◆前回のあらすじ◆

清霞と美世は2人で街にデエトに行きます。街まで少し離れているため、屋敷から車で軍の施設まで移動した後、そこから歩いて街へと向かいます。

ほとんど街に行くことが無かった美世にとっては街の中の物は珍しいものばかりでついつい見入ってしまいます。そんな美世を気遣い歩調を合わせてくえる清霞を美世は『とても優しい方だ』と感じます。

清霞の目的は美世の為に『着物』を買うことでした。美世が古着を縫っていたことを知ったため買い与えようと考えたのです。

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◆わたしの幸せな結婚◆

1巻1話2話3話4話5話6話7話
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3巻15話16話17話18話19話20話・21話)

最新『わたしの幸せな結婚』

◆清霞は美世に『クシ』をプレゼントしてあげる
◆斎森家の調査報告が来て、清香は美世がどういった扱いを受けてきたかを知る
◆美世の母親が『薄刃家』の人間であったことに驚く
◆帰り、清霞は何者かによって狙われる

デエトの続き

呉服屋を出た後、清霞と美世は『甘味処』へと行きます。今でいうところの『喫茶店』か『ファミレス』って感じになるんでしょうかねぇ。

食べているのは『ぜんざい』かな? こんもりと盛り上がっている黒い物体が一体何なのかがよくわかりませんが。

前話にて呉服店で買った着物は後日、家に届けられるのでしょう。

旦那様は絶世の美青年

美世
(久堂清霞という人は絶世の美青年だ)
(女性顔負けの美しい髪を持ち・・・・・)

『絶世の美青年』ときましたかぁ。少女マンガなどではよく聞く設定ですが、少年マンガではほぼ聞いたことがありませんねぇ。

原作者は女性かもしれません。

清霞『素直な言葉を聞きたい』

清霞
『お前が今のように素直な言葉を口にする方がうれしい』

美世は笑顔にならないですし、自分のことを話そうともしません。清霞はそのことをずっと気にしています。清霞が今回、美世を『デエト』に誘ったのも、美世が少しでも心を開いてくれたらという想いなのでしょう。

清霞
『私達はこのままいけば結婚する仲だ』

清霞はこのように言いますが、美世はたいした学歴がありませんし、何より『異能』を持っていません。そのため、清霞がもしこのことを知ってしまえば結婚は破綻となると考えています。

おそらく『異能を持っているか否か』はかなり重要なことなのかもしれません。

とは言え『辰吉家』は美世が異能を持っていないにもかかわらず、美世を嫁にしたいと考えています。美世の母親が『薄刃家』の人間であるということが大きいようです。このことから『美世が異能を持っていない』ことは大した問題ではないのかもしれません。

もしかしたら美世は勘違いしているのかも?

デエト内容まとめ

今日一日のデエトの内容は

①車で移動し、軍部内に駐車する
②徒歩で『呉服屋』へ行く
③『甘味処』で甘い物を食べる
④『本屋(図書館)』に行く
⑤花を見に行く

以上となりました。

本屋というよりも『図書館』に見えますね。確か徳川家康が本好きで江戸初期に図書館のようなものを民衆にも用意したと聞いたことが有るような、無いような。ですから、明治大正くらいには本をたしなむ図書館のようなものは大きい街ならあったかもしれません。

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清霞、美世に『クシ』をプレゼントする

夜、美世が風呂に入っている間、清霞はコッソリと美世の部屋の前に『クシ』を置きます。どうやらプレゼントみたいです。一体いつ買ったのやら。それとも『ゆり江さん』に買ってもらっていたのかな?

清霞
(男が女にクシを送る行為には)
(求婚の意味がある)
(誤解を避けるためこそこそとする羽目になってしまった)

まんざらでもないくせに自分自身をも誤魔化そうとする清霞(笑)。

美世自身はそういった意味があることは知らなかったようです。純粋に『気を使ってもらえた』『プレゼントを貰えてうれしい』こういった感覚なのでしょう。

そういえば、単行本第一巻の終わりに『美世が使用人からクシを貰うエピソード』が描かれていました。斎森家にいるころはどんなものでも手に入れることも難しく、捨てる直前のものを使用人に譲ってもらっていたようです。そんな美世に、辞める直前の使用人がクシを譲ってくれるちょっと悲しい話。美世はその時のクシをずっと大事に使ってきていたようです。興味がある方は単行本を購入して読んでみましょう。

美世の調査結果

清霞は探偵?のような者を雇って『斎森家での美世』がどういった生活をしていたのかを調べます。その結果は・・・・・

◆美世の母親は亡くなっている
◆継母の娘が優秀
◆美世は異能を持っていない
◆継母や義母妹に使用人以下としての扱いを受ける
◆着るものもボロボロ、食事もろくにもらえず痩せ細っている
◆美世の母親は『薄刃家』

よく調べていますね。優秀な探偵だったようです。美世が清霞に秘密にしていることが全てバレてしまいました。

これらを踏まえた上で清霞は

清霞
(斎森美世が嫁いでくることについては)
(なんら問題はない)

このように判断しています。清香は『美世が異能を持たない』としても問題ないと判断している良い鵜です。やはり本人が持っていないとしても問題ないってことなのでしょう。

美世の母親は『薄刃家』

清霞が最も気にかけているのは『美世の母親が薄刃家の人間だった』ということでしょうか。薄刃家がどういった家なのかよくわからないため良い悪いではなく『警戒』しているって感じですね。

【異能の種類】

・念じるだけで物を動かす
・火、水、風などを意のままに操る
・離ればたしょに一瞬で移動する
・空中を歩く
・壁に隔たれた先を見通す
など

【薄刃家の異能】

・人の記憶を操作する
・夢に入り込む
・思考を読む

・相手の自我を消し傀儡とする
・幻覚を見せて錯乱させる

いやぁ・・・・・危険じゃないですか。薄刃家の異能はメチャクチャ危険ですよ。世界制服できそうなくらいに危険です。

そのため、『独自のしきたり』で行動し『ひっそり隠れて暮らしている』とのことです。

危険であるため『めったにその血を外に出さない』とのことですが・・・・・よく斎森家は薄刃家の嫁を貰うことができましたね。

それに、そんな重要な『血』なら薄刃家は母親や美世を監視してこなかったんでしょうかねぇ?

『人の記憶を操作する』

おそらく美世も記憶を操作されているのではないでしょうかねぇ。『特別な異能があるけど、記憶を操作されて使えないようにされている』・・・・・とか? 何かきっかけがあれば異能を使えるようになるのではという気がします。

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