◆前回のあらすじ◆

なんとかヤノメ国から逃げ出すことに成功したパロナ、マーチ、フシ、おばあさんの4人。しかし、すぐに追手がやってきます。ハヤセたちです。

パロナ一人で戦いますが、ハヤセの弓によって、マーチは倒れてしまいます。愕然とするパロナ。

それをみて、フシは姿をオニグマに変え、ハヤセに襲い掛かるのでした。

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◆不滅のあなたへ◆

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マーチがママで、あなたがパパよ

マーチとパロナが出会った頃の話。

マーチは一人でおままごとをしていました。

マーチ
『ぐぅーおなかがすいてしにそーだよーママー』
『あらあら可哀そうにママがごはんつくってあげるわね』

そんなマーチの姿を、パロナは少し離れたところから見ていました。

マーチはいつも一人でいるパロナに質問します。

マーチ
『ねぇ、なんでいつもひとりなの?』

パロナ
『・・・うーんと』
『いないんだ、か、家族が』
『あっ、そうだこれ・・・あなたへ・・・』

そう言って、パロナはマーチに、自分で作った羊のお人形を与えます。

それを受け取って、マーチは大喜びです。

マーチ
『ねぇわたしたち家族にならない?』
『このこは私たちの子供よ』

マーチ、息を引き取る

弓があたり、意識を失うマーチ。

パロナ
『マーチ! マーチ! マーチッ!』

パロナは必死になって、マーチに呼びかけます。

マーチ
『ねーね・・・』

意識を取り戻したマーチ。パロナはマーチの傷の手当てをするために服を脱がせます。

パロナ
『大丈夫、大丈夫だよ、マーチ』
『今、なおすからっ、すぐっ』

マーチ
『マーチはねーねのためにしぬ・・・?』

パロナ
『ッ・・・ちがうよマーチ』
『お前は村に帰って大人になるんだ』

マーチの懐からフシの毛でつくったごはんがこぼれ落ちます。

マーチ

『・・・あ・・・』
『これ・・・ね、ねーねへ・・・』
『・・・ありがとうのごちそうよ・・・・』
『ねーね・・・・・』

パロナ
『い、嫌だ、マーチ、それはお前の夢だろう?』
『お前がママにならなきゃだめだ・・・』
『そうだろう、な? マーチ、なっ!?』

マーチ
『うん・・・・・』

そういうと、マーチの目からは涙が流れました。

パロナ
『さぁできた』
『ほらこれでもう大丈夫』
『あとはもう帰るだけだ!』

マーチ
『うん・・・』
『ねーね、フーちゃんはそこにいるの?』

フシはそこにはいませんでした。しかし、パロナはマーチを安心させるためにいると答えます。

パロナ
『うん、いるよ』

マーチ
『よかった』

マーチはそのまま、息を引き取ってしまいます。

マーチの死を見届けたパロナは、マーチを抱え、乗っていた馬車を飛び降り、オニグマと化して戦っているフシの元へ歩いていくのでした。

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一緒に帰ろう

パロナはフシの元へやってきます。

パロナ
『フシ』
『ありがとう、マーチのために戦ってくれたんだな』
『でももう大丈夫、その必要はなくなった』

フシはオニグマの姿から、人間の姿に戻ります。

少し先に、フシが倒した人物が倒れていました。

パロナは折れた刀の剣先を広い、マーチに語り掛けます。

パロナ
『マーチ、いつもごめんな、仕事でおそくなって』
『でも今日は特別だ』
『仕事が早く終わりそうだから』

ニナンナ村に帰って来たマーチ

死んだはずのマーチがニナンナ村へ生きて帰ってきたため、パパとママは驚きます。

パパとママ
『マーチ!?』
『マーチなのか!?』

マーチ
『びっくりしたでしょ、マーチ生きてたのよ!!』
『たいへんだったんだから』

マーチの帰りを待っていたのは、マーチの子供たちも一緒です。ずっとごはんを待っていました。

マーチママは子供たちの数を数えます。

マーチ
『あれ? フーちゃん・・・・・』

そして、ハッと気が付きます。

マーチ
『ここはどこ?』

◆感想◆

死ぬのではないかなと思っていつつも、淡い期待を胸に待っていましたが、・・・やはりマーチは死んでしまったようです。

しかし、最後の表現が微妙ではありますので、まだわずかに何らかの可能性が残っていると信じたいところですね。

それにしても、ハヤセが酷い状況でしたね。最初と、二度目読みの時はまったくわからずに『この新たに登場した妖怪のような存在は一体なんだろう?』くらいに思ってしまいました。

そして、パロナはマーチを弓で射たハヤセにとどめをさしたってことでしょうかねぇ?

なんといいますか、バットエンド的な流れで何とも言い難い状況です。

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