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【大正処女御伽話】第16話美鳥と夕月【ネタバレ感想】

2016/08/05

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◆前回のあらすじ◆

ユヅは女学校時代の親友である美鳥(みどり)と文通のやりとりをしていました。その美鳥が妊娠、結婚し、さらに九州へ引っ越すことになりました。手紙にはもう二度と会えなくなるかもしれないから最後に二人で東京で会いたいと書かれてあります。

ユヅは珠彦の許しを得て、一人東京へ行くことになります。ただ、珠彦を一人残して逝くのは心配であるため、リョウに面倒を見てもらえるようユヅは頼むのでした。

◆大正処女御伽話◆

1巻相当
2巻相当(・・・・15話16話
3巻相当(17話18,19話20話21話・22話)

最新『大正処女御伽話』

◆登場キャラクター◆

160605-t92 志磨 珠彦(しま たまひこ)
お金持ちのお坊ちゃん。交通事故で母親と右腕の自由を失う。父親は息子を死んだものと扱い、千葉の田舎の別荘に追いやられてしまう。父親は珠彦の面倒を見させるため、お金で買ってきた『夕月』という少女を将来の嫁としてあてがう。
160605-t91 夕月(ゆづき)
借金のかたとして売られた少女。珠彦の嫁として志摩家に買われる。天真爛漫な性格で、料理など家事全般をこなしつつ、手の不自由な珠彦の面倒を見る。
160605-t93 志磨 珠子(しま たまこ)
夕月より2つ年下の珠彦の妹。頭は良いが性格がきつく、誰にでも悪態をつくとろこがある。本当は寂しがりや。神戸で医者を目指すため勉強している。
160605-t94 綾(りょう)
村に住む珠彦と同い年の少女。家が貧しく色々と悪いことをやらされることもある。弟や妹たちにはとても優しい良いお姉ちゃん。




東京で美鳥と久しぶりの再会

待ち合わせの場所で一人待つユヅ。

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『夕月さあーん』

それはとても懐かしい美鳥さんの声でした。

お互い目を潤ませて再会を喜びます。

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妊娠と結婚のお祝いを言うユヅ。

そして二人はまた再会の喜びから、抱きしめあい泣き出します。

茶屋で近況を話すユヅと美鳥

美鳥はわざわざ東京まで呼んでしまったことを謝ります。本当は自分が千葉まで行くべきだったと。

ユヅは身重の体で無理してはダメだと言います。

美鳥さんは結婚前に妊娠してしまったことを深く反省しています。両親と親戚にもこってりと絞られてしまったと。

しかし、彼はそのことを両親や親戚に土下座して回り、必ず美鳥とお腹の子は幸せにすると誓ってくれたのでした。

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話をして恥ずかしさを感じてしまう美鳥は、ユヅに珠彦さんのことを聞いて話を変えます。

ユヅは大事にしてもらっていると答え、珠彦からと『安産祈願のお守り』を美鳥に渡します。

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お互い、良い旦那さんに巡り合えたことを報告しあえる、とても幸せな時間でした。

美鳥が住んでいるアパート

美鳥は自分が住んでいるアパートにユヅを案内します。今日、ユヅに泊まってもらう場所です。

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一軒家が当たり前のこの時代、アパートはとても珍しいものでした。

日本初のアパートは、この時より13年前の明治43年(西暦1910年)に上野に建てられ、人口集中の為、東京で次々と建てられることになります。

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身重の美鳥に代わって料理をするユヅ。二人はまるで女学生時代に戻ったかのように楽しい時間を過ごしました。




二人、布団の中に入って

夜、二人は布団を並べて横になります。女学生時代、こうして一緒に寝ていたことを思い出す二人。

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美鳥さんは、もしユヅから珠彦に対しての愚痴や泣き言を聞かされたなら、九州に連れて行ってしまおうと思っていました。

しかし、出てくるのは惚気(のろけ)ばかり。自分の出る幕ではないことを悟り、安心しています。

『夕月さんはまだ結婚しないの?』と聞いてくる美鳥に、ユヅは『珠彦様がお心を決められたら・・・』と答えます。決心しなかったら、と聞く美鳥に、それでもずっとお側にいると答えるユヅ。

しかし、そうなってしまうと子供が産めません。ユヅは珠彦が結婚の決心をしてくれるのを待っているのです。

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二人はそれからも色々な話をします。聞きたいこと、話したいことが山のようにあるんです。

二人の話声は夜遅くまで続きました。

お別れの時が迫る朝

朝方までおしゃべりしていた二人は眠そうです。楽しい時間はもうすぐ終わりを告げてしまいます。

『夕月さん、私ね・・・』
『幸せそうなアナタをこの目で見れて・・・』
『本当に良かった・・・』
『これで何も思いン超すことなくお嫁にいけるわ』

そういう美鳥さんは目に涙をためています。ユヅも泣いてしまいそうです。

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『ねぇ、このままお互い離れても』
『幸せで暮らしてるのがわかることって』
『本当に素敵なことね』

そういう美鳥に、ユズは元気に答えます。

『はいっ』
『生涯の親友の幸せは』
『私の幸せ!ですものね』

そう言って、二人、仲良く腕を組みます。

もうすぐ別れの時間ですが、別れの寂しさを吹き飛ばすかの如く、二人は楽しい時間を過ごします。

リョウの家で世話になっている珠彦、そして・・・・・

ユヅがいないため、リョウの家で世話になっている珠彦。

珠彦はユヅの弟2人に勉強を教えています。

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お昼、夕食の時間です。

リョウは『今日、ユヅが帰ってくるね』と珠彦をからかいます。

実際、ユヅが東京に行ってしまって、珠彦はユヅのことばかり考えていました。リョウから見てもそれは歴然です。

珠彦にとっては1日2日と言えど、ユヅがいないのはとても寂しいものでした。そのユヅが夕刻までには帰ってきます。

また、ユヅを東京へ送り出すときに『家に帰ったらいくらでもしてやるから』などと接吻(せっぷん=キス)の約束までしてしまっています。

珠彦は照れながら、そしてソワソワしながら『駅に迎えに行ってやるか』などと考えつつ、ユヅの帰りを待ちわびています。

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そんな幸せな昼食時に起こったのが・・・・・あの『関東大震災』です。




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