◆恋は雨上がりのように◆
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第33話:アキラの日常
学校のクラスによる文化祭の出し物を決めるための多数決。アキラはお昼寝です。
昼食は学食でチャーハン。
帰り、今日は学校の図書室によることにします。
店長が興味を持っていそうな夏目漱石の本。
運動場では陸上部のハルカが元気に頑張っています。
そのままバイト先のファミレスへ。
今日も店長の笑顔を見れて、幸せを感じるアキラでした。
第34話:学校の文化祭
今日は学校の文化祭。
アキラのクラスはお化け屋敷をやります。
外部の人も学校に入れるという事もあり、バイト先の仲間のユイちゃんがやってきます。
ユイは、吉澤くんがアキラのことを好きだという事に気づいています。
それでも、自分の恋愛のため『頑張ろう!』と心に誓うのでした。
第35話:加瀬の姉
バイトを終えた加瀬が自分のアパートに戻ると、姉が来ていました。姉は男にフラれるたびに加瀬の元にやって来て泣きわめいていくのです。
加瀬と姉は、血のつながりがありません。片親同士が再婚して姉弟になったのです。
加瀬は密かに、姉の事を愛しています。
姉の気晴らしとして、姉と加瀬は二人で植物園にやってきます。
園内でウロウロしていたところ・・・・・加瀬は、店長とアキラが一緒にいるところにバッタリ遭遇します。
第36話:植物園にて
植物園で初対面となった店長と加瀬の姉は、お互いに自己紹介。
加瀬姉の提案で、一緒に植物園を周ることになります。
明るくて朗らかなお姉さんと一緒にいるとき、加瀬は普段見ないような表情をしていることにアキラは気が付きます。
第37話:友達としてのお誘い
次の日、バイト先で加瀬に聞かれます。
加瀬
『こないだって・・・』
『本当に偶然店長と会ったの?』
『デートしてたんじゃなくって?』
アキラ
『偶然です!』
アキラは『友達』だからデートできないと言います。それに対して、加瀬は『友達として誘えばいい』とアドバイス。
夜、アキラは自宅の新聞広告で『青空古本市』の存在を知ります。
アキラは『友人』として、店長に良い本を教えてもらうため、お誘いすることにしました。
第38話:青空古本市
色々な本が売られている古本市。
店長は本に夢中になってアキラの声が聞こえていません。
本に夢中になりすぎて周りが見えなくなってしまった店長は、アキラに謝罪します。
アキラ
『別にいいと思います』
『そういうものって誰でもあると思うから』
第39話:文学への想いの結果
四六時中、小説のことを考えて書きまくっていたあの頃。
その結果として、家族を傷つけてしまい、離婚につながってしまったのです。
店長は、お店で再度、青空市で本に夢中になりすぎてアキラの存在を忘れてしまったことを、アキラに謝ります。
アキラ
『私は店長といられて楽しかったです』
『ああいうところ、もっと知りたいです』
アキラにそう言われ、店長は思います。
店長
(許されたいなんて)
(おこがましいことは思ってはいけない)
(それは当然の事)
(けれどずっと、誰かに行ってほしかった)
(「それでもいい」と・・・)
第40話:部活やってないんですか?
ウェイトレスをやっているアキラ。
仕事中、ジッとお客に見つめられます。
彼女は他校の陸上部の部員。
アキラの走りに憧れているのですが、最近、陸上の大会でアキラのことを見かけず気になっていました。
ミズキ
『橘先輩、こんなところで』
『何してるんですか?』
『ここでバイトしてるんですか?』
『部活やってないんですか?』
『どうして・・・・・』
アキラは逃げるように、その場を後にします。
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