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シオの旅立ち

・シオは『司書試験』に合格した
・村を出て旅立つことに

前回、合格か否かの封筒が届いたところで終わりましたが、無事合格できたようです。シオはアムン村から旅立つことになります。おそらく、試験があった『アフツァック』に向かうのだと思います。

村の人たちはシオが司書に合格したことの喜びよりも、シオがいなくなってしまうことの寂しさの方が大きいようです。最初のころは『イジメられキャラ』だったのですが、一生懸命頑張った結果が現在なのでしょう。

そんな別れの場に『サキヤちゃん』は来ていませんでした。

サキヤちゃんとの別れ

・小さいころお父さんが『図書館』をつくった
・女は学校に行ってないため、サキヤは友達を作れなかった
・シオが本を読みたがっていたことがきっかけで2人は仲良くなった

・シオと別れたくないサキヤは別の場所にいた
・別れの決心をつけシオの元へ

サキヤちゃんはどこか草原のような場所に寝転がっていました。別れを告げるのが辛いのでしょう。サキヤちゃんは昔のことを思い出します。

お父さんが『図書館』をつくりました。サキヤちゃんは本を読むのが好きだったのでしょう。大喜びです。しかし、誰も来ません。皆、本には興味が無いようです。サキヤちゃんは女であるため学校にも行っていないため本に興味を持つ友達ができません。

そんな時に出会ったのが『シオ』でした。大好きな本を一緒に楽しめる大切な友達だったのでしょう。

サキヤちゃんはずっとシオに村にいてほしいと考えていました。しかし、司書に合格して村を出て行ってしまいます。それはとても寂しいことですが、シオはこんな小さな村にいていい存在ではないということも十分わかっています。シオのそばにいつもいて一番成長を見守ってきたのはサキヤちゃんでしょうからね。

サキヤちゃんは心の整理をつけ、別れを告げるためククオ(一角獣)にのりシオの元へと向かいます。

サキヤ
『シオ! ずっと応援してるから!!』
『この先誰と出会っても!』
『世界で一番!!』
『私がシオを応援してるから!!』

その言葉を聞いて、シオは旅立っていきました。

サキヤちゃんが言っていた『この先誰と出会っても!』という言葉が気になります。

司書になったシオはほとんど村に戻ってくることは無いでしょう。そうなりますと、次会えるのは数年後と言ったところでしょうか。サキヤちゃんとしては『自分は別の誰かと結婚するだろう』ということを悟ったうえでの別れの言葉だったのかもしれません。

大好きだった幼馴染との寂しい別れでした。

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待ち合わせの場所

・最後の待ち合わせ場所までついてきた『親方』と『お姉ちゃん』とお別れ
・待ち合わせ場所にやってきた『ドラゴン』と共に旅立つ

『迎え』との待ち合わせ場所は村から少し離れた場所でした。そこまでついてきたのは『親方』と『お姉ちゃん』。この2人がシオにとって最も重要な存在だったと言うことでしょう。

親方は若いころ『学者』を目指していました。挫折して村で大工をするようになったようですね。どうりで色々な知識を持っていたわけですね。そしてシオが司書を目指し合格したわけですから親方としても自分のことのようにうれしいかったようです。これからシオがどう成長していくのかも楽しみです。

お姉さんはシオにとって母親代わりとなって苦労して育ててくれました。シオにとっては誰よりも大事な肉親です。お姉ちゃんとの別れがつらくて涙が止まりません。

お姉ちゃんは20歳代後半ってところでしょうか。働きづめだったのが原因なのか、結婚していないようです。この後、いい人が現れるといいのですが。そして、シオとは決定的に肌の色が違うんですよね、本当に姉弟かな? 両親のこともわかっていませんし。シオの両親の話も気になるところです。

『親方』と『お姉ちゃん』と別れ、待ち合わせ場所にやってきたのは『ドラゴン』でした。シオは『セラーノ族』と言ってます。人間の言葉も喋れるようですし、姿はドラゴンでも人間の一種ということなのかもしれません。

羽根を持つドラゴンの背に乗って、シオは旅立っていきました。ここで『第一章-完-』とのこと。

個人的には、次回は『司書になるための学校編』が始まるのだろうなと思っています。しばらくは勉強して、それぞれの特性を生かした場所に配属されるのではと。

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