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◆不滅のあなたへ◆

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亡くなってしまったマーチ

大人になって、子供たちに囲まれて暮らすというマーチにとっての理想の世界に囲まれるマーチ。しかし、それは現実ではないことをマーチは気が付きます。

(環境にあらがうにはそれなりに障害がある)
(時には命を危険にさらす)
(ある人間はそれを実行し、死んだ)

(しかし、最も尊いものは失わなかった)

マーチを追って死のうとするパロナ

パロナの声がします。そこにいたのはパロナとフシと、そして死んでしまった自分・・・・・。

マーチはパロナとフシの元へ駆け寄ります。

マーチ
『ねーね! マーチはここ!! ここよ!!』

しかし、マーチの声は届きません。

パロナは死んでしまったマーチに語り掛けます。

パロナ
『大丈夫だよ、マーチ』
『待ってて、すぐそっちへ行く』

『この現実を受け入れてのうのうと生きられるほど』
『私は器用じゃない・・・・・』

パロナは折れた剣を喉元につきつけ、死のうとします。

それをみたマーチは必死になって止めようとしますが、触ることができません。

マーチ
『フーちゃんとめて!』
『ねーねをたすけて!!』

フシはパロナを止めます。

追手
『あそこだ!』
『人間の姿のうちに捕らえろ!!』

フシはパロナの腕をつかみ引っ張ります。

そして、オニグマの姿になり、パロナを背中に乗せると、追手たちを薙ぎ払い、その場を後にするのでした。

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ニナンナ村へ戻ってきたパロナとフシ

ニナンナ村。

見張り台の者が遠くからやってくる大きなクマを発見。村の皆は集まります。

しかし、そのクマの背中には人がのっており、その人物はパロナでした。

そして、その大きなクマは『オニグマ』だったのです。

マーチと共に、身寄りのないパロナと親しくしていたマーチのお父さんとお母さんは、パロナの元へ近寄ってきます。

マーチのお母さん
『パロナちゃん!!』
『みんな、君の事を探してたのよ!』
『半年も一体何をしてたの!?』

パロナ
『・・・何も、何もできませんでした』

そう言って、パロナはヤノメ国でマーチが用意した『マーチのテガミ』を両親にわたします。

パロナの反応で全てを察した二人。

マーチのお父さん
『なんてことだ・・・』
『親である僕が・・・マーチを守るべきだったのに・・・』
『本当に申し訳ない』

マーチのお母さん
『マーチのためにありがとう』

追手のハヤセ

ヤノメが村へ向かってきているという知らせが入ります。

おそらく、フシを追ってきたのです。

パロナ
『逃げるんだフシ』
『奴らのニオイを避けていけ』
『自分の生き方は与えられるものじゃない!』
『自分で勝ち取るんだ!』

オオカミの姿になったフシは、森の中へと入っていきました。

それを見届け、パロナは見張り台の上に登ります。

近くの高台にいる追手。ハヤセもいます。

ヤハセはフシを見つけたようで、弓を射ようとします。

パロナ
『・・・フシを見つけたか・・・・・』
『足止めが必要だ』

パロナは標準をハヤセの頭にしようとしますが・・・、それをずらします。

新たな旅立ち

パロナのもとを去り、先へ先へと進むフシ。

(それは母親と出会い別れることにより)
(人間らしさを得た)
(いや、わかれてなどいなかった)

◆感想◆

結局、マーチは亡くなってしまったようです。残念ですね。

しかし、フシの世界では単純に『死んだ』というだけとは違う何かがあるようです。結局、フシの中で生きているとか、そんな感じになるんでしょうかねぇ? よくわかりませんが。

何にしても、マーチが亡くなってしまったことは、とても残念でなりません。

ちなみに、私の中では11話はこんな感じになるんじゃないかなと予想していました。

・パロナがマーチを埋めてお墓を作る
・振り向くと、フシがマーチの姿になっていた
・それをみて、『バカにしているのか!』と激怒するパロナ
・フシは少年の姿に戻る
・しかし、気持ちが揺れ動くパロナ
・フシに『もう一度マーチの姿になってくれ』と頼む
・フシはもう一度、マーチの姿になる
・マーチではないとわかっていても、感情を抑えきれず、マーチを抱きしめ泣き崩れるパロナ

まぁ、ありきたりですけどね。

次回から新章とのこと。パロナはもう登場しなくなるんでしょうかねぇ。寂しくなります。

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