』
『よっちゃん・・・何、やっとるんじゃあ・・・?』

由太郎
『何って・・・姉ちゃんを連れ戻したんじゃ』
『のう・・・ざんちゃん』
『しあわせそうじゃろう・・・・・』

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◆感想◆

泥努は何がしたいのか?

今のところ泥努のことで間違いなさそうなのは

・泥努が肖像画を描いている
・絵の中で侵略者に体を乗っ取られることを知っている
・泥努が総理大臣に絵を送っている

侵略者たちが地球を侵略したいというのはわかりますが、泥努がこのようなことをしている意味がまったくわかりません。はたしてこんなことをやることにどういった意味があるというのか?

今回、泥努の過去が明らかになってきていますので、次回辺りにその理由がわかってくるのかもしれませんね。

修羅場すぎて困る

つまり、姉ちゃんのことが好きすぎて、東京に行ってしまうのが嫌で、殺してしまったと?

やった本人ではなく、見ていた残花の方が強烈なトラウマになってしまって、記憶が飛んでしまっていたという事なんでしょうね。

泥努の年表を確認

泥努に関しての年表をまとめてみますと

・1904年( 0歳)泥努が生まれる
・1916年(12歳)姉ちゃんを殺してしまう?
・1923年(19歳)関東大震災で言動がおかしくなる
・1925年(21歳)双亡亭の建築開始
・1932年(28歳)残花が双亡亭内部へ
・1935年(31歳)双亡亭が完成

前回、残花の発言の
・泥努とは小学生まで一緒だった
・もう10年もあっていなかった
ということで、残花の年齢は22歳くらいだと考えていましたが、違いましたね。

『泥努と残花は関東大震災の直前くらいまでは岡山にいた』ということになるかなと思います。それから、泥努は絵描きの勉強のために18歳で上京。しかし、19歳で関東大震災に遭遇してしまうという流れになってくるものと思われます。

今回の話から察するに、泥努は12歳くらいから精神的にやばくて、東京にやって来て『侵略者』たちと何らかの接触があり、それからどんどんとおかしくなっていったってことなのかもしれませんね。

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ダンジョン飯ボルトBORUTOゴブリンスレイヤーハイスコアガール薬屋のひとりごと大正処女御伽話カードキャプターさくら クリアカード編

◆あらすじ紹介◆

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大正処女御伽話ダンジョン飯ダンジョン飯恋は雨上がりのように