◆前回のあらすじ◆

学校へ通い始めた珠彦。

しかし、『志磨家の人間』ということで、皆からの対応は冷たいものばかりであり、友達もできません。

そんな珠彦を唯一気にかけてくれたのが、白鳥ことりちゃんの双子の兄であり、珠彦と同じ日に転入してきた『白鳥ハカル』。

ハカルは、珠彦にとって初めての友達になってくれるのでした。

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◆大正処女御伽話◆

1巻(1話・2話・3話・4話5話6話7話8話
2巻(9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話16話
3巻(17話18,19話20話21話22話
4巻(23話24話25話26話27話28話29話30話
5巻(31話32話33話34,35話36,37話最終話

【最新】大正処女御伽話

思いがけないお客様

大賞2年の12月。

珠彦が学校へ行き初めてできたお友達のハカルが、誰かと共に訪ねてきました。

ユヅ
『え・・・うそ・・・もしかして・・・』

変装をしていましたが、ユヅは何となくその人物が誰か気づいてしまい、ドギマギしてしまいます。

ハカル
『あれ? ユヅちゃんに言うてへんかったっけ?』
『僕の双子の妹の・・・・・』

ことり
『白鳥ことりです!!』

『急に訪ねてすんません』
『ウチお二人に用があってきました!!』
『お二人に恋愛とはいかなるものか教えていただきたく!!』

いきなりの話であっけにとられ、何が何やら理解できない珠彦とユヅ。

ことり
『せやから、「恋愛」とは何か教えてくれやす!!』

珠彦・ユヅ
『れ・・・恋愛!?』

音楽はすごいんや~!

家に上がってもらい、話を聞かせてもらうことにした珠彦とユヅ。

ことり
『ウチ少女雑誌でお悩み相談帖言うのやってるんやけど』
『近頃ようけ気はるんです、恋の悩みが』

『そいで恋とかようわからんけど』
『恋する乙女を応援する歌を作ったろう思いましてん』
『恋したことあらへんけど!!』

珠彦
『よくわからんのにつくるんだ』

ことり
『せやからこうして恋愛中と噂の』
『お二人のところへ参りましてん!』

よく喋ることりちゃん。珠彦の想像以上に明るくて、竹を割ったような性格の持ち主でした。

ことり
『ホンマは悩んでる子のトコいったげたいけど無理やしね』
『せやけど音楽やったら!!』
『音楽の力ってホンマすごいんや~!!』

ハカル
『音楽なんかより恋愛について聞くんやろ?』
『はよ本題に入らな』

ハカルがそういうと、ことりちゃんは不機嫌になり怒り出します。

ことり
『ハカル君は黙っといて!』
『今のハカル君に音楽なんかとか言われたないわ!』

それをきいて、『そうだな』とうなづくハカル。これ以上ここにいない方がいいと考え、ことりちゃんを珠彦とユヅにお願いし、自分は帰ってしまいました。

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音楽が好きなことりちゃん

何だか静まりかえってしまった空気。ユヅは再び話を戻します。

ユヅ
『でも本当に音楽っていいですよね』
『私も歌うの大好きですし』

ユヅの話に合わせて、珠彦ものってきます。

珠彦
『まったくその通り、僕も好きな歌があって』
『歌ってもらうと元気が出てくる』

そういって、珠彦とユヅは微笑み合います。

珠彦が好きだと言っている歌は『星の界』。それはことりちゃんにとっても大好きな歌でした。

気持ちが高ぶってきたことりちゃんは、皆で歌おうと言い、ギターを用意します。

ユズの恋愛指南

音楽の事になるととても楽しそうにしていることりちゃん。ユヅはそんなことりちゃんをみて言います。

ユヅ
『ことりちゃんは本当に音楽がすきなのですね』

ことり
『うん! 料理と裁縫はよう出来へんけど』
『音楽だけはいくらでも!!』

ユヅ
『だからこうして歌を作るための取材をすすんでなさる』

ことり
『そう!!』

ユヅ
『いまよりもっと上手になれるなら』
『どんな練習でもできますか?』

ことり
『もちろん!!』
『ギターベース、ドラムピアノの練習』
『ぜーんぶたのしかったし!!』

ユヅ
『恋もそうですよ』
『大好きな人の為ならできないことも頑張れる』
『仲良くなるとうれしくて』
『四六時中そのお方を想ってしまう』
『その方のお話をしている時が何より楽しい』

『愛情をむける相手が音楽か恋人か』
『ことりちゃんにもわかるはずです』

話すだけ話した後、ユヅは珠彦の方を見てみると、珠彦は顔を赤らめてユヅの方を見ていました。

自分のことを言っているのかなと思いドギマギする珠彦でしたが、今のはたとえ話だ、何て自分は自意識過剰なのかと考えを否定し始めます。

ユヅ
『もう、珠彦様のことです!』
『他に誰がいるというのですか!』

そう言いながら珠彦をつっつくユヅ。二人はとても幸せそうに微笑み合います。

ことりちゃんはそんな二人を見て、何やら良い曲がうかんでくるのでした。

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ユヅが珠彦にしてほしいことは?

ユヅのアドバイスのおかげで曲作りが好調なことりちゃん。

ことり
『うちから言わせてもらうとユヅちゃんも珠彦馬鹿やで』
『さっきの物言いやと珠彦君の事好きすぎやろ』

『うちが音楽のためになるなら何でもするように』
『ユヅちゃんも珠彦くんのためになるなら』
『何でもしてあげそうや』

そう言われてしまい、恥ずかしさから顔を赤らめしどろもどろになってしまうユヅ。

ことり
『ほんならあべこべに、珠彦君が一つだけ』
『何でもしてやるていわはったら何してもらう?』

そう言われて考えるユヅ。

◆感想◆

ことりちゃん登場回となりましたね。なかなか元気でテンションの高い娘さんとして描かれているようです。

ただ、個人的にはこういった登場の仕方は避けてほしかったです。といいますのも、珠彦やユヅと親しくなってしまっては『アイドル』という高い位置から『珍しいことをやっている仲のいい娘さん』の位置まで下がってくるってことになりますからね。こうやって親しく会話するのはもっと後でも良かったのではと感じてしまいます。もう少し、遠いところで頑張っていることりちゃんの姿をみてみたかったなぁと。

>『何でもしてもらえるとしたら』
>『ユヅは珠彦くんに何をしてほしいのか?』

他の方の考えを知りたく2ちゃんの方を覗かせてもらいました。『子供を沢山』説が有力みたいですが、それは無いと思います。

ユ『子供を沢山生みたいんです』
こ『してもらったらエエのに』
ユ『ム、ムリです、私の体が持つかどうか』
こ『えー?』

こういったエ●い会話、今どきの若い女性でもしないと思うんですよ。

おそらく『自転車の講師をしてほしい』ということだと思います。番外編にユヅが自転車を貰って珠彦に指導してもらうという話がありましたからね。かなり転倒していました。だから『体が持つかどうか』なのだと思われます。

まぁその程度の事であれば照れる必要もないと思いますが、エ●いことを読者に連想させるやり方ってのは、漫画的にはよくあるパターンなのかなと思っています。

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