◆前回のあらすじ◆

休養日で外で食事を楽しむ近藤達。武井だけは単独行動で地元の友人たちと一緒に食事に行きました。

近藤達は防大に戻ってきましたが、武井だけは戻ってきません。スマホに連絡を入れてもつながりません。

161116-a11

22時10分までに戻って来なければ『服務事故』になってしまいます。

近藤達は服務事故の意味は分からないものの、かなりやばい事態になっているのではと心配するのでした。

スポンサーリンク

◆あおざくら◆

1巻1話2話3話4話5話6話7話
2巻8話9話10話11話12話13話14話15話16話17話
3巻18話19話20話21話22話23話24話25話26話27話
4巻28話29話30話31話32話33話34話35話36話37話
5巻38話39話40話41話42話43話44話45話46話47話
6巻48話49話50話51話52話53話54話55話56話57話
7巻58話59話60話61話62話63話64話65話66話67話
8巻68話69話70話71話72話73話74話75話76話77話
9巻78話79話80話81話82話83話84話85話86話87話
10巻88話89話90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)

最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

22時10分の点呼

161122-a02

タクシーを使って防大に戻って来た武井。

しかし、すでに点呼時間の22時10分を過ぎてしまっていました・・・・・。

161122-a03

『服務事故』として報告される武井。

静まり返る場内に、一学年たちも不穏な空気を感じ取ります。

スポンサーリンク

武井、ギリギリ到着

解散の合図の直前、武井はギリギリで点呼に現れます。

161122-a04

何とか間に合うことが出来ました。

武井は携帯の電池が切れたことを説明し、遅刻してしまったことを謝罪します。

厳しく怒鳴られることを覚悟していた武井でしたが、部屋長の対応は思いのほか優しいものでした。

161122-a05

しかし、点呼後、部屋長たちは集まり何か話し合いを行うのでした・・・・・。

ミーティングの報告

次の日の朝の点呼。

部屋長から日夕点呼後にミーティングを行う旨の報告を受けます。

161122-a06

そんな近藤達を哀れみの目で見つめる松平先輩。

近藤は訳が分かりません。

日夕後のミーティング

日夕点呼後、一学年のみ残されミーティングとなりました。

一学年は小隊ごとに分けられます。

161122-a07

一体何が始まるんだろうと思う近藤。

部屋長は椅子のない場所で座るように命令を出します。

161122-a08

帰校遅延が服務事故である理由

空気イスの状態で、部屋長は武井に『帰校遅延が服務事故である理由』を質問します。

武井は日頃から訓練で言われている

『5秒遅れるだけでマッハの戦闘機は1.5km以上進み』
『その5秒で守れる命があるから・・・・・』

と答えますが、部屋長は『違う』と切り捨てます。

161122-a09

部屋長が一番許せなかったのは『連絡を入れてこなかったこと』でした。

例え電池が切れたとしても、電池を調達することも、携帯を借りて防大に連絡をいれることもできたはずです。

武井はそれをやらずに、ただ自分がミスをしたくはないということだけを優先したのです。

161122-a10

部屋長たちは、一学年たちが『国民を守る自衛官』という自覚を持てていなかったことを痛感します。

そして、自分たちの指導が甘かったと判断し、一学年の高校生気分を叩き直すため、一から教育をし直すことを宣言するのでした。

161122-a11

◆感想◆

ああ、また地獄漫画ストーリーに突入するんですね(笑)。

どうやら防衛大学は『現在、戦争中』ということを想定した上で規律を作っているっぽいです。それだけ厳しさを必要とするということなんでしょうね。

というか、今回の件は武井が完全に悪いですよね。防大に限らず、遅刻しそうなら前もって連絡を入れるのは当たり前の事です。これが出来ていないようでは高校生気分と言われても仕方がない状況ではありますよね。

そもそも、武井は何だか他の仲間と一線引いてしまっているような状況を作っているように感じられます。現時点で、一番、防大生になり切れていないのは武井なのかもしれませんね。

スポンサーリンク