◆前回のあらすじ◆
秋季定期訓練で一学年たちは山梨県にある陸上自衛隊北富士駐屯地にやってきます。ここでは防大ではできない特別な訓練を一週間ほど行う予定です。バスでやってきた後、施設内に荷物を入れます。その後、大した訓練もなく、初日は終了。一学年だけであることから上級生に怒鳴られることも無く、好きに買い食いもできます。一学年にとっては天国のような初日となりました。
20km更新訓練が行われる二日目の朝。外を見てみると、激しい大雨となっていました。
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◆あおざくら◆
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20km行進訓練の内容
漫画の内容を見た感じですと、アップダウンはそれほど無かったように思えます。
・リュックの荷物が15kg
・小銃が4kg
・大雨で地面がぬかるみ歩きにくい
10kgのお米が2つ分です。これはきつそうです。足場が悪いので、なおさら負担は増してくるでしょうね。
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距離を測りながら歩く
・50分で4km、休憩10分
・歩幅75cm
・自ら距離を測りながら歩く
『50分で4km歩く』ということは・・・・・1分間で80m、時速4.8kmです。
20km歩くわけですから、4kmを5回という事で、5時間の訓練となります。休憩10分を挟んでいる分、楽そうな気もしますが、逆に『後3回・・・・・』『後2回・・・・・』と考えてしまう分、心が折れてしまいそうな気もします。
そして『歩幅で距離を測る』というのが大変そうです。
『歩幅75cm』ということは・・・・・
・40歩で30m
・400歩で300m
・4000歩で3km
・4227歩で約4km
こういった数値が頭の中に無いと計算できませんね。暗算は厳しいですよ。こういったものも頭の中に入れておいて、すぐに計算できるように訓練するんでしょうかねぇ。厳しいです。
東堂の転倒
脚が疲れ切っており、休んだ後に重い荷物を持ちながら立ち上がるわけですから、脚に来るでしょうね。そのきつさ、何となくイメージできます。東堂、ここで転倒し足をくじいてしまいました。足をくじいたとなりますと、果たして1日で治るでしょうかねぇ。東堂、秋季訓練を続けられなくなるかもしれません。
土方は転倒した東堂ではなく、銃の方をかばいました。確か銃を地面につけてはならないという話がどこかにあったように思えるのですが・・・・・見つけられませんでした。どこだったかなぁ。
東堂が痛めたのは『右足』の方です。画像の足は『左足』に見えます。ですからここでは東堂と見せかけて、実は土方の方がこの場面で足を痛めたという事を表現しているのだと思われます。
何故、怪我を隠すのか?
怪我をした東堂、全力で悔しがっています。土方に至っては怪我をしたことを隠している雰囲気です。
日ごろの訓練が相当きついはずですから『怪我をしたから楽できる。ラッキー☆』と考えるのかなと思ったのですが、そうではありませんでした。何か困る事でもあるんでしょうかねぇ。
・自分の評価が下がり『陸海空』を決めるときに不利になる
・次の小付を目指しているから怪我する暇などない
思いつくのはこれくらいでしょうか。
サンデー、マガジン更新作品
当ブログにて毎週水曜日に更新している4作品です。
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よければご一緒にどうぞ。
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>何故、怪我を隠すのか?
そんなに直接的な利害関係に結び付けなくてもいいんじゃないですか。
大抵の人は自分のことを、周りの足を引っ張る
無能な側の人間だと思いたくないでしょう。
他人からの評価のことまで考えなくても、
「自己評価を下げたくない」だけでも十分に説明がつきませんか。
土方の足、たぶん教官はお見通しかと。
土方としては、せっかく班長をやる機会が巡ってきたんだから、高評価を持続するためにも、多少無理してでも完遂したいってとこでは?
ただ、歩くだけなら何とかなったかもしれないけど、その後のハイポートがとどめになった臭いのが心配っちゃぁ心配。
あとは、近藤が土方の足の異常に気づくかどうか・・・まぁ、この展開では気付くんだろうけど。作者もそこを強調してるっぽい描き方してるしな。
歩幅75センチってけっこう長いような。
しかも荷物を背負った状態でずっと歩き続ける。
距離を測るなどの目的あってのこととはいえきついですね。