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◆薬屋のひとりごと◆

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最新『薬屋のひとりごと』

主人公、さらわれて後宮の下女に

花街で薬屋として働いていた主人公のマオマオでしたが、森で薬草の採取を行っている際に『人さらい』に誘拐されてしまいました。恐ろしいことです。

そして、『人さらい』連れていかれたのは・・・・・予想外にも『後宮』という場所。帝の子供を産み育てるための場所ですね。ここは皇帝とその血縁以外は男子禁制の場所です。まさかこんな立派なところに連れてこられるとは。

理由ははっきりしないものの、マオマオはこの場所で働かされることになってしまいました。

マオマオ
『おとなしく働いていれば』
『そのうち出られる』

この世界には『警察』的な存在はないのか!? マオマオは諦め気味ですねぇ。

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後宮の呪い!?

食堂にて、同じ後宮下女の『シャオラン』がマオマオに妙なうわさ話を持ち掛けます。

『後宮で生まれたお世継ぎの赤ん坊のうち3人が生まれて間もない乳幼児の頃に亡くなってしまっている』って話ですね。

存命の赤ん坊は『リファ妃』の息子の『東宮(とうぐう)』。そして、『玉葉妃(ぎょくようひ)』の娘の『公主(こうしゅ)』の2人のみ。

そして、現在はこの2人の赤ん坊も体を悪くしてしまっているようです。

◆女の赤ん坊は狙われる理由がない

マオマオ
(皇位争いなら公主が狙われる理由はない)
(毒をもられた可能性は少ないだろう)
(疑うとすれば病気か、もしくは血筋だろうか)

『公主』は『皇帝の女の子供』のことです。女であるため後継ぎではありません。ですから、マオマオは『公主は狙われる理由がない』と考えています。

にもかかわらず体を悪くしてしまっているため『病気』か『血筋』を疑っているようです。

◆病気になっているのは赤ん坊だけではない

マオマオはシャオランに、亡くなった子供たちがどのように死んでしまったのか聞いてみます。

シャオラン
『皆、だんだん弱っていったんだって』
『今回も似たような感じで・・・・・』
『リファ妃の方が容態は重いみたいだけど』

マオマオ
『体調不良はリファ様ご自身も?』

シャオラン
『そうみたい』
『頭痛とか、腹痛とか』
『吐き気もあるって聞いたなぁ』

この話を聞いて、猫猫はあることに気が付きます。どうやら病気の原因に心当たりがあるようですね。

少しばかり気になったマオマオは、妃2人がいる場所に足を運んでみることにしました。

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梨花妃の息子『東宮』の死

中央の方に足を運んだ猫猫。そこで、何やら騒ぎが起こっていました。

リファ妃は自分の息子である東宮が病気になっているのは、玉葉妃が呪いで殺そうとしているのだと疑っているようです。この時代ですと『呪い』を信じる人はそれなりにいたんでしょうねぇ。

シャオランが言っていたように、体調不良からなのかリファ妃はげっそりと痩せてしまっています。

・幼児の死亡
・頭痛、腹痛、吐き気
・梨花妃の体調不良

これらでマオマオは、後宮で起こっている『呪い』の正体が何であるのかに気づいたようですが・・・・・素人の自分ではこの時点では当然わかりません。

マオマオは妃たちに『原因』を伝えるため、コッソリと2人の妃の部屋へ『文』を置いていきます。

しかし・・・・・、それから1ヶ月もしないうちに、リファ妃の息子である『東宮』が亡くってしまいました。玉葉妃の方は文を信じたみたいですね。

『文』を出したのがバレた

とあるお偉方の『宦官』の呼び出しを受け、うまいことやられて『マオマオが文字が読める』のがバレてしまいました。

というか、赤ん坊を助けるために『文』を出したこともバレてしまっているようです。マオマオはそれでも必死にごまかそうとしますが通用しませんでしたね。

マオマオにしてみれば『無能な方が仕事が楽』という判断だったようです。確かに有能であればあるほどめんどくさい仕事を任せられるものですからね。出世するわけでも、給金が上がるわけでもないなら、無能を演じる方がいいというマオマオの気持ちもよくわかります。

『おしろい』が赤ん坊の死の原因

ジンシがマオマオを連れて行った場所は玉葉妃の部屋でした。

玉葉妃は入って来た猫猫に頭を下げます。手紙で高級おしろいが危険であることを伝え、赤ん坊の命を救ってくれた恩人だからです。

しかし、こういった時代の感覚とするなら頭を下げるってことはないでしょうね。『褒美を与えましょう。なんなりと申しなさい。』って感じになるのではないでしょうかねぇ。

◆マオマオは経験上『おしろい』が毒だと知っていた

マオマオ
『私の育った花街でも』
『高級おしろいを使っている妓女は多くいました』
『そしてほとんどが』
『このおしろいに含まれる毒に』
『体を蝕まれ命を落としました』

花街での経験から『おしろいが毒』であると知っていたようです。

命に係わる以上、医者がこの知識を持っていないってのは後宮では致命的ではないでしょうかねぇ。あの医者が死罪になったとしてもおかしくないような事態かと思います。

もうちょっと優秀な医者を雇わないと。・・・・・まぁアレを切らなきゃいけないので、なかなか来てくれる医者も少ないってことでしょうか。

◆マオマオ出世する

そんなこんなで、マオマオは玉葉妃の赤ん坊を助けた功績を認められ、玉葉妃の侍女になることになりました。まぁ、出世ですから良かった良かったと喜ぶべきところかな?

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◆感想◆

この漫画作品は『小説?』を漫画にした作品のようです。原作(小説)通りなら、原作を読んでいる人はもっと先の内容をご存知かと思いますが、私個人は漫画の方だけで読み進めていこうと思います。

何やら聞きなれない用語が多くてわかりにくいなと感じました。中国モノの作品っぽいですね。しばらくは専門用語との戦いとなりそうです。一つずつ、紐解いていこうと思います。

主人公は人さらいの被害者

人さらいに誘拐された結果、『後宮』という偉い人が集まるような場所に売られるってのが現実離れしているような感じがしまして驚きでした。『強制的に奉公をやらされている』って感じなんでしょうかねぇ? あまり聞きなれない設定です。中国ではよくある話なのかな。

そもそも、上の人間に申し出てどうにかならないものなのかなと。警察みたいな組織はないのかなと。その点も、いまいちピンときませんでした。

『後宮』とは?

『宮廷の中に区分された帝の子を為すための女の園』で、男子禁制ですが、『皇帝陛下』とその血縁者なら入ることができるそうです。

『宦官(かんがん)』と呼ばれる大切なものを失った『元男性』も入れるとのことですが、これって『ホモ』ってことですよね?

『自発的ホモ』なのか、それとも『強制的ホモ』なのかでだいぶ違ってくると思います。後宮で働くために『強制的ホモ』にされたということならひどい話でして。『自発的ホモ』だとするなら何故わざわざ痛い思いをして●●●●を失わなければいけないのかと。まぁ、つまりは前者ってことなのではないかなと個人的に思います。

壬氏(じんし)の正体は?

この手の話のパターンとしては『壬氏』の正体は『皇帝』ってのが相場だと思いました。

でも、何だかちょっとした推理物作品って雰囲気なので、裏をかいて皇帝の血縁者って可能性も十分あるような気がします。皇帝がこんなに暇そうに自由に動き回れるってのも変な話ですし。

『東宮』と『公主』

てっきり名前かと思っていましたが、調べてみるとそうではありませんでした。

『東宮』・・・皇太子
『公主』・・・天子の娘

玉葉妃は自分の娘の事を『小鈴(シャオリン)』と呼んでいます。おそらく、こちらが本当の名前だと思われます。

しかし、私には『公主』の方が皇太子っぽいように思えるんですけどねぇ。

どこかで聞いた話によりますと
『中国は歴史を改ざんする目的で本来の漢字の意味を無視した間違った漢字の使い方をしていることが多い』
『日本の漢字の使われ方は中国の専門家もうらやむほど正しく綺麗に使われている』
とのこと。どこまで信ぴょう性がある話なのかはわかりませんが。

この『公主』に関してもその一つなのかなぁと思いました。

マオマオの母親もおしろいで亡くなっていた?

マオマオが『おしろいに毒がある』ことを知っていたのは、どうやら自分の母親が同じ理由で亡くなったからのようです。

ここで猫猫は自分の母親と思われる人物を『高級妓女』と表現していました。

『妓女(ぎじょ)』って何だろうと思い調べたところ『芸妓(げいぎ)や遊女』と書かれてありました。まぁ芸者さんのたぐいだったってことかと。昔は芸者も娼婦も似たようなものだったと聞いたことがあります。

(追記・・・亡くなった妓女が『マオマオの母親』だとは作中どこにも書かれてませんでしたね。私の早とちりでした。)

『小蘭(シャオラン)』が紛らわしくて困る

マオマオと同じ後宮下女の『小蘭』。読みは『しゃおらん』です。

『しゃおらん』と言ってしまうと『カードキャプターさくら』の『小狼(しゃおらん)』が有名だと思います。同じ読みなので、漢字変換の時に結構、手間取ってしまいます。まぁ、できる限りカタカナで統一させる予定ではありますが。

話はそれますが、漫画雑誌『なかよし』の方で、2016年の6月頃から『カードキャプターさくら クリアカード編』の漫画連載が始まっています。また2018年1月からアニメ化も決定しています。

個人的にこちらもネタバレを書いていますので、興味がありましたら一読していただけると嬉しいです。

◆カードキャプターさくら クリアカード編のネタバレ
http://sakura-clearcard.xyz/

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