北北西に曇と往け第3巻はいよいよ『ミチタカ』に注目が集まってきました。ミチタカにはやはり二面性があり何かをやらかしているようです。そして、本当に人を殺しているような雰囲気となっています。ケイはミチタカを信じているようですが・・・・・!?

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◆北北西に曇と往け

第1巻:ミチタカは殺人犯!?
第2巻:清のアイスランド観光
第3巻:フレイヤを探すシグルーン
第4巻:ミチタカが失踪

最新『北北西に曇と往け』

北北西に曇と往け第3巻の『登場人物』

◆御山慧(みやまけい)17歳
◆ジャック
◆御山三知嵩(みやまみちたか)15歳

◆リリヤ(女)17歳
◆カトラ(女)

◆清

◆アレックス21歳

家出して一週間になる『義弟ヨウン』を探してほしいとケイに依頼してきます。

◆ヨウン15歳

同性である義兄を好きになってしまいます。義兄には彼女ができてしまったためショックで家出してしまいました。

◆シグルーン(女)15歳

ヨウンの友人で、ヨウンの家出を助けていた人物です。ケイに特殊な能力があることを知り、後に『フレイヤ』という女性を探してほしいとケイに依頼してきます。

◆フレイヤ(女)

セーフハウスにいた女性。年下に対して面倒見がいい。誰かが電話してくるのを恐れていつつも携帯を処分できずにいます。そして、電源を切ったその携帯をシグルーンにあずけ、何故かフレイヤは失踪してしまいました。

北北西に曇と往け第3巻の『内容紹介』

◆遠方にあづけられているミチタカ

ミチタカは遠方で一人暮らしをしている『杖をつくおじさん』の家に会づけられていました。おじさんは歳だから杖をついているのか、脚が少し不自由なのか、といったところでしょうか。

この日はジャックとケイが会いに来てくれることになっていたようですが、吹雪で車が雪に埋もれ動かなくなり来れなくなってしまいます。ミチタカはジャックやおじさんが相手の時はイライラしていますが、ケイが電話に出るととても従順です。二重人格なのではと思えるほどケイの時だけ素直に対応しますね。ケイに対するこの執着心は一体何なのか!?

◆15歳の家出少年を探す依頼

ケイは『アレックス』から人探しの依頼を受けます。15歳の義弟が一週間前に家出してしまい行方不明であるため探してほしいというのです。

ケイは前もってアレックスが調査していた情報と名簿をもとに捜査を開始。義弟は真面目な友人が多い中、あからさまに怪しいと判断できる『シグルーン』という少女をまずは調査。ケイは『シグルーンの家にあった車』と会話してみたところ、義弟のヨウンが最近まで出入りしていたことがわかりました。ケイはシグルーンを尾行し、ヨウンがいる場所を突き止めます。

◆ヨウンは義兄のアレックスを愛していた

行き場がないものが集まる『セーフハウス』。そこにヨウンはいました。

ケイはヨウンが家出した原因を探るためにヨウンの携帯を借り、『携帯との会話』で情報を入手。ヨウンが半裸の義兄アレックスの写真を何度も見ていたことがわかり、同性愛だと言うことに気が付きます。ヨウンはアレックスに彼女ができてしまったことがショックで家出したのです。

そんなヨウンをケイは家族に引き渡します。父も母もヨウンが義兄のアレックスを愛していたことはわかっていました。アレックスは自分が気づいてやれなかったことでヨウンを苦しませてしまったと涙します。家族皆、ヨウンの同性愛に対してよき理解者でした。

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◆『フレイヤ』を探すシグルーン

シグルーンはケイが特殊な能力があることを知り、ケイに依頼をします。『フレイヤ』という人物から携帯を預かっており、2週間前からフレイヤが行方不明になっており彼女を探してほしいというのです。

フレイヤは頻繁に電話をかけてくる『誰か』を恐れてシグルーンに携帯を預けました。

ケイはフレイヤの携帯の電源をいれてみます。すると電話がかかってきました。とって会話をしてみると・・・・・かけてきたのはなんと『ミチタカ』だったのです。ケイは驚きどういうことかとミチタカに問いかけますが、電波の関係で携帯は切れてしまいました。

◆ミチタカを助けたのはフレイヤだった

2ヶ月前、日本からアイルランドにやってきたミチタカでしたが、ケイがどこに住んでいるのかわからず行き倒れになってしまっていました。そんなミチタカを助けセーフハウスに連れてきてくれたのがフレイヤでした。ミチタカはフレイヤのことを大変気に入りなつきます。

フレイヤがいないときに『別の女性』がミチタカに優しくしてくれました。そのため、ミチタカはその人物にもなつきます。しかし、ミチタカがあまりにもうっとうしいため、その女性はミチタカを避けるようになりました。陰でミチタカのことを悪く言うようになったその女性の話を立ち聞きしてしまったタカミチは、その女性に『さよなら』と別れを告げ抱きしめます。すると、何故か女性は意識を失い倒れてしまいました。そして、その場にいたもう一人の女性も・・・・・。

フレイヤは『ミチタカが8人の人間を殺した』と判断しています。しかし証拠はありません。ミチタカを恐れたフレイヤはミチタカからの電話を恐れ、何故か捨てられない携帯をシグルーンにたくし、どこかへ消えてしまったのです。

北北西に曇と往け第3巻の『あとがき感想』

どうやらミチタカが殺人しまくっているのはほぼ間違いなさそうです。おそらく、ミチタカにも特殊な能力があるんでしょうね。その能力を使って殺人を行っているため、誰も証拠をつかめないのだと思います。

◆ミチタカの能力
・見た目ではわからないけど『物を切断できる』

おそらくこういった能力なのだと思います。

どうしてジャックはケイとミチタカを引き離しているんでしょうね? ミチタカが危険な人物だとわかっているなら他の人と二人っきりで住まわせるだなんて危険なことはしないでしょうし。それとも、ジャックは『ミチタカが人を殺さない条件』を理解しているから預けたと言うことかな?

何にしても、この作品は『ミチタカの暴走を止める』ことを目的とした話になってきているようです。

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