◆前回のあらすじ◆
モモシキとの戦いの後、手のひらに『印』ができてしまったボルト。気にかかるものの、ボルトは日常へと戻っていきます。
まずボルト達に与えられた任務は『盗賊団の捕獲』。ボルト、サラダ、ミツキの3人は『頭領のいる場所を突き止める』という最大の目的は達成できなかったものの、逃げていた強盗団の3人を捕獲することに成功します。
その後、ボルト個人に与えられた任務。それは大名の息子であるテントウの『護衛』です。大名がお忍びで里にやってきており、その間、息子の護衛をボルトにやってほしいと、大名が直々に依頼してきたのです。実際の所『護衛』というのは建前で、『教育の一環として忍者の何たるかを見せてやってほしい』というのが大名の望みでした。
いけすかない性格のテントウを相手に、ボルトは気が進まないものの、その任務を引き受けることになります。
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◆BORUTOボルト◆
第1巻(1話・2話・3話)
第2巻(4話・5話・6話・7話)
第3巻(8話・9話・10話・11話)
第4巻(12話・13話・14話・15話)
第5巻(16話・17話・18話・19話)
忍術を見せてほしい
大名の息子であるテントウの護衛任務を任されたボルト。テントウにより、大名が経営しているホテルの庭園に連れてこられます。
ボルト
『ほえーーー・・・・』
『ホテルも庭園も全部貸し切りかよ・・・』
『大名っつーのはやる事がちげーな』
自分とテントウの2人だけしかいないにもかかわらず、完全貸し切り状態です。あまりにもスケールが大きな状況に、ボルトは驚きます。
テントウ
『そうかい? 普通だろこれくらい』
『買い取るわけじゃないんだし』
それよりも、テントウが気になるのはボルトの『忍術』であり『影分身』です。どうしても見たいからと、ボルトに頼みます。
ボルト
『・・・しゃーねぇなぁ・・・』
『よっく見とけよガキんちょ・・・』
5人に増える影分身の術を見て、テントウは眼を輝かせて喜びます。
しかし、一言も二言も多いツッコミを入れます。
テントウ
『でも、アレだな』
『今の火影は千人以上になるっていうし』
『それに比べりゃ遥かにショボいな!』
厳しいことを言われ『イラッ』と来るボルト。
テントウはさらに『変化の術』を要望。ボルトは言いたい放題に言われてしまったため、今度はビックリさせてやろうと考えます。
ボルト
『変化!!』
『おいろけの術!!』
ボルトは水着姿の女性に変身!
そして、さらにそこから影分身の術を合わせた『ハーレムの術!!』でテントウを驚かせてやろうとします。
しかし、テントウは特に驚くほどの事はありませんでした。
テントウ
『いやぁなかなか面白いけど』
『どうせなら「清楚系」がよかったかなぁ』
『この手の「セクシー系」は』
『しょっちゅう家に出入りするからさぁ』
『見飽きてんだよね!』
あまりのませガキっぷりに、驚かされたのはボルトの方でした。
テントウの『ゲマキ』コレクション
テントウはボルトに、『ゲマキ』のコレクションを見せます。
ボルト
『すっ・・・すげぇ!!』
『これほとんど全部そろってんじゃねーか!』テントウ
『R以上のカードだけを』
『まとめたファイルさ』
『他のもたくさんあるよ』
ボルトは、これだけあるならもしかして・・・・・と考え、自分がどうしてもほしいと考えているカードがあるのではないかと探してみます。
テントウ
『なんだボルト』
『そのカード欲しいの?』ボルト
『・・・・・欲しいも何も』
『コレだけを目当てに』
『飼い続けてるよーなモンだからよ』
『本物みるのも初めてだってばさ・・・』
そういうボルトを見て『あげようか?』と言い出すテントウ。
ボルトは、それがあまりにも激レアのカードであるため躊躇しますが、テントウにとってはダブっているので、それほどの物でもありません。
何より、父親にもらったクレジットカードがあるため、欲しい物はお金でいくらでも買うことができるのです。
そういうテントウの眼は何だか寂しそうであることに、ボルトは気が付きます。
幾らでもカードは買えるから、欲しいカードがあるならあげるというテントウ。しかし、ボルトは、ゲームでチートデータを使用していた時に言われたシカダイの言葉が頭をよぎります。
テントウはカードをあげる交換条件として『忍術』を教えてほしいとボルトに頼みます。
テントウ
『ボクも忍者になってみようかと思ってね』
『カード集めてたら本物の忍者に』
『興味持っちゃってさ!』
ボルトはテントウに忍術を教えることを承諾します。しかし、カードを貰う事は断りました。
ボルト
『カードはいらねぇよ』
『本当に欲しいもんは』
『どんなに大変だろーが』
『自力で手に入れたいたちなんだよ』『教えるのは安全のためだ』
『お前みてーな立場なら』
『護身術のひとつくれー』
『身につけといた方が安心だろーしよ』
パパに見てもらいたい
テントウに手裏剣の投げ方を教えるボルト。しかし、あまやかされて育ったテントウは、すぐに嫌になってしまいます。
ボルトは実演し教えてあげますが、テントウは落ち込み気味でうなだれてしまいました。
ボルト
『そんなにやる気ねーのに』
『なんで忍者になりたいなんて言うんだよ』
テントウが忍者になりたい理由は父親に理由がありました。父親はいつも『忍者は凄い』『信用できる』と高く評価していたのです。
テントウ
『だからボクも忍者になりたいんだ!』
『こうやってカードになるくらいの』
『すごい忍者に・・・!』『・・・そしたらさ・・・・・』
ボルトは自分が父親に構ってもらえず、辛い思いをしていた時の事を思い出します。テントウは少し前のボルトそのものだったのです。
ボルト
『・・・ったくしょーがねぇーなー・・・』
『だったらせめてもうちょい』
『根性みせろよな・・・』
『お前さえやる気があんなら』
『オレもとことん付き合うからよ・・・』テントウ
『・・・・・ボルト・・・』
それから、テントウはボルトの指導の下、朝晩問わず一生懸命練習を続けました。
そして・・・・・
やっと、マトのど真ん中に当てることに成功するのでした。
ボルトがテントウに語る将来の目標
貸し切りホテルの飲食店スペースで『ゲキマ』のカード遊びを始めるボルトとテントウ。
ボルトはそこで、テントウに自分の話をし始めます。
ボルト
『とにかくかまってほしくて』
『いろいろバカやってさ・・・』
『忍者失格になった事もあったんだぜ』
『皆が許してくれたから』
『今もどうにか忍者やれてる』『オレさ・・・今はまだこんなだけど』
『いつかさ・・・』
『火影を支えるスゲー忍者になりてーんだ』『ま! スゲームズいけどな!』
そういって笑い出すボルト。
テントウはそんなボルトを見て、『なんか・・・いいな・・・』と思うのでした。
別れの時、しかし・・・!?
そして、とうとうボルトの護衛の任務が終わります。
テントウ
『ほんの数日だったけど』
『楽しかったよ』ボルト
『俺もだよ』
『意外だったけどな!』テントウ
『・・・また会える?』
そう心配そうに尋ねてくるテントウに、ボルトは言います。
ボルト
『分かりきったこと聞いてんじゃねーよ!』
『友達に向かってよォ!』
そういって、ボルトはテントウに笑いかけます。
テントウは嬉しくて、ボルトに抱きつくのでした。
そんな二人を遠くののホテルから見つめる者が・・・・・。その者は、無線を使って別の場所にいる者と会話をします。
??1
『護衛のガキが退場するようだ』??2
『よし、では今夜決行しろ』??1
『「顔」は手に入れたのか?』??2
『心配するな』
『少々時間をムダにされたが』
『計画そのものに支障はない』
『大名はオレたち「貉」の要求を』
『飲むしかないんだ』??1
『・・・いいだろう』
『頼りにしてるぜ・・・・・』
『頭領』
◆感想◆
◆おいろけの術
私は『ナルト』の方を漫画でもアニメでも見たことがありません。そこで勉強と思い、少し前に1巻だけ読んでみました。
『おいろけの術』はナルトも結構使っていた術のようですね。親子二代での使用ということで、知ってる人は思わずニヤリってところでしょうか。
もう少し知識を深めるために2巻以降も読み進めなければいけませんねぇ。
◆ボルトがほしいカードって何だろう?
ボルト曰く
『コレだけを目当てに』
『買い続けているよーなモンだからよ』
最初は妹の『ひまわり』のカードでも狙っているのかなと思いましたが、おそらく『ゲキマ』というのは、歴代の忍者たちのカードなのだと思います。ですから、現在のボルトたちのカードはないと思いますし、忍者でもない『ひまわり』はなおさらないでしょうね。
今回の情報で、ボルトは『超のつく激レア』だと言っていますので、ある意味『火影以上』の存在なのだと思われます。
そうなりますと、『ナルト』の方を読んでいない私には予想できません。せいぜい考えられるとしたらミツキにプレゼントするための『大蛇丸』くらいですが、そもそもその事実をボルトが知っているのかどうか。何より、大蛇丸が仲間に該当する存在なのかどうかもよくわからないという。
◆テントウは意外と素直だった
金持ちのボンボンだと性格悪いと言うのが王道だと思うのですが、意外と素直で良い性格のキャラクターとして描かれていました。さすがに月一連載ですし、長々と引っ張れないってことなのかもしれません。
◆『頭領』と『もう一人』は・・・?
貉の頭領は、使用人の『ヤマオカ』に変化していたようです。
11話の解説によりますと『殺した人間の姿や声、記憶までもコピーして変化する』とのこと。ヤマオカ、どうやら殺されてしまっているようです。11話以降に殺されたのか、それとも、それ以前に殺されてしまっていたのか。
テントウにとっては親代わりともいえる大切な存在だったのかもしれませんね。可哀そうに。
前向きに考えるなら、実はヤマオカは理由があって生かされており、生きている状況から記憶を奪われたとか? だから『少々時間をムダにされたが・・・』と頭領が言っていたのではないかなと。
『頭領』とは別の『もう一人』はどういった存在なんでしょうね? 見方によっては頭領よりも上の存在に見えなくも無いような・・・・・。
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