◆前回のあらすじ◆
日高と一夜を過ごしたハルオ。
そのことに不満を感じた大野は、ハルオを黒服の使用人たちで拉致させ自分の家に連れてくるという強硬策に出ました。
大野の家で家庭用ゲームを楽しむことになったハルオ。そんな中、ハルオは大野が自分に何を伝えようとしているかに気が付きます。
最近はずっと渋谷にたむろっていました。これからは今まで通り、溝の口にも顔を出すから、そこでまたゲームをしようと大野と約束します。大野は目的を一つ達成でき嬉しく思います。
そして次の日・・・・・大野は一人、日高の元へやってくるのでした。
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◆ハイスコアガール◆
第7巻(41話・42話・43話・44話・45話)
第8巻(46話・47話・48話・49話・50話)
第9巻(51話・52話・53話・54話・55話)
第10巻(56話・57話・58話・59話・60話)
第11巻(61話・62話・63話)
自宅に帰って来たハルオ
大野の家で一晩過ごしたハルオは、昼過ぎに自宅へ戻ってきます。
ハルオは大野姉と母から、大野家で一晩過ごした感想を聞かれます。
大野姉
『妹は怒ってたか?』
ハルオ
『いや、怒っては無いよ』
『いつもの感じだったぜ・・・』
『ただ普通に「ファイナルファイト」シリーズをやっただけだ・・・』
大野は、ハルオが昼前に起きた時にはもう家にいませんでした。出かけてしまっていたのです。それでハルオは自宅に戻って来たのでした。
大野が向かった場所・・・・・、大野姉と母には大方予測がついていました。
日高の仕事終わりを待つ大野
大野は日高の家にやってきていました。
日高には、大野が何か用があってやってきたことはわかるのですが、大野は喋らない為、詳しいことはよくわかりません。
母親が帰ってくるまで、日高は店番をやらなければいけません。それまで、大野を待たせることになってしまいます。
外にあるゲームで時間を潰す大野。寒いから店の中へと誘う日高でしたが、大野は『平気』という合図を手で送ります。
何やら近寄りがたい雰囲気の大野。先日の朝帰りの件だろうとは予測できるのですが・・・・・。日高はなかなか考えがまとまりません。
そこへ、日高の母親が帰ってきます。
大野と日高は、出かけることになります。
二人でゲーセンへ
大野と二人で歩く日高。今回のように二人きりになったことが無いため、日高は何を話せばよいかのと悩みます。
日高
『・・・大野さん、今向かってるところって』
『ゲーセンだったり・・・?』
無言でうなずく大野。そして、日高をじっと見つめます。
何も語らず目で訴えかけてくる大野に、日高は何やら殺意のようなものがあるのではと感じ取るのでした。
大野と日高の体力測定
ゲーセンにやって来た二人。大野は普通にゲームを楽しんでいるだけにも見えます。
日高
『大野さん、今日は別に・・・・・』
『私と遊びたくてさそってくれたんじゃないんでしょ?』
そう直接聞いてみますが、大野は明確な返事をしません。
そして、体力測定のゲーム。
日高は『79』。16歳の平均よりちょっと上程度でした。
もう一回できるからと、日高は大野に勧めます。
日高
『そ・・・そういえば大野さんと初めて会ったのも』
『このゲーセンだったね・・・』
『バーチャコップですごい差をつけられて・・・』
『大野さんは覚えてないかもだけど・・・』
『中学の時に私達1回』
『スパⅡXで対戦してるんだよ』
『豪鬼で入られてボコボコにされたけど・・・』
『振り返れば私は大野さんに負け続き・・・』
『今日、私の所に来たのは』
『矢口くんのことが関係してるんでしょ・・・?』
『ゲーセンに来たのも対戦が目的だったはず・・・』
『私に何度も勝ってるのに対戦したいってことは』
『やっぱりこの前の事・・・』
『ハッキリさせたいからでしょ?』
『もしそうだとしたら・・・私も受けて立つ』
『私も大野さんと真剣勝負がしたい』
そう言って、日高は大野にゲームの勝負を挑みます。
日高
(大野さんとの最初で最後になる真剣勝負・・・)
(絶対に負けたくない)
◆感想◆
◆やはり喋らないのか!?
喋らないキャラが一人で日高の元にやって来て一体どうなることかと心配しましたが、何とかコミュニケーション?が取れているようです。よかった。
それにしても、ヒロインがここまで喋らない作品が今まであったでしょうかねぇ? 私の記憶に残っている『漫画アニメで喋らないキャラ』と言えば・・・・・
漫画『ハレグゥ』のラーヤでしょうか。
▲左下の緑色の髪
作品の終盤、主人公のハレが未来の世界に行って、成長したラーヤが喋るシーンはあったように記憶していますが、それ以外では一切喋らなかったように思います。
でも、完全にモブキャラでしたからね。ハイスコアガールのようにメインヒロインが一切喋らないってパターンはある意味、初だと思われます。
◆大野と日高のゲーム対決!
もう、やる前から結果見えてますよね。日高が勝つ可能性は1%も存在しないと思います。一体、何の意味があって勝負などするのか・・・・・。哀れな日高の敗北シーンしか思いつきません。
よくよく考えてみると、この作品は大野に匹敵するような人が登場しませんね。あのゴスロリファッションさんはいい勝負ができるのか? それとも、ストーリーに大きなかかわりを見せないキャラで終わってしまうのか? 今後の展開に期待です。
◆ハイスコアガールcontinue
著作権問題で2年間休載していましたが、昨年の7月に連載が再開。その時に同時に発売されたのが『ハイスコアガールcontinue』。私はてっきり『今後はハイスコアガールcontinueというタイトルでやっていく』という意味だと考えていましたが、そうではないようです。
ハイスコアガール1~5巻
(2014年8月以前に発売されたもの)
ハイスコアガールcontinue1~5巻
(2016年7月以降に発売されたもの)
(著作権の問題で加筆、修正されている)
ハイスコアガール6巻~
(6巻以降は「continue」はつかない)
どうして和解したにもかかわらず、『continue』という別物を用意しなければいけなくなったんでしょうね? 少々謎です。
個人的な憶測では
・エニックスは和解は難しいと判断していた
・作者に加筆修正を指示していた
・しかし、思いがけず和解決着となった
・加筆修正をやらせた分が無駄になってしまう・・・
・『continue』で販売しよう! ファンは買ってくれるはず!
ということなのかなぁと今更ながらに思います。
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