◆前回のあらすじ◆
松方さんが漫画を描いていると知り、見せてほしいとお願いする星野。漫画研究部の部室で漫画を見せてもらうことになります。
そこで、松方さんは星野のスッピン顔のことを知っていると打ち明けます。そして、小早川と一緒に星野のメイクを手伝う仲間にしてほしいとお願いしてきます。
◆星野目をつぶって◆
第１巻相当（１話・２話・３話・４話・５話・番外）
第２巻相当（６話・７話・８話・９話）
◆登場キャラクター◆
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星野海咲（ほしのみさき） クラスの派手なグループにいる本作品のヒロイン。結構な行動派で正義感が強い。毎日メイクをしているが、自分でメイクする能力はゼロである。 |
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メイク前の星野 小学生までは普通にスッピンでいた。弓削先生のおかげで中学からメイクを覚える。 |
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小早川（こばやかわ） 人とあまり関わり合いを持ちたがらない性格であったが、美術部顧問の弓削先生に頼まれ星野のメイクをしてあげることになる。メイクをしてあげるも、うまくならない。 |
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松方いおり（まつかたいおり） 加納グループといういじめっ子達にいじめられていたのを星野と小早川が助ける。小早川が好きである。小早川が星野のメイクをしていると知り自分もと仲間にいれてもらう。 |
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弓削先生（ゆげせんせい） 美術部顧問の先生で生徒たちから人気がある。星野のメイクをしてあげているが、忙しいため小早川にも協力をお願いする。 |
松方さんも星野のメイクに協力することになる
星野のスッピンを知っていると打ち明けた松方さん。焦る星野と小早川。松方さんは『自分も仲間に入れてほしい』と告げます。『仲間』という言葉に違和感を感じる二人ですが、松方さんは『星野さんのメイクの協力』と言い換えてお願いしてきます。
松方さんとしては小早川のことが好きなので、星野と２人きりでいるというのが心配であるため、仲間になりたいという考えなんでしょうね。
少しもやもやする小早川
松方さんがメイクを協力してくれるということで、星野は大喜びです。小早川のメークがうまくいっていないってのもあるでしょうね。
松方さんは星野のスッピンをまじかで見て少しびっくり。思いのほか、別人です（笑）。
『知っててもあまりの変身っぷりにビビるよな。』と小早川。
『余計な事言わなくていいんですけど？ 無駄栗叩いてないで早くメイクの準備してあげなさいよ。松方さん戸惑ってるじゃん！』と星野。
小声で小早川は星野に告げます。『松方さんをそんなに信用していいのか？』と。星野は完全に松方さんを信用していますが、小早川は何かが引っ掛かっているようです。『松方さんが』ではなく『自分の何かが』です。
松方さんのメイク
松方さんは女性であるため、星野もメイクに関しては期待しています。メイク道具を松方さんに渡して、とりあえず一回メイクをしてもらうことになりました。
思いのほか、酷いありさまでした（笑）。
土下座して謝ろうとする松方さん。必死に止める星野。
どうやら、松方さんもメイクはやっていないようです。初体験でした。松方さんも美術部員ということで絵と同じ感覚でできないかと考えていたようですが、まったくの別物だったようです。
小早川は少しホッとします。と同時に、何でホッとしているんだろうという疑問を感じます。
松方さんはメイクなしでも可愛い
松方さんは可愛んだからメイクしないのはもったいないという星野。
星野は小早川にも同意を求めます。『ああ、そうだな。』と小早川。松方さんは喜びます。
ところが『アイラインはもっとこう・・・ハネ上げる感じで・・・』と別の話をしだします。聞いていませんでした（酷い）。
小早川が、松方さんにメイクの指導
小早川は本を読みながら、松方さんにメイクのやり方を指導していきます。だいぶいいのか、星野も手ごたえを感じます。
基本的な指導だったのか、大きな変化はありませんが、だいぶメイクの基本はできていると感じる状況でした。星野、大喜びです。
星野のメイクがうまくできない
この流れに乗って、小早川は星野の完成形メイクにチャレンジします。
酷いありさまでした（笑）。いや、そもそも失敗してしまったというレベルではないように思えるのですが（笑）。
実際のところ、まだ小早川は星野のメイクはうまくできません。いつもは弓削先生がメイクをしてくれています。それにしても、小早川はどんどん下手になっていきますね（笑）。
あまりにも酷いため、星野は小早川がふざけていると考えているようです。
しかし、松方さんは、メイクがうまくいかない小早川がすごく落ち込んでいること、そしてメイクの本がボロボロになるまで一生懸命に練習していることに気づきます。
小早川、松方さんにメイクをする
結局、美術室にやってきた弓削先生が星野のメイクをやることになりました。
小早川は落ち込んでいます。なぜ、星野のメイクがうまくできないのかと真剣に悩んでいます。
『松方、ちょっとお前にメイクさせてくれないか』
いきなりの申し出に、松方さんは驚きます。小早川は何か確かめたいことがあるようです。小早川は、松方さん相手にメイクを試してみました。
小早川にメイクをしてもらい、緊張で鼻血がでる松方さん（笑）。
思いのほか、うまくできていました。松方さんも自分の変わりようにビックリです。
小早川、星野だけメイクができない
松方さんへのメイクがうまくいったことから、小早川は確信します。どうやら、星野に対してのみ、メイクがうまくいかないようです。
小早川は星野だけメイクがうまくいかない原因がわからないと悩みます。しかし、松方さんはその原因に気づきます。それを誤魔化したい一心で
『あっ、焦らなくてもいいんじゃない！』
と小早川に告げます。『私ならいくらでも練習台になるから。そんなに焦って色々悩んだりしなくていいと思う・・・よ・・・。』と。
松方さんは『教えて貰ったらいつかは私だって星野さんのメイクできるようになるかもしれないし、小早川君が一人で抱え込むこと・・・』と小早川の負担を減らそうという話をしますが、逆効果で小早川は不安を感じてしまいます。自分が必要とされなくなってしまうのではという不安でしょう。
小早川は帰ってしまいました。
松方さんの気持ちに気づいている弓削先生
小早川が帰ったことを知った星野は小早川を追いかけることにします。聞きたいことがあるようです。
松方さんに『メイク哲多打って言ってくれて嬉しかった！ ほんとありがとう！また明日！』そう告げて、小早川を追います。
一人で自主練する小早川
小早川を追ってきた星野は、小早川が橋の下にいることに気づきます。
『小早川ー！ んなとこで何やってんの？』
『！？ 星野！？ 何でここに・・・』
ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・と小早川のそばに寄っていくと・・・・・
そこには自分の顔にメイクしている松方がいました。
一瞬固まる星野。そして、『かわい～～～っ』と大爆笑です（笑）。
どうやら小早川の言う『自主練』というのは『自分の顔を使って練習』ということだったようです。星野もそれがわかって、頑張ってくれているんだなと喜んでいます。
小早川も星野が自分を必要としてくれているのがわかり、少しうれしく感じます。
あとがき
松方さんが仲間になるということでどうなることかと思いましたが、星野は松方さんを完全に信頼しきっているようですんなりとメイク協力の仲間となりました。
小早川は自分が必要なくなるのではと焦り気味です。そして、そんな自分の心情になかなか気づけず、もやもやしています。
小早川は松方さんに負けてられないと必死にメイクをしますが、いつもとんどもないメイクになってしまいます。まじめにやっているのにうまくいきません。
メイクを松方さんで試したところ、松方さん相手であればうまくできました。どうやら小早川は星野を意識しすぎるあまり思い通りにメイクができないようですね。
小早川自身は星野にうまくメイクができない不可解な状況に答えを出せていませんが、松方さんは気づいてしまいました。星野に小早川をとられてしまうと強い焦りを感じいると思います。
今後、松方さんが大きく動くのではないかなと思えますね。
松方プリズムパワー、メイクアップ！
松方さんは、普段、メイクをしていません。そして、メイクの能力も持ち合わせていませんでした。
今回の件で、松方さんはメイクの勉強をし始めます。そして、小早川が星野に取られてしまいそうな現状を変えるために、自分自身、大きな変化を必要だと感じているはずです。
近いうちに、松方さんがメイクで大変身を遂げてくるのではないかなと思います。
予想できる流れとしては、
・松方さんが小早川の気を引くため自分にメイクする
・可愛くなってクラスメートからも注目される
・チヤホヤされるようになり魔性の女と化す
いや、魔性の女になられても困ります。誰も幸せになりません。作者様、変な扱いはしないよう、お願いいたします。
校内に現る謎の美少女「小早川ちゃん」
メイクという変身要素はなかなか面白いですね。今後の、小早川ちゃんに大きな期待を持てます。
①松方さんにバレてしまった前例から、このままでは別の誰かにまたバレるかもしれない。だからこれからは小早川は女装して星野にメイクをおこなうことにする。これなら誰かに見られても安心！
②小早川、校内でメイクの自主練をしていた。誰かに見られて『美少女がいる』と校内中の話題になる。
③小早川ちゃん、星野のつれに告白される。
考えれば色々とできそうな気がします（笑）。
