◆前回のあらすじ◆
マオマオはラカンに『将棋の5回勝負』をいどみます。もし負けたら録青館の妓女を見受けしてほしいという条件です。そして1回負けるごとに酒を飲まなくてはいけません。そのうち3つには毒が入っており3つ飲めば致死量に相当するというもの。ラカンはなんなく2勝しますが、マオマオの身を案じ3回目はわざと負けました。自分で毒入りの酒であるか確認するためです。しかし・・・・・ラカンはそもそも下戸であったため酒を飲むことができないタイプなのです。酒を飲んだラカンは倒れてしまい、マオマオの勝利。マオマオ達はラカンを録青館へとつれていくことに。
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◆薬屋のひとりごと◆
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3巻(9話・10話・11話・12話・13話・14話)
4巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
5巻(22話・23話・24話・25話・26話)
6巻(27話・28(前・28(後・29(前・29(後・30話・31話・32話)
7巻(33話・34話・35(前・35(後・36(前・36(中・36(後・)◆
8巻(37話・38話・39話・40話・41話・42(前・42(後)
9巻(43(前・43(後・44話・45話・46話・47話・48話)
『ラカン』と『フォンシェン』
今回、マオマオの母親の名前が『フォンシェン』であるということがわかりました。ということで最初に『ラカン』と『フォンシェン』の情報をまとめてみようと思います。
◆ラカン
・名家の生まれ
・『父』『母』『義母弟』がいる
・『ルオメン』は叔父
・生まれつき人間の顔の区別がつかない
父親には愛人がいたということなので『義母弟』は愛人の子供なのでしょう。もしかしたら父親は『母親』と別れて愛人を後妻にしたのかもしれませんね。
マオマオの育ての親である『ルオメン』がラカンの叔父にあたるとはビックリです。名家の人間ならなぜ下を切ってまで後宮の医者になったのやら。
◆フォンシェン
・妓楼で生まれた
・生んだ女はいる
『どこかの名家の娘』か何かかと思ってましたがそうではありませんでしたか。生粋の妓女みたいです。
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『ラカン』と『フォンシェン』の出会い
付き合いで妓楼にやってきたラカン。そこで『フォンシェン』と出会います。
確か以前の話では
・象棋はラカンの方が強い
・囲碁はフォンシェンの方が強い
だったと思います。実際、初めての対局でフォンシェンが勝利していますね。
囲碁対決の内容
当ブログ主は囲碁の心得があるのです。観た感じ『高段者』か『プロ』の棋譜ではないかなと思いました。
大雑把に数えてみた感じでは
・白:46
・黒:64
まだ途中で確定ではないところが多いですが、黒の方が良いってのは間違いなさそうです。上級者の対局では10目以上差がついていたら大差ですからラカンが『圧倒的に負けた』と判断する気持ちもわかります。
カラーではフォンシェンとラカンの両方とも『白石』を持っています。これはミスですね。『フォンシェンが黒』です。
また、囲碁では『目上の人が白を持つ』という風習があります。ラカンは客であり、男性であり、強いと有名な人物だったわけです。この場面ではやはり『ラカンが白』で『フォンシェンが黒』だったと判断するのが妥当でしょう。
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2人は愛し合う仲だった
2人が愛し合う仲だったのは間違いなさそうです。いや、フォンシェンの方が思いが強かったんでしょうね。
そしてラカンはフォンシェンに対する想いはあったものの、その想いは漠然としたもので『好き』という想いの形にはなり切れていなかったのでしょうね。
だいたい男女の恋愛観というのはそういうものです。男の方が疎いんですよ。
身請けの話が出た後に関係を持ったのは、お互い同意の上でしょう。ラカンがジンシに語った『価値を下げる方法』としての行動でないことは間違いありません。
『フォンシェン』を放置してしまった
・関係を持って身請けを破綻させてしまった
・妓楼での『フォンシェン』の価値も大暴落
・安い金でたくさん客を取らなければいけない立場になった
妓楼なわけですから、こうなってしまいますよね。ラカンにも色々あったとはいえ、フォンシェンを3年も放置してしまったのは大変なミスでした。
◆ゆびきり
【起源】
男女が愛情の不変を誓い合う旨を証拠立てることを「心中立(しんじゅうだて、心中立て)」と言うが、指切は、遊女が客に対する心中立てとして、小指の第一関節から指を切って渡したことに由来している。これにはかなりの激痛が伴うため、それほど愛してるということを意味し、貰う客も、遊女の思いに応えるくらいの気構えが必要であった。しかし、実際に切る遊女は少なく、贋物(模造品)の指が出回ったらしい。そして、この「指切」が一般にも広まり、約束を必ず守る意思を表す風習へと変化した(引用元:ゆびきりwiki)
『指切りげんまん嘘ついたらハリセンボン飲ます~♪』とは言いますが、まさか『指切り』にこのような意味があったとは・・・・・。
フォンシェンにしてみれば決死の覚悟で指を切りラカンに贈ったのでしょう。しかし、ラカンは3年もやって来ませんでした。
そして・・・・・たくさん客を取らなければいけなくなり『梅毒』に感染してしまった、と。当時『梅毒』は不治の病でした。フォンシェン、絶望的な状況です。
『マオマオ』と出会う
『父から家督を奪い』・・・・・とありますので、ラカンが戻ってきてから1~2年くらいたっているのでしょうね。
おそらく録青館にフォンシェンがいることをわかっていて通い詰めているのでしょう。そして『マオマオ』に出会ったと。このちっちゃいマオマオは3歳くらいかな?
マオマオはラカンの叔父である『ルオメン』と一緒に生活していました。
・梅毒のフォンシェンをルオメンが診ている
・フォンシェンはルオメンがラカンの血縁者だと知り、マオマオを預ける
ということかな? ・・・・・何故? 何故フォンシェンはルオメンに自分の子供を預けようと思ったのか?
【フォンシェンの気持ち】
・ラカンとは会うつもりはない
・しかしラカンとの関係を完全には断ちたくない
こういった心理かな? まぁ時に人の心とは矛盾していることもありますからね。何にしても、完全にラカンを嫌っているわけではないと思います。
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