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【大正処女御伽話】第15話美鳥と逢うため東京へ【ネタバレ感想】

2016/08/05

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◆前回のあらすじ◆

以前、リョウの弟3人に勉強を教えてあげた珠彦。3人はまた勉強を教えてほしいと家までやってきます。珠彦の教え方がうまいということで、村の子供たちも来るようになり、珠彦は皆に勉強を教えるようになりました。

春、尋常(小学校)を卒業と同時に東京へ奉公に行くことになったリョウの弟の綾太郎。大好きな姉のリョウと離れたくはないと泣きますが、家族みんなの幸せのために、東京へ旅立つのでした。

◆大正処女御伽話◆

1巻相当
2巻相当(・・・・15話16話
3巻相当(17話18,19話20話21話・22話)

最新『大正処女御伽話』

◆登場キャラクター◆

160605-t92 志磨 珠彦(しま たまひこ)
お金持ちのお坊ちゃん。交通事故で母親と右腕の自由を失う。父親は息子を死んだものと扱い、千葉の田舎の別荘に追いやられてしまう。父親は珠彦の面倒を見させるため、お金で買ってきた『夕月』という少女を将来の嫁としてあてがう。
160605-t91 夕月(ゆづき)
借金のかたとして売られた少女。珠彦の嫁として志摩家に買われる。天真爛漫な性格で、料理など家事全般をこなしつつ、手の不自由な珠彦の面倒を見る。
160605-t93 志磨 珠子(しま たまこ)
夕月より2つ年下の珠彦の妹。頭は良いが性格がきつく、誰にでも悪態をつくとろこがある。本当は寂しがりや。神戸で医者を目指すため勉強している。
160605-t94 綾(りょう)
村に住む珠彦と同い年の少女。家が貧しく色々と悪いことをやらされることもある。弟や妹たちにはとても優しい良いお姉ちゃん。




進学希望の手紙を父親に送る珠彦

大正12年、初夏。

自分の部屋で珠彦は大きく息を吸い込み、父親あての手紙を書き始めました。

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お父上様へ
私は父上様に云われ
死人のごとく暮らし候(さふら)へども
今少し学問致したく
この書、認(したた)むる次第に候(さふらふ)

学問とて決して高尚なる
哲理などを学んで
机上の空論にふける
理屈屋にならうと申すには
これなく候(さふらふ)

今の世の中
何の実務に就くにも
わづかに中学中退と云うのみにては
とても力乏しく候(さふらふ)て

萬(よろづ)に事かき候(さふらう)かと
思えは誠(まこと)に心細く候(さふらふ)
故に御座候(さふらふ)

必ず御返事下されたく候(さふらふ)
頓首(とんしゅ) 珠彦

学校へ行く許可をもらうための手紙です。父親は世間的には珠彦が死んでしまっていることにしてしまっています。珠彦は少し不安です。

しかし、ユヅを幸せにできる男になるにはまずここからだと強い決心の元、手紙を出すことにしました。

女学校時代のユヅの親友『美鳥さん』

父親あての手紙を送るため、珠彦はユヅに封筒の場所を聞きに行きます。

すると、ユヅは目をキラキラさせて手紙を読んでいました。

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珠彦はすぐに、ユヅの女学校時代の親友『美鳥さん』からの手紙だとわかりました。ユヅはいつも美鳥さんからの手紙が来ると目をキラキラさせて嬉しそうに読んでいるからです。

美鳥さん、妊娠して結婚することに

『ええっ!!』

ユヅは手紙を読み、あまりの事態に驚きます。

なんと、美鳥さんは赤ちゃんができたから結婚すると言ってきたのです。

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今年の初めにお付き合いしている人がいると手紙に書いてあったのですが、どうやら順序が違ってしまったようです。しかし、おめでたいことには変わりないですねとユヅは切り替えます。

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美鳥さんは女学校に入学した時からずっと一緒の大親友です。

早速、お祝いの手紙を書くことにしました。

美鳥さんが旦那の故郷の九州へ行くことに

ユヅの手紙と珠彦の手紙、両方送り、そして月日は流れました。

郵便屋さんから手紙が届き、珠彦が受け取ります。珠彦の父親からの返事はまだですが、美鳥さんからの手紙が届いていました。

珠彦はユヅに美鳥さんからの手紙を渡します。

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それは、ユヅにとって悲しい内容でした。

美鳥さんの旦那さんの故郷が九州であり、九州へ引っ越すことになったのです。千葉と九州ではかなりの距離になってしまいます。九州に行ったらもう二度と会えなくなるかもしれないから最後に二人で会いたい・・・・・という内容でした。

珠彦は会いに行くように勧めます。

しかし、ユヅは珠彦を一人置いていくのは心配です。

それでも、珠彦はユヅに会いに行くよう強く勧めます。

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ユヅがここに来る前は一週間も一人で生活していたし、一日二日くらい大丈夫だよと珠彦は言うのでした。

神社で安産のお守りを買う

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珠彦のもとへ勉強をしに来る村の子供から教えてもらった村のはずれの神社です。何やらこの神社は安産の神様も御座るとかでお守りを買っていくことにしました。

お参りした後、ユヅは珠彦に言います。

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『私たちに赤ちゃんが出来た時も』
『お参りに来ましょうね』

そういうユヅに赤面してしまった珠彦は、逃げるようにお守りを買いに行きました。

珠彦からお守りを受け取ったユヅは言います。

『ありがとうございます』
『私・・・行ってきます!』
『これを美鳥さんにあげて』
『元気な赤ちゃんを産んでねって励ましてきます!』




ユズ、いよいよ東京へ出発の日

それから、出発までの間、ユヅはあわただしく準備を勧めました。

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そして、いよいよ出発の日です。

汽車に乗るため、二人は駅に来ていました。

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ユヅはそこで、珠彦の面倒をリョウにお願いしたことをつげます。珠彦はビックリです。

先日、リョウは珠彦の浮気相手であるとユヅに嘘をつき、ユヅは悲しい思いをさせられました。だから、珠彦としてもユヅがリョウにそういったことをお願いするのは意外だったのです。

ユヅに言わせれば、リョウも意外だとビックリしていたとのことでした。

リョウに頼んだ時のいきさつ

ユヅがリョウの元へ『珠彦の面倒を見てほしい』と頼みに行くと、リョウもちょっと呆れ気味でした。

先日、嘘をついて意地悪して、ユヅも涙目だったからです。リョウはユヅは自分のことが嫌いだと考えていました。

しかし、ユヅは嫌いではないと言います。

実はユヅが生まれる前、ユヅにはお姉さんがいました。ところが、ネズミに噛まれてしまい、病でなくなってしまったのです。

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先日、弟たちに優しくしているリョウをみていて、何だか自分のお姉さんであるかのような温かさを感じていました。何より、謝ってくれているので、もう気にしていません。

リョウはユヅに『お人良し!』と言います。

そして、東京に行った綾太郎もお世話になったからということで、珠彦の面倒を見てあげることにしました。

珠彦とユヅ、しばしのお別れ

いきさつを説明したユヅ。珠彦にとって、ユヅにお姉さんがいたという話は初耳でした。

そして、東京行きの記者が間もなく発車です。

ユヅは珠彦の手を握ります。いつも一緒にいた珠彦と一日二日の別れとはいえ、とても寂しく感じています。

ユヅは珠彦の名を呼び、眼をつむります。

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珠彦は慌てます。駅の、周りに人がいるような場所で・・・と慌てふためきます。

ユヅも冷静になり、『わ、忘れてください。今のは無しです。』そういって、顔を赤らめます。

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そんなユヅに珠彦は

『家に帰ってきたら・・・』
『いくらでもしてやるから・・・』

そういって送り出してあげました。




-大正処女御伽話

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