◆前回のあらすじ◆

マーチの死にショックを受け自害しようとするパロナ。それをフシが止めます。フシはパロナをつれて、オニグマの姿となり、その場を逃亡します。

ニナンナ村に戻ってきたパロナとフシ。

ニナンナ村にはフシを追って、ヤノメ国のハヤセも迫ってきていました。パロナは時間稼ぎを行い、フシを逃がしてやります。

そして、また一人、フシは旅立っていくのでした。

◆不滅のあなたへ◆

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【最新】不滅のあなたへ

◆登場キャラクター◆

161208-h91 フシ
ありとあらゆるものを写しとり変化できる存在。初めは『球』状のものだったが、『石』→『コケ』→『レッシオオカミ』となり、最初に出会った少年の姿となった。不死身と変幻自在の体を持つ。
161208-h93 マーチ
ニナンナ村に住む女の子。オニグマ様への生贄に選ばれてしまうものの、パロナとフシに助けてもらう。
161208-h92 パロナ
マーチと同じ村に住む。オママゴトの世界ではマーチの夫。マーチが生贄になった時は、命がけでマーチを救いに行った。
161208-h94 ハヤセ
ヤノメ国からやってきた。生贄となるマーチをオニグマ様の元へつれていく世話役を担当。フシがオニグマ様を倒した後、ヤノメ国についてくることを条件に、マーチとパロナの命を助ける。

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おばあさんとの再会

ニナンナ村から離れ、フシは次の刺激を求めて歩き続けます。

だいたいの時間はオオカミの姿で過ごしました。ニオイで次の方角を決めるためです。

オニグマにはなりませんでした。矢が多く刺さっているため、絶え間なく痛いからです。

たまに少年の姿になりますが、特に意味はありません。

お腹が空いたらマーチの姿になりました。この姿だと木登りがやりやすく、果実を取ることができるからです。

そうやって進んでいるうちに、知っているニオイの場所へたどり着きました。

おばあさんは、食料もなく、ロバにも逃げられてしまい、どうすることもできずに3日間ここで過ごしていたのです。

おばあさん
『お? そういえばパロナとかいう娘は一緒じゃないのか?』
『それとあの魔物』

マーチの姿となったフシは馬車の中に入ります。そして、馬車の中にあるマーチの人形を見つけます。

少年の姿に戻るフシ。

おばあさん
『なんじゃお前だったのか!』
『どおりで無口なわけじゃ』
『むぅ詳しいことはわからんが』
『確かなことは、今お前しかおらんというわけか・・・』

フシは馬車から出ると、またどこかえ歩いていきます。

おばあさんは森の中、一人ではどうすることもできない為、フシについて行くことにします。

食事にありつける

黙って歩き続けるフシ。後をついていくおばあさん。

おばあさんは一昨日から何も食べておらず、しかも歩きづくめでもうヘトヘトで意識朦朧です。

おばあさん
『水ぅ・・・肉ぅ・・・・・』
『もも肉ぅ!!』

そういって、フシの太ももに噛みつきます。

オオカミの姿になって怒るフシ。

それでもおばあさんは肉を食わせろと飛びかかってきます。フシはマーチの姿になり、木の上に登ってしまいました。

マーチの姿のフシは、木の上に実っていた果物を食べ始めます。

おばあさん
『お願いじゃ! ワシにもそれをくれぇ!』
『もう噛まんから! 噛まんからぁ!!』

不機嫌なフシでしたが、おばあさんにめがけて果物を幾つか放り投げます。

空腹でイライラしていたおばあさんでしたが、お腹が膨れて、フシに感謝するのでした。

フシ、文字と言葉を学ぶ

少し進むと地図の看板がありました。おばあさんの目的地は海の先にあります。方角を間違えないよう、おばあさんは地図を紙に書き写します。

すると、フシはじっとおばあさんを見つめ、少年の姿となり、地図とペンを奪います。珍しかったのです。

フシは文字に興味があったのです。

おばあさん
『もっと知りたいか?』
『ならばワシについてこい』
『言葉、文字、人間としての生き方をわしがおしえてやろう』
『そしてワシをもっといたわれ』

こうして、おばあさんはフシに文字を教えていきます。

木、花、鳥、太陽、川、火、魚などをじかに見せて教えます。

食べた時の感想は『ありがとう』ではなく『うまい!』。寝るときは『おやすみ』。

こうして、海についたころには、フシは多くの言葉を覚え、たくさん喋れるようになりました。

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海を渡って新たな土地へ

港についたおばあさんとフシは、船に乗って海を渡ります。

おばあさんはフシに、マーチと出会う前はどうしていたのかと聞きます。

フシ
『ずっと歩いた、ひとりで』
『そしたらあった、ごはんくれた』
『だけど、わからない、なまえしらない』

『かたち、おと、におい、おぼえてる』
『ぼく、そのひとになった、おわり』

おばあさんにはよくわからない話。

陸についたおばあさんとフシは、また歩き始めます。

フシ
『行く、どこ・・・?』

おばあさん
『この先にワシの恋人の家がある』
『とりあえずそこへ行く』
『奴は知識人でな、お前の事もなにかわかるかもしれん』
『明日にはつくじゃろう』

そう言って、また二人は野宿します。

謎の何か

(おっと、私の庭に誰かが遊びに来たようだ)

その謎の何かは、フシの体を貫くと、さらに首の後ろから貫きます。

フシはオオカミの姿になります。異変を感じ、おばあさんも目を覚ましました。

森の奥から現れた何か。それはフシの少年の姿のように見えました。しかし、フシには何故かそれが空洞となって、一体何なのか理解できません。

おばあさん
『な、何じゃお前は! フシみたいな顔しおって!』
『おいフシ! こいつをどうにか・・・・・』

すると、まるで世界の全ての時間が止まってしまったかのように動かなくなってしまいます。

そこへ現れた黒いフードを被った人物。

黒いフードの男
『肉は動かずとも声はきこえるだろう』

『どうだ自分の一部を失った気分は』
『お前は奴に奪われた』
『あの少年を、形を、音を、匂いを』

『奪われたままでいるかぎり』
『お前は何を奪われたか思い出すことはできないだろう』
『しかし気づくはずだその空洞に違和感に』

『さぁあそこにあるものは価値あるものか?』
『お前の知能にあわせて助言をしてやろう』

フシは元々自分の姿だった少年に立ち向かうのでした。

◆感想◆

ストーリーがものすごく大きく動き出してしまいましたね。まさか1話分で文字を覚え、喋ることまでできるようになるとは。

マーチの幽霊はどこにいってしまったんでしょうね? フシの中で共同生活でもやっているのかなと考えていましたが、喋っているフシを見た感じですと、そうでもなさそうです。よくわかりませんねぇ。

地面の下から現れた黒いフードの人物も人間ではないだろうなということくらいしかわかりません。来週の続きを見なければちょっとチンプンカンプンですねぇ。

ちなみに、『1里=約4km』だそうです。つまり、あの地図から海のある港まで『約400km』だったってことのようです。よくあんな森の中に400kmも先の地図とかあったものですよね。

おばあさんの体力からして、1日頑張っても20kmくらいではないでしょうか。言葉を教えながらですから、もう少しゆっくりかも。おそらく、港まで30日くらいはかかったと思います。フシの言語習得期間は1ヶ月くらいでしょうね。

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