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【大正処女御伽話】第22話:確志の瞳【ネタバレ感想】

2016/09/05

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◆大正処女御伽話◆

1巻
2巻(・・・・15話16話
3巻(17話18,19話20話21話22話
4巻(23話)

最新『大正処女御伽話』

◆登場キャラクター◆

160605-t92 志磨 珠彦(しま たまひこ)
お金持ちのお坊ちゃん。交通事故で母親と右腕の自由を失う。父親は息子を死んだものと扱い、千葉の田舎の別荘に追いやられてしまう。父親は珠彦の面倒を見させるため、お金で買ってきた『夕月』という少女を将来の嫁としてあてがう。
160605-t91 夕月(ゆづき)
借金のかたとして売られた少女。珠彦の嫁として志摩家に買われる。天真爛漫な性格で、料理など家事全般をこなしつつ、手の不自由な珠彦の面倒を見る。
160605-t93 志磨 珠子(しま たまこ)
夕月より2つ年下の珠彦の妹。頭は良いが性格がきつく、誰にでも悪態をつくとろこがある。本当は寂しがりや。神戸で医者を目指すため勉強している。
160605-t94 綾(りょう)
村に住む珠彦と同い年の少女。家が貧しく色々と悪いことをやらされることもある。弟や妹たちにはとても優しい良いお姉ちゃん。




意識を取り戻したユヅ

意識を失った状態で診療所(東京駅)に運び込まれていたユヅでしたが、やっと意識を取り戻します。

そして、今、どういう状況なのか、何故自分がここにいるのかを理解するのでした。

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ユヅ、珠彦に甘える

意識を回復したユヅの様子をみにきた叔父の珠介。

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一緒についてきた珠子もまた、ユヅの元気そうな姿を見て安心するのでした。

看護婦さんが用意してくれたユヅのための『おかゆ』。

それを受け取った珠彦は、ユヅに『おかゆをたべるかい?』と聞きます。

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食べさせてもらえるものだと思ったユヅは、ひな鳥のように口を大きく開けて待ち構えまえます。

固まってしまう珠彦。

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ちゅうちょする珠彦でしたが、ユヅのため、恥ずかしがりながらも食べさせてあげます。

震災以降、まともな食事をとれていなかったユヅにとっては、とても温かみのある幸せな時間となりました。

父親の来訪

そこへ、突如お客がやってきます。

珠彦、珠子の父親であり、叔父の兄にあたる人物です。

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父親がここに来た理由は、自分の弟(曲直部)に、治療してほしい人物がいるからです。

息子の珠樹が震災で重傷を負ってしまっていたのでした。

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珠彦・珠子の姉『珠代』

珠代は珠彦と珠子に声をかけます。数年ぶりの再会です。

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珠代は、ユヅの怪我を心配し近寄っていきます。

しかし、珠彦はユヅを珠代に触らせるのを拒みます。

『いやあねぇ』
『何もしないわよ~』
『今はね♥』

『珠彦は強くなった』

父親は東京に来ている珠彦を見て不満に感じます。千葉の別荘で死人でいるように申し付けていたからです。

『まだそんなことを云っているのですか』

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叔父は兄(珠彦の父親)に、優秀な医者の紹介状を渡します。仕方がないため、兄はそれで引き下がることにしました。

優秀な叔父に見てもらえないことで、兄を憐れむ珠代。しかし、その憐れみ方は一般的には常軌を逸しているものでした。

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こうして、突如現れた嵐のような2人は、東京駅の診療所を去っていきました。

美鳥さんとのお別れ

9月1日の震災から2日後の9月3日。鉄道大臣は『東京周辺~震災地間』の列車は全て無料と通告しました。震災で無一文になってしまったとしても故郷に帰れるようにするための処置です。

9月6日。上野の産院の方にいた美鳥さんが、旦那さんと一緒にユヅの元へやってきました。

美鳥さんから告げられるユヅが怪我をしてしまった真相。

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頭を打ってしまったショックからか、ユヅはそのことを覚えていませんでした。

美鳥さんと旦那はユヅに助けてもらったお礼を言います。

そして、このまま九州へ帰ることを告げます。

いよいよ別れの時です。

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九州に行ってしまっては、もういつ会えるかもわかりません。

寂しい思いを胸に、ユヅは汽車に乗った美鳥さんを見送るのでした。

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被災地でのお手伝い

体調が回復したユヅは、助けてもらったお礼もかねて、叔父さんの仕事のお手伝いをすることにしました。

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珠彦は珠彦で、託児所に集まっている子供たちに勉強を教えてあげるのでした。

『国民をすくはん道も近きより』
『おし及ばさん遠きさかひに』

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『何事をなすにも、まず手近な所から』
『次第に遠く及ぼさねばならぬよう』

『人々を助けるには、まず家族』
『身近な人々から』
『及ぼしていかねばならない』

『それがやがて』
『国を、民を、助けることになる』

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千葉への帰宅

他の医者と交代ということで、叔父の東京での医療活動もいよいよ終了となります。

叔父は、珠彦とユヅに自分の元へ来ないかと持ち掛けます。

しかし、珠彦はそれを断り、千葉へ帰ることをつげます。

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リョウはもう少し、綾太郎のそばで手伝いをすることにしました。

想いを伝えるユヅと珠彦

汽車に乗って、やっと千葉に戻ることができる珠彦とユヅ。

二人はあらためて、無事に戻れることを喜び合います。

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『ユヅが無事で本当に良かった』

そう微笑む珠彦の顔を見て、ユヅは今まで積もりに積もった珠彦への想いを打ち明けます。

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ユヅの気持ちを聞いた珠彦は、とても嬉しく思います。

『初恋という純潔な愛を向けて貰えて』
『僕は幸せだよ』
『世間が何と言おうと僕は』
『ユヅは清らかな処女(おとめ)だと思う』

そして、珠彦もまたユヅに、マフラーと手紙のお礼を言います。

これがあったからこそ、自分は前に進むことができたのだと。

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右腕が不自由になり、絶望し引きこもってしまった珠彦でしたが、今では人のために生きられる人間になりたいと考えるようになりました。

そして、それを為すには、まずは身近にいる者を大切にしなければいけない・・・と学んだことを口実に、珠彦はユヅとの約束を成し遂げるのでした。

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父親の深謀遠慮

志摩家の社長室。

秘書は、震災で重傷を患っている珠樹の部屋で、隠されてあった社長あての手紙を見つけます。

それは、珠彦から父(社長)に宛てられた手紙でした。

珠彦の手紙を読んだ父は、一考します。

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死んだことにしていた息子の珠彦でしたが、先のことを見越し、べつの使い道を検討するのでした。




◆感想◆

今回はまた、色々な内容がてんこ盛りでしたね。

一つずつ、感想を語ってみようと思います。

綾太郎が生きていた!?

このシーンを見て『ああ・・・綾太郎は死んでしまったのかぁ・・・』と思いました。

綾太郎は死んでしまったけど、それを今はまだ隠し、さも生きているかのように演じるリョウ・・・・・みたいな感じなのかなぁと。

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しかし、その後、何事もなかったかのごとく綾太郎が登場するんですよねぇ。気のせいでした!

リョウが珠彦に想いを巡らせていたものの、2人を見て、それを吹っ切った! 的なアレを作者的には表現したのかもしれませんね。

珠彦の叔父『曲直部珠介』は医者として優秀

父親は今回、弟である曲直部の医者としての能力を頼って、わざわざ被災している東京までやってきました。

ここまでするということは、代わりが利かないほど叔父は優秀な医者であるということなんでしょうね。代わりの医者を紹介されてますけど。

東京近辺で、超金持ちがこれほどまでに信頼を寄せているということは、日本国内では屈指の医者であるということなのかもしれません。

作者の入院

今回、『アレッ?』って思ったのが『手書きのままの部分がある』ってところですね。

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ツイッターを見ている方ならご存じだとは思いますが、実は作者の桐丘さなさんは8月に入院していました。

8月8日に入院し、退院したのが8月19日です。休載でも良かったのではと思いましたが、作者さんはファンのために必死に描き上げて下さったみたいですよ。

作者さんに、応援のお便り、メッセージを送りましょう!

珠彦の兄『珠樹』は悪人?

震災でかなりの重傷を負ってしまった珠彦の兄『珠樹』。

ユヅは心配するのですが・・・・・珠彦は、何だか生返事です。

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かなりの人物であると思われます(悪い意味で)

となりますと、100%間違いなく余裕で助かると思われます。そして、珠彦の前に立ちふさがることになるでしょう、絶対!

遅れてやってくる魔王だと予想してみます。

ツンデレではなくデレデレになりつつある珠子

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もはやツンな要素もなくなり、完全なるお兄ちゃんっ子になりつつある珠子です。

ツイッターの方で作者様の方からこのような問題が出題されています。

珠彦が手を握っているのがユヅ。

珠彦の顔をつっ突いているのが、気持ちを隠しているリョウ。

袖を握っているのが、最近デレデレの珠子ってところではないでしょうか。

いつのまにかハーレムポジションにいる珠彦ですね。

ラブラブすぎるのは嵐の前兆!?

今月はあまりにもラブラブ回すぎるのではないでしょうか。

今まで辛い話が続いてきたからということでご褒美なのか? それとも、これから『志摩家の人々』による波状攻撃が始まる前兆と考えるべきなのか?

どちらにしても、今まで大変だっただけに、これからしばらくは珠彦とユヅによるホノボノ回が続いてほしいなぁと思ってしまいますねぇ。

珠子は電車の中で寝ていた・・・・・?

電車の中で珠彦とユヅのラブラブを見せつけられてしまった珠子。

どうやら珠彦とユヅは、珠子が寝ていると思っていたようですね。

そもそも、なぜ珠子がついてきているのか? やっぱりしばらく休みをもらったってことなんでしょうねぇ。

深謀遠慮とは?

小難しい言葉が出てきました。

辞書にて調べますと

『深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。』

ということでした。

遠い先までみとおしているということは、この作品、まだまだ続くってことなのでしょうかねぇ。嬉しい限りです。

このまま行くと、大正終わっちゃわないかな?

高等学校の資料を集めるということは、珠彦は学校に行くことになるってことでしょうねぇ。

なるほど。男の学校生活ですか。なるほど。

さすがにユヅも一緒にとはいかないでしょうね。学力に差がありそうです。

一番の問題は『年数』ではないでしょうか。

現在、大正12年9月です。

高等学校に行くとするなら、入学は大正13年4月。

卒業は・・・昭和2年3月になりますねぇ。
(昭和元年は12月25日~31日までしかない)

何だか、『ストーリー上、大正が終わったら完結させなければいけない』と作者が考えていそうで怖い。

この際、作品名変更していいので、どっしりと腰を据えたストーリーつくりを行ってほしいものです。

確か、過去に作品名が変わったものってありましたよね。

3年奇面組 → ハイスクール奇面組

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作品名かわっても、まったく問題は無いと思われます。




-大正処女御伽話

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