◆たくあんとバツの日常閻魔帳◆
1巻相当(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話・8話)
2巻相当(9話・10話・11話・12話)
◆登場キャラクター◆
バツ 閻魔大王の一人娘。閻魔大王が殺害されてしまい、鬼ノ怪が現世に溢れてしまいました。それをどうにかするため、バツは地上に行きます。秩序、均等に関して強いこだわりを持っています。 |
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九十九多九郎(つくもたくろう) 日常の中にある幸せを追い求める少年。あだ名は『たくあん』。唯一の家族で会った母親を殺され、犯人に強い悪意を持っている。そのため、鬼にとり憑かれてしまった。 |
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麻狛(まこ) 閻魔大王に買われていた犬『麻狛』。閻魔大王を人間に殺されてしまったために、人間を憎んでいる。たくあん宅の壁修理費用返済のため現在、バイトを頑張っている。 |
一昨日に何があったのか?
綺芽委員長の日記に書かれた『許せない』『汚れている』『死ね』の文字。
一昨日のこの日、何かがあったはずです。
倒れているイジメグループの少女は、気絶しているだけでした。
綺芽委員長にとりついているのは『雷神の子』。その気になれば一瞬で人間を殺してしまえるほどの鬼ノ怪です。
殺意の対象が一体だれなのか・・・たくあんは綺芽委員長の日記を読んで考えますが、答えがでません。
いじめグループの2人に聞き取り調査
たくあんとバツはいじめグループの2人に聞き取り調査を行うものの、2人には心当たりがないとのこと。
たくあんは一昨日に何かあったはずだと聞きます。
2人は『一昨日、中学の同窓会名簿』が届いたとつげます。
その場に、『雷神の子』となった委員長が
そこへ、雷と共に綺芽委員長が現れます。
そして、稲妻のようなスピードで、いじめグループの一人に雷を落とします。
バツは『極寒地獄』で凍らせて捕らえようとしますが、委員長は電撃で氷を跳ね飛ばします。
『あんな奴らに暴力振るったら』
『自分も汚れるって言ってたじゃないか』
『なんで』
そういうたくあんに委員長は答えます。
そして、委員長はまた姿を消してしまいました。
綺芽委員長をいじめ始めた理由
また、いじめグループの一人が委員長に気絶させられてしまいます。
残った一人に、たくあんは『一昨日、何があったんだ』と聞きますが、一昨日はあっていないと答えます。
バツは『何故綺芽委員長をいじめはじめたのですか?』と聞きます。
たくあんはこの言葉を聞いて、今回のおおよその事態を理解しました。
綺芽委員長の日記
綺芽委員長は、引っ越ししていった姫宮さんと会話しました。
そして、姫宮さんが引っ越して以降、誰も綺芽委員長に話しかけなくなってしまいました。
そして、事態はどんどんとエスカレートし、物を隠されたり捨てられたりするようになってしまいました。
自殺していた姫宮さん
屋上にいる委員長を発見。
たくあんは、委員長が忘れてしまった事実を思い出させます。
それは、やはり同窓会名簿に書かれてある内容でした。
姫宮さんは、いじめを克服できずに、転校先で自殺していました。
その事実を知った時、綺芽委員長は今まで自分でも気づくことが出来なかった感情に気づきます。
ショックのあまり消えてしまっていた記憶がよみがえり、委員長は自分を殺す決意をします。
たくあんは言葉で説得しようとします。
バツから授けられた混心棍(こんしんこん)
説得は難しいと判断したバツは、たくあんに混心棍を授けます。
はたして混心棍で綺芽委員長の雷神の一撃を止めることはできるのか?