◆前回のあらすじ◆
いよいよ三次試験。個人戦による1対1の闘いです。
ボルトは一戦目を科学忍具を使って勝利。二戦目も、敗北寸前で科学忍具を使い、逆転で勝利してしまいます。
その戦いを観ていたナルトは、ボルトがやっていることに気が付きます。闘技場に降りて、科学忍具を装着しているボルトの腕をつかみます。
一方、ナルト達の方へ、謎の人物二人が迫りつつあるのでした。
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◆BORUTOボルト◆
第1巻(1話・2話・3話)
第2巻(4話・5話・6話・7話)
第3巻(8話・9話・10話・11話)
第4巻(12話・13話・14話・15話)
第5巻(16話・17話・18話・19話)
お前は忍者失格だ
準決勝の『ボルトVSシカダイ』戦に勝利したボルトでしたが、その先頭においてボルトが『科学忍具』を使っていることにナルトは気が付きます。
『「科学忍具」はこの試験では使用禁止のはずだ・・・・・』
『自らのチャクラを使用しないこの忍具は』
『新しい忍びを育てる中忍試験の趣旨に反してる』
ナルトはボルトにそう言い聞かせた後、審判であるリーに言います。
『うずまきボルトは失格だ!』
『勝者は奈良シカダイと訂正してくれ』
勝者はあらためられ、奈良シカダイと訂正されます。
シカダイ
『えぇ|・・・もうめんどくせぇよ・・・』サラダ
『ウソ・・・でしょ・・・・・!』
説教何てされたことない!
観客席で見ている妹のひまわりはどういう状況かわからず困惑しています。母親のヒナタもうまく説明できません。
ナルトはボルトに、今は試験中だから『説教は後』と言って連れて行こうとしますが、ボルトは反発します。
『後で・・・・? 説教・・・・・!?』
『父ちゃんにホントにそんな時間があんのかよ!?』『ちゃんと説教されてたら・・・』
『今! こんな状況になってねーってばさ!!』
火影ということで忙しい日々を送っているナルトは、あまりボルトの相手をしてやれず、責任を感じます。
科学忍具の宣伝利用だった
そこへ、カタスケが登場します。
カタスケが今回、ボルトに科学忍具を提供したのは、ボルトが中忍試験で大活躍することで『科学忍具の宣伝』が行えると考えたからでした。
本当はボルトが優勝した後で科学忍具の凄さを世の中に広めるつもりでしたが、今までのボルトの活躍だけでも良い宣伝になると判断し、今、このタイミングで出てきたのです。
会場内だけでなく、テレビカメラをも使って、広く科学忍具の宣伝を始めるカタスケ。
そこへ、突如謎の男が現れます。
会場内は大混乱!
突如空から降ってきたその男。
ナルトは危険を感じ、ボルトに自分の後ろに隠れるよう言います。
その男は、突如地面に衝撃を与え破壊します!
その衝撃は会場全体にヒビを与え、会場は崩壊を始めます。
崩れ落ち始める会場に、一般の観客たちは大混乱に陥ります。
観客に被害が出ないよう、観戦していた忍者たちは、観客の救済と避難に力を注ぎます。
サラダを助けるサスケ
観客席ではサラダとミツキも観客の避難誘導に協力していました。
そこで突如、サラダの足元がヒビ割れ崩れ落ちます! しかし、間一髪で父親のサスケが助けていました。
競技場内へサラダを助けおろすサスケ。
そこへ謎の男が突如攻撃を放ちます。
『ずいぶんな挨拶じゃないか』
『「角」の礼がまだだったからなぁ・・・!』
『・・・何が気に入らなかったか?』
『もっと短めがお好みか』『・・・そのへらず口・・・・・』
『二度と利けなくしてやろう・・・・・!』
敵に蹴り飛ばされるナルト
ボルトを安全なところに避難させようとするナルトでしたが、謎の男が急に背後に現れます。
対応しきれなかったナルトは、いきなりの蹴りを受け、吹き飛ばされてしまいます!!
父親であるナルトを蹴り飛ばされてしまったボルトは、その男に恐怖を感じますが、男はボルトなど眼中にありません。素通りしてナルトの方へ向かっていきます。
ボルトは科学忍具を使って背後から攻撃!!
『火遁弾・「焔」!!』
ボルトは2発目を穴ちますが、それもまた吸収されてしまいました。
男は、攻撃してきたボルトの方へ近寄っていきます。
そこへ、ナルトが登場! ボルトを救出すると、逃げ出します!
シカマルの影縛りの術も吸収!?
ナルトを追おうとする男でしたが、シカマルの『影縛りの術』が決まります!
サスケの方を攻撃していた男も含め、2人とも捕らえてしまいました。
『好き放題やりやがって・・・・・!』
『何者か知らねーがジッとしててもらうぜ・・・!』
しかし、それも通用しません!
男は、ボルトの時と同じように、シカマルの影縛りの術も右手で吸収してしまいました!!
モモシキとキンシキ
競技場にいるのは謎の男2人と、ナルト、ボルト、そして、サスケとサラダの6人。
何者だと戸惑うナルトですが、サスケは相手の正体を知っていました。
『デカい方は「大筒木キンシキ」』
『チビの方が「大筒木モモシキ」だ』
サスケは『巻物』の解読で、ある程度のことは理解していました。
・チャクラの実から『丹(たん)』を錬成する
・『丹』を使って強化、延命できる
モモシキとキンシキの狙いは、ナルトのチャクラだったのです。
『丹』などドーピング頼りの卑怯者!
自分の力ではなく、所詮はドーピングで自分の力を強化しているだけのまがい物!
ナルトはそんな能力など認めようとはしません!
『丹』を飲み込むモモシキ
『フン・・・・・』
『所詮は下等生物か・・・・・』
モモシキは、丹を飲み込み、その力をナルト達に見せつけます。
その巨大な術の塊には、ボルトが先ほど攻撃した物も含まれていました。
責任を感じたボルトは、影分身を使い、サラダを最大限にフォローしようとします。
ナルトの九尾の力
モモシキが4人にめがけ、攻撃を放ちます!
その強力な攻撃を受け止めるナルト!!
九尾のチャクラを使って受け止めたのです。
サスケ
『オレのチャクラも使え』
『お前がやられたらここは終わりだ』ナルト
『ああ・・・』
『すまねぇ、サスケ!』
モモシキはかまわず攻撃を続けます。
必死に持ちこたえるナルトですが、完全には防ぎきれません。
ナルト、全開!!
モモシキはいよいよ、全力の攻撃を放とうとします!!
それをみたナルトは、サスケに言います。
『・・・サスケ』
『子供たちを頼む』
『・・・・・・・』
『・・・分かった』
ナルトは全力で向かう決意をするのでした!
『よぉし・・・!』
『やるぞぉ、クラマ!!!』
『なまってねぇだろぉなぁ!!!』
ナルト、前回の力でモモシキに立ち向かいます!
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