◆前回のあらすじ◆

ボルトは任務として、大名の息子であるテントウの護衛を任されます。テントウはお金には全く不自由しない生活をしていましたが、父親に全くかまってもらえず、寂しい思いをしていました。そこで、父親が最も信頼している『忍者』になってみたいと考え、ボルトに忍術を教えてほしいと頼むのです。自分も父親に構ってもらえず寂しい思いをしていたことから、テントウに自分を重ねてしまうボルト。テントウに手裏剣の投げ方を教えてあげることにします。

初めはなかなかうまくいかず落ち込むテントウでしたが、次第に夢中になり始め、朝も夜もと必死に練習し始めます。そして、とうとうマトに当てることに成功するのでした。

別れの日、ボルトに友達だと言ってもらえたテントウは思わず涙ぐみ、嬉しくてボルトに抱き着きます。しかし、そんなボルトたちを遠くから見つめる者達がいました。それは、ボルトの護衛が終わり、テントウを襲う目的の『貉』の『頭領』だったのです・・・・・。

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◆BORUTOボルト◆

第1巻1話2話3話
第2巻4話5話6話7話
第3巻8話9話10話11話
第4巻12話13話14話15話
第5巻16話17話・18話・19話)

最新』BORUTOボルト

Bランクの任務

木ノ葉丸先生に呼ばれ執務室にやって来たボルトたち。木ノ葉丸先生がボルト達を呼んだ理由は『Bランク』の任務をまかせるというものでした。

『Bランクの任務』というのは中忍以上が担当する高難度の任務です。普通、下忍のボルトたちが行うような任務ではありません。

木ノ葉丸先生
『お前らならやれると判断した』

ミツキ
『そう珍しい事でもないよ』
『今の風影様も下忍時代にBランクをクリアーしてる』

それを聞いて、俄然やる気を出すボルトとサラダ。

木ノ葉丸先生
『ただし、お前ら気ぃ抜くなよ』
『期待が大きいってことはその反面』
『失敗した時の評判の落ち方も』
『ハンパじゃねぇってことなんだからな』
『根性見せろよ、お前ら!』

誘拐されたテントウ

Bランクの任務を受けることになり、浮かれながら家に向かうボルト。

手をポケットに突っ込んだ時に、中に何かがあることに気が付きます。取り出してみると、そこにあったのは、ボルトがどうしても欲しいと思っている『あのレアカード』でした。

おそらく、これはテントウがこっそりとボルトのポケットに忍ばせたもの。ボルトが受け取らなかったため、どうしてもプレゼントしたかったテントウが、ボルトのポケットに入れていたのです。

ボルトにとってはほしいレアカードではありますが、やはりこれを受け取るわけには行かないと判断します。

そこで、カードを返すため、コッソリとテントウの住むホテルへやってくるのでした。

ボルト
『にしてもテントウの野郎・・・・・』
『忍者のこのオレのポケットに物を忍ばせやがるとは・・・』

『このまま驚かされっぱなしじゃシャクだから』
『ここは忍者らしくさっそうと』
『バルコニーから登場してやるぜ!』

入り口から入らずに、バルコニーを登ってテントウの部屋を目指すボルト。

すると・・・・・思いもよらない話が聞こえてきました。

大名
『テントウを誘拐するなど・・・!!』
『見つけたらただでは済まさんぞ!!』

なんと、テントウは誘拐されてしまっていたのです。

誘拐犯の要求は
(1)現金5億両
(2)特別刑務所『鬼灯城』収監者全員の釈放

の2件。

金はともかくとして、犯罪者たちの全員釈放などできるはずがありません。

木ノ葉の忍に依頼を出すのも危険です。木ノ葉か自分たちのスタッフ内にスパイがいる可能性が高く、もし犯人にバレてしまったら、テントウの命が危うくなります。

大名は何とか金を用意して、自分たちで交渉しテントウを助けようと考えます。

Bランクの任務には行けない

テントウが誘拐されてしまったことを聞いたボルト。この事実がもれてしまってはテントウの身が危険です。誰にも相談することができません。

ボルト
(何てこった・・・クソッ!)
(テントウ・・・!!)

ボルトが真っ先に向かったのはサラダの家。

サラダの部屋の窓をコンコンと叩きます。

ボルト
『サラダ! いるか?』

いつもとは違うボルトの口調から違和感を感じ取るサラダ。窓ガラスとカーテン越しに会話をします。

ボルト
『あの任務・・・・・』
『行けなくなった』

そう言った後に続く長い間。

サラダ
『・・・・・・・』
『大事な用なの?』

ボルト
『ああ』

サラダ
『・・・・・・・』
『話せない事?』

ボルト
『・・・・・・・ああ』

サラダ
『・・・・・・・』
『わかった』
『こっちはあたしとムツキで上手くやるから』
『そっちもしっかりやんなよ!』

ボルト
『ああ・・・!』
『恩に着る!』

そう言って、ボルトはテントウの元へ向かいます。

サラダ
『・・・ったく・・・・・』
『ホンット、しゃーんなろーだよ・・・!』
『あいつ・・・・・!』

テントウの覚悟

縛られて誘拐されてしまったテントウですが、意味がわかりません。誘拐した犯人が執事の『ヤマオカ』だったからです。

テントウ
『どういう事? これ何なの・・・!?』

ヤマオカ(ジョジョジョ)
『自己紹介がまだだったな』

そう言って姿を変えるヤマオカは、似ても似つかぬ大男に変わってしまいました。あまりの事態に驚くテントウ。

ジョジョジョ
『本物のヤマオカはもう死んでる』
『ずいぶん前にな』

『屍分身の術』
『対象の姿を記憶を能力をくらう禁術だ』
『ついでに「命」もな・・・・・』

ジョジョジョ
『俺たちはお前のパパに用がある』
『今、少々無茶な要求を突き付けてるとこなんだ』
『もちろんタダでとは言わねぇ』
『お前と引き替えってわけさ・・・』

自分が誘拐されてしまったせいで大変なことになってしまっている。

事態を理解したテントウは、隠し持っていた手裏剣で縄を斬り、ジョジョジョと対峙します。

テントウ
『僕を・・・なめんな・・・!』

ジョジョジョ
『そんなオモチャでどうする気だ?』
『やめとけ、取引前にケガでもされたら面倒だ』

テントウ
『お前みたいなクズ・・・』
『忍者だなんて誰も認めない!!』
『だからゲマキのカードにもなれないんだ!』

『ボクは・・・・忍者みたいに・・・』
『強くはないけど・・・・・』

ジョジョジョ
(・・・このガキまさか・・・・・)

テントウは自分が死ねば誘拐が成立しなくなると考えたのです。

しかし、それはジョジョジョによって阻止されてしまいます。

ジョジョジョ
『大事な命を粗末にしちゃいけねぇな・・・』
『「屍分身」に使う「顔」を取り込むには』
『生きたまま脳を喰う必要があるんだからなぁ』

そう言って、ジョジョジョはテントウの頭に喰らいつきます。

テントウ
『・・・ぁぁぁああああああ』

その窮地を救ったのは、助けるチャンスをうかがっていたボルトでした。ジョジョジョの顔面に蹴りをいれ、テントウから引き離します。

ボルト
『後は任せな・・・・・』
『こっから先は、忍者の仕事だ』

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◆感想◆

◆テントウには何か能力が?

ボルトのポケットの中にカードを忍ばせたテントウ。これ、相手が忍者でなくても、気付かれずにポケットに突っ込むだなんて難易度高いと思いますよ。

これはテントウ、何か特殊な能力を持っているってことなのかもしれませんね。ジョジョジョ戦にて、テントウが何らかの活躍を見せる場があるのかも!?

◆5億両っていくら?

公式によりますと、1両は10円だそうです。ネットで検索して調べてみるとそう語っている人がいました。

ですから、『5億両』というのは『50億円』ということになるようです。

なお、画像は1億円分です。50億円となりますと、これの50倍になるわけでして・・・・・。運ぶのも大変ですよ、これは。

◆『しゃーんなろー』とは?

『しゃーんなろー』ってどういう意味なんだろうと思い検索して調べてみますと『サrダの母親である「さくら」が戦闘の時に気合を入れるときに使う言葉』だそうです。『ウォリャー!』とか『ドリャー!』みたいな。何分、私はナルトを観ていないためいい勉強になりました。

しかし、今回の場面ではちょっと意味合いが違いそうですね。サラダは『しょうがない奴だよ』くらいのニュアンスで使っているように思います。

それにしてもサラダ、チョウチョウにそっくりだ。

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