◆恋は雨上がりのように◆
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第9話:返事を聞かせてください
怪我で休んでいたあきらが今日から職場復帰します。
店長は、先日、告白されてしまったため、今後どのように接すればいいのか悩みます。
しかし・・・・・、あきらは思いのほか普通にお店へやってきました。何かを意識しているようにも見えません。
そんなあきらをみて、店長は『もしかしてドッキリだったのでは』と思い始めます。自分をからかって、陰で皆で笑っているのではないかと。
しかし、あきらは本気でした。
あきら
『あの日、あたしが言ったこと本気ですから』
『あたし店長のこと好きなんです』
『店長はあたしのことどう思いますか?』
『返事を、聞かせてください』
あきらは、そう、ハッキリと言ってきます。
そんな状況の時に、皆が控室にやってきます。
返事をできなかった店長は『足が本調子でないだろうから』という名目で、あきらを車で駅まで送ってあげることにします。
第10話:17歳と45歳
車の中、店長はあきらに『返事をすることはできない』と伝えます。自分とあきらでは年齢が親子ほど違うからです。
それでも、あきらは店長のことが好きだと言い続けてきます。
そんな純粋なあきらをみて、店長は高校生の頃の自分を思い浮かべます。高校生の自分と、高校生のあきら。もし同年代なら・・・・・と。
しかし、やはり自分は45歳で、あきらは17歳なのです。
店長
『わかってないんだよ、橘さんは』
『僕とデートでもしてごらんよ』
『きっと気持ち悪いよ?』
その言葉を聞いて、あきらは『デートしてくれるんですか?』と言い寄ってきます。『言いましたよね!?』と。
そう、あきらは必死に言ってくるため、店長は断れなくなってしまいます。結局、あきらにおされて、店長はデートの約束をしてしまうのでした。
第11話:前髪
店長とのデートの約束を取り付け、浮かれるあきら。
鏡を見て前髪を切ってみます・・・・・が、失敗してしまいます。
バイト先で前髪のことを話すと、ユイが実は美容師志望だということを知り、お願いすることにします。
しかし・・・・・
あまりにも酷い状況。実はあまりうまくなかったのです。あきらは落ち込みます。
そこでユイは、プロでやっている姉の店にあきらをつれていきます。何とかうまくカットしてもらい、あきらの髪形はほぼ元の状態に戻すことが出来ました。
第12話:キッチン担当の加瀬
キッチンを担当しているプレイボーイの加瀬。
休憩室で教科書を使いテスト勉強をしていたあきらから教科書を借りて読んでみます。すると・・・・・そこには思いがけないものが書かれてありました。
店長の事が好きだという事が加瀬にバレてしまいます。
加瀬は内緒にする代わりに、デートをしてほしいとあきらに言いだします。
第13話:加瀬とのデート
次の日、あきらは仕方なく加瀬とデートすることになります。
嫌々付き合わされるデート。加瀬は店長と付き合うことを考えているあきらに『キモくね?』と問いかけます。それを聞いて、あきらは怒って席を立ちます。
その時、店長から電話がかかってきます。その場を離れて電話に出るあきら。店長は今度のデートのための相談をしてきたのです。その電話が嬉しかったため、あきらはとても浮かれます。
振り向くとそこには加瀬が。
加瀬
『君と店長はうまくいかない、絶対に』
『もっと健全な恋をしましょうっていう・・・』
その日、あきらは一日中、頬をこすりつづけました。
第14話:店長とのデート
今日は楽しみにしていた店長とデートの日。
あきらはおめかしして待ち合わせの場所へ行きます。
まずは映画。そして喫茶店へ。あきらは幸せな時間を過ごします。
しかし、店長にとって、あきらとのデートはきついものがありました。
あきらにはある若さと純粋さ。そして、若くはない自分へのいたたまれなさ。こんな不釣り合いな二人であるため、周りの目も気になります。何より、自分が傷つきたくないのです。
あきら
『今日は・・・ありがとうございました・・・』
やはりつまらなかったのかなと思いながら、店長は別れます。
しかし、あきらは店長を追いかけて来て・・・・・
店長はしばらくそのままたたずみ、動きませんでした。
第15話:吉澤の好きな人
あきらのことが好きで、同じバイトを始めた吉澤。
今まで、あきらは大学生バイトの加瀬に『まかないのサンドイッチ』をお願いしていましたが、最近は自分にお願いしてくるようになりました。この大きな進展に喜びをかみしめます。
ある日、控室に行くと、あきらが加瀬に対して怒鳴っいました。
あきら
『もうデートしたじゃないですか!!』
吉澤が来たため黙って出て行くあきら。吉澤は、加瀬に事情を聴きます。
しかし、答えてもらえません。
恋愛って難しいんだなぁと感じる吉澤でした。
第16話:店長の家
店長の息子の勇斗くんがお店にやってきます。しかし、今日は店長は休みです。そこで、あきらが勇斗君を店長のアパートまで送り届けることになりました。
初めてやってくる店長のアパート。部屋には家庭の医学、手品、職場関連の本がたくさん並んでいました。
そして、隣の部屋には・・・・・多くの小説と、テーブルの上に散乱した原稿のようなもの・・・・・。あきらは今まで知らなかった店長の『何か』を感じ取ります。
しばらくして店長が帰って来たのですが、勇斗君が『ビックリさせよう』と言い出し、あきらは押し入れの中に隠れることになってしまいます。
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