◆前回のあらすじ◆

美世の手料理を清霞が『美味い』と評価したところ、美世は大粒の涙を流し泣き出してしまいました。褒められてとても嬉しかったというのです。美世は今まで出会った名家の娘とまったく違うため、どういった環境で育ったのかが気になり、清霞は美世の身辺調査を行うことにします。

一方、斎森家には辰石家の当主が来ていました。美世は辰石の長男と結婚するはずだったのに久堂家に嫁いでしまったからです。辰石家の当主は美世が『薄刃家』の血筋であるためどうしても嫁にしたいと考えます。

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◆わたしの幸せな結婚◆

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最新『わたしの幸せな結婚』

◆ゆり江さんが裁縫道具を出してくれる
◆美世は裁縫道具を使って着物を繕う
◆今度の休日に2人で街へいくことに
◆出かける前、ゆり江さんが化粧してくれる

美世を調査する!

裁縫道具を出してもらう

美世は裁縫道具を持っていないため、ゆり江さんに出してもらいます。これはおそらく久堂家の裁縫道具でしょうね。

それを使って、美世は自分が持参した着物を繕います。大分痛んでいるためです。

美世にしてみれば

『自分には異能が無いのでいずれ追い出される身』
『久堂家に頼るわけにはいかない』

このように考えているのでしょう。それ以前に使用人以下の立場で生きてきましたから『着物を用意してもらう』という発想はないのでしょうね。

ゆり江チェック!

美世は隠れてコッソリと着物を繕っていますが・・・・・清霞に頼まれていたゆり江は美世の動向をコッソリとチェックしています。

・裁縫道具を持っていない
・自分が着ている着物を繕っている
・化粧もしていない

美世は名家の娘であるにもかかわらず、これは一体!? とゆり江は思っていることでしょう。まぁ、それ以前に美世は名家の娘っぽくない要素万歳なんですけどね。

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清霞チェック!

清霞
『お前は日中、何をして過ごしている?』

清霞はより江から情報を得ているため『美世が裁縫をして着物を繕っている』ことはわかっています。

清霞が質問した目的は『美世が本当のことを語ってくれるか』を確認しているのでしょうね。

美世
『ゆり江さんから雑誌を借りて読んだり、しています』

美世は嘘をつきました。着物を繕っていることを語れば『着物を買って!』と言っているかのようだと思ったようです。

遠慮するのが当たり前になってしまっていますね。

今度に休日に街へ出かける

清霞は美世に『休日に街へでかける』と言って誘います。

おそらく街へ出かける目的は『美世の着物を買ってあげる』事だと思います。清霞はゆり江から『着物を繕っている』ことを聞いているはずですから『美世はまともな着物を持っていない』ことを知っています。買ってあげるしかありませんね。

また、清霞は美世がどういった人間であるかも測りかねています。これを機会に美世のことを良く知りたいと考えているのでしょう。

美世は『異能』を持っている?

美世の夢の中に『美世の母親』が登場します。

美世の母親
『でも大丈夫よ』
『あなたがもう少し大きくなったら・・・・・』

一定の年齢に達しても異能をみせない美世に父親は幻滅。しかし、母親は何かを言いかけていますね。

もしかしたら『薄刃家の異能』は一定の年齢にならなければ使えないタイプなのでは? 確か『人心に干渉する力』みたいですから、幼い子供には無理で、ある程度『心が発達』しなければ使えないってことなのではないでしょうかねぇ。

そして、美世は家族から虐げられてきたことで『心を閉ざして』しまいました。

ですから、もしかしたら美世は『異能を受け継いでいる』けれど、心を閉ざしてきたから異能があることに自分自身気付くことができていない、ということなのではないかなぁと思えます。

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