舞台はアイスランドで、主人公は日本人の『御山慧(みやまけい)17歳』。読んだ感じ『超能力者の探偵物語』と言うことになるのでしょうかねぇ。不思議な能力を持っている主人公ケイは『車や電化製品の声が聞こえる』という謎めいた能力を持っています。

なお、日本に2つ年下の弟がいるのですが、極秘でアイスランドにやってきた日本の警察から『弟が人を殺した』と言われます。ケイは信じませんが、果たして真相は・・・・・!?

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◆北北西に曇と往け

第1巻:ミチタカは殺人犯!?
第2巻:清のアイスランド観光
第3巻:フレイヤを探すシグルーン
第4巻:ミチタカが失踪

最新『北北西に曇と往け』

北北西に曇と往けの『登場人物』

◆御山慧(みやまけい)17歳

両親が亡くなり、祖父と共にスコットランドに住んでいます。高校は中退。探偵のような仕事でお金を稼いでいます。『車や電化製品などの声が聞こえる』という特殊能力があり、そういったものから情報を入手することで探偵課業が成り立っているようです。

◆ジャック

ケイの祖父。60歳くらい? 女好きで色々な女性を口説いているようですが、第一巻で女性と知り合って以降、別の女性に声をかけたりしていません。二股はしないタイプなのでしょう。ケイ同様に不思議な能力があり『生き物の声が聞く』ことができます。

◆御山三知嵩(みやまみちたか)15歳

ケイの弟。叔父夫婦と共に日本に住んでいます。しかし、叔父夫婦が亡くなってしまって、一人でケイを探すためにアイスランドに向かいました。証拠はないもののとある刑事から『叔父夫婦を事故に見せかけて殺害した』と疑われています。

◆リリヤ(女)17歳

カトラの家にやってきている17歳の少女。カトラの姉の子供。気が強く、ケイに裸を見られたことから、仕返しにケイのパンツを奪い取るというエピソードも。音楽関連をやっており『音』にとても敏感です。

◆カトラ(女)

ケイの祖父であるジャックに惚れ込み付き合っています。女優をやっており年齢は35歳くらい? ただし、女優をやっている場面は3巻までの内容で一度もありませんでした。

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北北西に曇と往け第1巻の『内容紹介』

◆スコットランドに住む日本人

主人公の御山慧(みやまけい)17歳』はスコットランドに住んでいます。高校を中退し、暇つぶしとお金を稼ぐ目的で探偵のようなものをやっているようです。一応、家賃?として祖父に毎月お金を払っています。

◆車や電気製品の声を聞くことができる特殊能力

ケイの一族は特殊な能力を持っている者が時々でてくるようで、ケイは『車や家電製品の声が聞こえる』という能力を持っています。『声が聞こえる』というか『会話できる』と言った方が正確なのかもしれません。そのため車や家電製品が『知っている』情報をケイは入手することができます。

祖父は『生き物と交流する能力』のようですね。ですから鳥などがよくあつまってきます。ただ、わかっている範囲では能力を持っているのは『ケイ』と『祖父』と『祖父の祖父(亡くなっている)』くらいです。家系全員が特殊な能力を持っているというわけではないようです。

◆日本に住んでいる弟『ミチタカ』の元へ

日本に2歳年下の弟が叔父さん夫婦と一緒に住んでいます。しかし、急に弟と連絡が取れなくなりました。弟だけでなく、叔父さん夫婦とも連絡が取れません。何か大変なことが起こっていると察したケイは祖父のジャックと共に日本へ向かいます。

◆叔父さん夫婦は亡くなっていた
◆ミチタカは一人で兄を探しにアイスランドへ

日本の叔父さんの家は『貸家』になっていました。ケイたちは不動産屋で情報を入手。叔母さんは交通事故で亡くなり、そのあとすぐ叔父さんも病気で亡くなっているとのこと。

では弟(ミチタカ)はどこにいるのか? 調べてみたところ、2ヶ月ほど前に兄(ケイ)を求めてアイルランドに向かったことがわかりました。ケイたちはアイルランドに戻って弟が自分たちの元にたどり着くのを待つことにします。(ミチタカは兄がアイルランドのどこに住んでいるのかよくわかっていないため迷子になっているようです)

◆『カトラ』の姉の子供『リリヤ』

アイルランドに戻りミチタカが来るのを待つケイは、この日ドライブに行きます。滝の方に行ってみたところ・・・・・裸で水浴びをしている自分と同じくらいの歳の少女と遭遇してしまいます。

その後、カトラの家でその少女が『カトラの姉の子供』である『リリヤ』であることを知ります。リリヤはケイに自分の裸を見られたことを怒り、ケイを裸にひん剥いてパンツまで脱がしてしまいました。とても気が強い性格のようです。

◆弟が『叔父さん夫妻』を殺したと疑われている

ここ数日間、ケイを付け回していた謎の男。その男は日本の刑事でした。刑事は『日本で叔父さん夫婦を殺したのはミチタカ』であると疑っています。

◆『ミチタカ』と出会う

ミチタカはやっとケイの元へたどり着きました。ケイはミチタカが殺人犯として疑われていることを心配しミチタカに詳しい話を聞いてみます。ミチタカは叔父さん夫婦は事故死と病死であると説明。ケイはミチタカを信じます。

しかし、音楽をしているため音に敏感なリリヤは、日本語の会話であったため話の内容はわからないものの『ミチタカは嘘をついている』と断言します。

北北西に曇と往け第1巻のあとがき感想

大まかにポイントを列挙しますと

◆アイルランドが舞台となっている
◆主人公には『車や電化製品の声が聞こえる』という特殊能力がある
◆弟が殺人犯として疑われている

といったところでしょうか。ケイやジャックの特殊能力を使った探偵漫画という路線で行くのでしょうかねぇ? まだまだどういった方向性で行くのかピンとこない印象です。

キャラ的には全体的にクールでカッコいい印象を受けます。アイルランドで取材を行ったという話ですから、作者さん的には現地の人たちはかなり魅力的に写ったのかもしれませんね。

私が知る限り『アイルランド』を舞台とした漫画作品を聞いたことがありません。今後、アイルランドの魅力にも注目して作品を楽しんでいければと思います。

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