◆前回のあらすじ◆
変装して知り合いに会いに行くジンシ。道中、マオマオに『宮廷の暮らしも悪くないだろう』などと言ってきます。マオマオにしてみれば暮らしは悪く無いものの、一人で家で暮らしているオヤジさんが心配だと答えます。
目的地に着いたジンシはそこでマオマオに『ギジョの価値を下げる方法』を聞いてきます。それはラカンがとあるギジョに対して行ったというもの。マオマオはその質問に答えますが、それは快い内容ではありませんでした。
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◆薬屋のひとりごと◆
1巻(1話・2話・3話・4話)
2巻(5話・6話・7話・8話)
3巻(9話・10話・11話・12話・13話・14話)
4巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
5巻(22話・23話・24話・25話・26話)
6巻(27話・28(前・28(後・29(前・29(後・30話・31話・32話)
7巻(33話・34話・35(前・35(後・36(前・36(中・36(後・)◆
8巻(37話・38話・39話・40話・41話・42(前・42(後)
9巻(43(前・43(後・44話・45話・46話・47話・48話)
帰ってきたマオマオ
変装したジンシを目的地に送り届けたマオマオは、実家に戻ってきました。結局ジンシは誰と会うために変装したんでしょうかねぇ。
休みをもらって帰ってきたマオマオですが・・・・・特に予定はないとのこと。まぁ、オヤジさんのことも心配ですし、こうやって時々戻ってこれれば万々歳と言ったところではないでしょうか。
日本では江戸時代以前は『休日』という概念自体が無かったとのこと。正月とお盆は仕事を休むけど、普通の日は休みなどなく働くのが当たり前という世界観だったようです。
マオマオの家も結構近いようですし、現代の感覚で言うなら『土日は実家へ』といった感じになりそうですが、この世界の感覚では『年に数回、まっとまった休みがもらえる』くらいの感覚かもしれませんね。
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緑青館の病人
特に予定の無いマオマオのオヤジは『緑青館に行ってほしい』と言いだします。緑青館には病人がいて、おそらく毎日、看病してあげているのでしょう。
◆病名:梅毒
1940年ごろにペニシリンが登場して治る病気になったようですが、それまでは体が変形してしまうくらいに厄介な病気だったようです。そして、最終的には死んでしまうとのこと。
昔の治療方法として『水銀』や『ヒ素』などを使ったようです。ただ『中毒症状』が出るためあまり良くは無かったようですね。よくわかりませんが、早期に治療を行えば完治するものだったのかもしれません。絶対に直らない病気ならマオマオやオヤジも感染を恐れて近づけませんからね。
何にしても、この女性は手遅れであるためもうどうすることもできないようです。表面的だけでなく、体内や脳なども蝕まれているとのこと。まぁ治す手段がありませんから一生涯介護が必要な状況って感じでしょうかねぇ。
病人はマオマオの母親か?
最後、病人は『白い石』と『黒い石』をベットに並べていました。おそらく『囲碁』でしょう。軍師のラカンが口説きたい女性は『囲碁が強かった』と言っていましたね。おそらくこの女性のことだと思われます。
ラカンと『この女性』の子供がマオマオなのだろうと思います。ということで・・・・・色々と推察してみました。
・元々この女性は高級妓女だった
・しかし、ラカンの策略で地に落ちた
・ラカンと女性の間に子供(マオマオ)が生まれた
・子を産んだことで『ただの妓女』になり下がった
・客を取るうちに梅毒をうつされた
・気づくのが遅れ重症化し、今に至る
まぁ、こういったところではないかなと思います。
こうなるとラカンはただの極悪非道な男になってしまうんですよね。たいていの場合、こういったことは何らかのフォローが入ってるものだと思います。
・やり方は悪かったもののラカンは純粋に女性を愛していた
・何とか自分のものにしようとし続けた
・しかし、女性は完全にラカンを拒絶していた
・女性が梅毒をうつされ、重症化したことを知る
・ラカンは女性の為に自分の財産で『離れ』を建てた
・そして、治療費を今でもずっと払い続けている
こんな感じでしょうか。
だとしても、『ラカンのせいで自分はこのようになったんだ!』という恨みはずっと残ると思いますねぇ。果たして真相は!?
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