◆恋は雨上がりのように◆
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第17話:店長の事が知りたい
押し入れの中に隠れていたあきらでしたが、暑さのあまり飛び出してしまいます。脱水症状を起こしてしまったのです。
店長は麦茶を用意しますが、慌ててしまっていたため、アキラのシャツにこぼしてしまいます。
シミになってはいけないと、店長は急いで一人、コインランドリーへ向かいます。
アパートに残ったアキラは、息子の勇斗くんから、お父さんが『純文学』と言うジャンルが好きなことを聞きます。まだまだ店長の事で知らないことが多いことを自覚するアキラでした。
第18話:ハムスター人気
息子が持ってきたハムスターを飼うことになった店長。
そのことを知ったお店の皆はハムスターの事が気になって気になって仕方がありません。
今までになく、皆と親しい関係を築くことができた店長。自分に必要だったのはビジネス書ではなく、ハムスターだったのだと自覚するのでした。
第19話:アキラの暑い一日
夏休みの補習授業。
授業が終わって帰宅するアキラですが、運動場には陸上部のみんながいました。思わず隠れてしまいます。
バスの時刻表を見ると、次のバスまでかなりの時間があります。仕方がないので、歩くことにしました。
やっと駅について、自動販売機でジュースを購入。一息つきます。
バイト先のユイからメールが届きます。アキラは『今、向かっているよ』と返事。
第20話:ハルカとアキラの関係
アキラが中学2年生だったころの話。
一緒に陸上をやっていたハルカが転校することになってしまいます。しかし、二人とも志望校は同じ風見沢高校です。
1年半、離れ離れになってしまうけど、また高校で陸上をやろうと約束します。
そして・・・・・、ハルカとアキラは同じ高校で陸上を始めるのですが、アキラは足を怪我して陸上を引退してしまいます。
あれだけ親しかった二人ですが、アキラが陸上を離れてしまったことから、二人に微妙なズレが生じてしまいました。
補習が終わり、アキラは帰りのバスを待ちます。
アキラが欲しがっていたガチャガチャのグッズ。代わりに入手していたハルカは、アキラにプレゼントします。
グッズと一緒に入れられていたハルカからアキラへの手紙。
(私たちの友情は)
(陸上だけじゃなかったよね!)
(ハルカ)
ずっと一緒にいると思っていたアキラが、何だか遠くに行ってしまったような気がするハルカでした。
第21話:店長と羅生門
アキラは補習でできなかった問題を、バイト先に持ち込んで考えます。
羅生門に関する問題を考えていると聞いて驚く店長。店長はそういった小説が大好きなのでした。
第22話:図書館
店長が本好きということをしったアキラは図書館へやってきます。
すると、図書館には店長がいました。何やら熱心に本を読んでいます。
アキラは店長に声をかけ、おススメの本を聞いてみます。
そこで店長は一冊の本に出合います。
『波の窓辺(九条ちひろ)』
店長はその本を、神妙な面持ちで借りるのでした。
第23話:君が俺の何を知っているの
控室でパソコンを打っている店長。
あきらは、先日かりた『ぼっちゃん』のことを店長にはなします。店長はとても楽しそうに受け答えしてくれます。
店長が借りた方の本は、店長の友人が書いた小説でした。
アキラ
『すごいですね!』
『友達にそんな人がいるなんて!』
店長
『すごいのは本を書いた友人だよ』
『僕は何もしちゃいないさ』
アキラ
『でも、本たくさん読んでるし・・・』
店長
『ハハハ、本読んでる奴なんて』
『この世にごまんといるよ』
アキラ
『先生みたいに説明もできるくらい・・・』
『詳しいし・・・店長だって・・・店長だって・・・』
それは、アキラにとって思いがけない言葉でした。
第24話:店長の風邪と台風
台風の影響で大荒れのその日。
店長は風邪を引いてしまって休みでした。
昨日、理由はわからないものの、突き放されるようなことを店長に言われてしまったアキラは、店長の事が気になって仕方がありません。
アキラはバイトが終わった後、強風の中、店長のアパートへやってきます。
病気で寝込んでいた店長。
外が大荒れであるため、そのままアキラを家の中へ入れることにします。
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