◆前回のあらすじ◆
お互い理解しあえていなかったことを自覚しあった武井や近藤たち。
自分の間違いを自覚した武井は中隊全員に謝罪しに行きます。そして、サカキ部屋長はヘルウィークの終了を告げます。
近藤達が本当の仲間になるための第一歩です。
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◆あおざくら◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
幽霊話が持ち上がる
夜の校舎。時間は深夜の0時4分。
防大生がトイレに行き、部屋へ戻ろうとすると、外に白い人影が・・・・・。
そういった幽霊話が防大の中で話題となっていました。
原田
『見たんだってよ、援団の先輩が』
『学生舎の中庭に白い人影・・・・・』
しかし、近藤はまったく興味がありません。
近藤
『そんなもの、いるわけないだろ』
『幽霊何て非現実的だ』
『世の中は存在するもので動いているんだよ』
『そもそもオレたちは見てもないだろ』
近藤はオカルト的なものは一切信じないタイプでした。
中指(中隊指導教官)の話
中指
『えー・・・』
『最近舎内で白い影とか幽霊をみたとか話を聞いとりますが・・・』
この話を聞いて、怖がる原田と沖田でしたが、近藤は相変わらず興味がありません。
近藤
『幽霊なんてバカらしい・・・』
『なんでそんな見えない者におびえてんだよ』
『俺たちにはそれよりもっと怖い者が身近にいるだろ』
『そう、幽霊より怖い・・・・・』
近藤は、驚きのあまり倒れこんでしまうのでした。
中隊のイベント『試胆会』
嘘か本当か、幽霊のうわさはどんどんエスカレートしていきます。
中隊でビックリイベントが行われることになりました。
サブ部屋長
『防大、春の伝統の企画』
『試胆会を復活するーーー!!』
要は『肝試し』のことです。
上級生たちはなぜか大喜び。
試胆会の内容は
・旧校舎を通り、PX(売店)のトイレにトイレットぺーばーを置いてくる
・次の者は同じルートを通り、それを持ち帰る
というもの。
上級生たちは女子とペアになれると思いテンションが高かったのですが、男女別と知り、絶望するのでした。
近藤は沖田とペアになりまわることになります。
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恐怖におののく沖田
道中、沖田は近藤に、防大にまつわる幽霊話を始めます。
・就寝後の金縛り
・点呼の時に人が増えていて人員を数え間違える
・部室の隅に浮かぶやまよう生首
自分で話しておいて、怖がり出す沖田。
そんな沖田の首筋に何かが当たります。
沖田
『ギャーーー!!』
近藤
『!? どうした、沖田』
配置していた先輩たちに脅かされてボロボロの沖田。
近藤は沖田を外で待たせて、一人、PXのトイレの中へトイレットぺーばーを置きに向かうのでした。
トイレの中に部屋長が・・・!?
何だかやけに雰囲気のあるトイレ。さっさともどろうとすると、背後から声をかけられます。
?????
『おい』
近藤
『うわあああああ!!』
『って、部屋長・・・ですか・・・』
?????
『・・・・・・・ああ』
近藤
『こんな暗がりにいたんですね』
『さすがに今のは自分も驚かされましたよ・・・』
『道中もいろんな目にあって大変でしたよ』
『おかげで沖田のやつものびちゃって・・・・・』
部屋長の行動に疑問を感じていると、外から沖田の声が。
外に行くと、部屋長と沖田がいました。どうやら沖田は部屋長に驚いて気絶してしまったようです。
かけつけた近藤は困惑します。そこに部屋長がいる。では、先ほどトイレで一緒にいた部屋長は一体・・・・・・・。
幽霊を怖がるようになった近藤
後日、自習時間に変なアナウンスが流れます。
アナウンス
『只今、舎前を白い影が移動しています』
『速やかにカーテンを閉め、決して外を覗かないように!』
妙なアナウンスに呆れる原田と沖田でしたが、近藤は慌ててカーテンを閉めます。
こうして、一部、幽霊を心底信じてしまうものが増えてしまうのでした。
◆感想◆
今回は幽霊話でした。防大のように、歴史のある学校などではいくらでもありそうですよね。
私が通っていた小学校も100年以上の歴史があり、建物も古く、トイレも気味の悪いものでした。おかげでなかなか一人ではトイレに行けず、苦労したものです。
そういえば、小学校だけでしたね。入り口に扉があったのは。中学、高校、大学ではトイレに扉はありませんでした。扉があるかどうかだけでも、やはり怖さがまったく違うなと言う気がします。
そういえば、肝試しときたので、ストーリー上は7月くらいになったのかなと思いましたが、『春の伝統の企画』と言っているので、まだ5月なんでしょうね。『ヘルウィーク』が2週間ありましたので、5月の末頃だとは思います。
そして、また単発もののストーリーに戻りました。またしばらくこの路線でいくのかな? そろそろ校友会に関する踏み込んだ話を読んでみたいのですが・・・・・。
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登場人物の名前が幕末時代の偉人の名前をベースにしてるってようやく気がついた。
マジな話学生会館地下のトイレ(PXの下)のマンホールは心霊スポット
他にも自習時間中に生首が飛んで放送がかかったとか、消灯後窓の外を誰かが走ってたとか言う与太話は多くある
どうでもいいことだけど
中指の方が何となくパトレイバーの後藤隊長を思わせるなぁ