◆前回のあらすじ◆

馬車でヤノメ国へ連れていかれることになったマーチとパロナ。そしてフシ。

パロナはヤノメ国へ向かう馬車の中で、自分を守って生贄にされ死んでしまったお姉ちゃんのことを思い出します。

161208-h04

そして、いよいよマーチとパロナはヤノメ国に到着します。

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◆不滅のあなたへ◆

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知らないものが沢山

初めてやって来たヤノメ国。

マーチにとっては、見たこともない珍しいものが沢山ありました。

そんな中、マーチは家族と一緒にいる子供を見て、お父さんとお母さんのことを思い出します。

何だか寂しくなってきたマーチ。

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家族に手紙を

『大切な人へ伝えたい言葉はありませんか?』
『手紙屋、手紙屋だよ!』
『あなたの言葉を届けるよ!』

ハヤセは特に止めようともしません。

実はニナンナには文字の文化が無いのです。そのため、手紙を送ったとしても家族は何が書かれてあるのかわかりません。

そこでマーチは『自分の手形』を送ることにしました。

マーチ曰く。
『マーチはげんきよっていみよ!』

お店の人は『どこに送るの?』と聞きます。住所を聞いているのです。

しかし、マーチも、パロナも何の事だかサッパリわかりません。

話にならない為、結局、ハヤセは切り上げ、この話は後回しとされてしまいました。

ヤノメでの食事

ハヤセは食事ができる場所に案内します。

ヤノメ国のハヤセは『ハシ』を使って食べます。

しかし、ニナンナの国では手で食べるのが普通です。

フシは相変わらず、手を使わず動物のように食べますが、団子の串で口の中を怪我してしまった経験から、手を使って串を食べないようにすることを覚えるのでした。

ヤノメは3人を薬で眠らせてしまいます。

フシを上の者に見せる

どこかの柵のあるオリのような場所。

ハヤセは上の者に『フシ』の存在を説明します。

フシが不死身であることを説明するため、ハヤセは罪人を連れてきます。

罪人には『フシを殺せば無罪放免』と伝えているのです。

罪人は全力でフシを殺しに行きます。

フシは自分が刺された刺激に反応。

しかし、刺された傷はすぐに治ってしまいます。

それを見て、驚く罪人。

しかも、フシは手の中から同じ槍を作り出し、反撃に出るのでした。

その槍は罪人の腕を貫きます。

『アアッ! 痛いっ、痛いっ、痛いーーーっ!』

それをみて、フシは『刺されたら”痛い”と言わなければいけない』ことを学習します。

フシの脱走

2人目の罪人は、ヤノメに来るときに一緒だった罪人のおばあさんでした。

必死にフシを槍で刺すおばあさん。

しかし、先ほどの男の罪人に比べると刺激が小さすぎるため、フシは『痛い』の反復練習を行うだけで、さほど興味はありませんでした。

長くなりそうなため、ハヤセは部下に合図を送り、フシの首を切り落とすように指示を出します。

扉を開けて、中へ入ってくる部下たち。

フシはオオカミの姿になって、かわします。

襲い掛かってくる部下たちに興味はありません。

フシは、部下たちが出てきた扉の方に突進します。

扉の近くにいた2人の部下を薙ぎ払い、外へ出ることに成功するのでした。

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