◆前回のあらすじ◆
溺れてしまったことで、海に対してトラウマを抱えてしまっていた近藤。恐怖心から冷静な泳ぎが出来ずにいたのですが・・・、そこへ訓練帰りの上級生たちがボートに乗り応援に駆けつけます。
『これが最後だ!』
『全力を出し尽くしていけ!!』
上級生たちの激励をうけ、気力を取り戻した近藤。スタートから4時間を超えながらも、また途中、潮の流れで苦戦しながらも、皆で励まし合い、何とかゴールにたどり着くのでした。
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◆あおざくら◆
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3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
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7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
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9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
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8km遠泳ゴール!
8kmを泳ぎきった近藤。
脚で立つと一気に疲れが襲ってきてふらついてしまいます・・・が、原田と沖田の肩を借りて陸地に上がっていきます。
何とか無事、全員が完泳することに成功しました。
陸地では豚汁が用意されており、それを食べながらみんなで完泳の成功を喜びあいます。
教官
『整列!』
『今日は8km遠泳よく頑張った!』
『これにて前期の夏季定期訓練の』
『全てが終了になるが』
『有事の際にはこの訓練以上に』
『過酷な状況があるという事を』
『忘れないように!』
『だが今は・・・・・』
『全力で休養を取るように!』
『わかれ!!』
部屋長達のねぎらい
遠泳を泳ぎきった充実感をもって、近藤達は自分たちの部屋に戻ってきました。
しかし、疲れ果ててしまっていて、床に倒れこんでしまいます。
西脇サブ長
『床で寝てんじゃねぇ!!』
『着替えて寝室で寝ろ!!』
サカキ部屋長
『点呼の5分前に叩き起こしてやる!!』
『にしても・・・・・』
『はいっ!!』
そして、近藤達は寝室へ。
吉田教官が苦手
遠泳の疲れから、寝室で皆と一緒に昼寝していた近藤。
早めに目が覚めたため、先に風呂と実家へのお土産を用意することにします。
PXでお土産を選んでいたところ、乙女が現れます。
近藤は、8km泳げるようになったのは乙女のおかげだと改めてお礼を言います。
そういえばと、乙女は近藤がどうして吉田教官が苦手なのか尋ねてみます。近藤は吉田教官が『馴れ馴れしい』『あらぐれ感』『精神論で攻めてくる体育会系』と言ったところが苦手だと説明。
乙女
『いいですか!』
『私達は将来自衛官のリーダーとして』
『色んな部下を任せられる立場なんです!』
『あの人は苦手だみたいに選り好みして』
『これから先リーダーとして指揮が取れるんですか!?』
『実際に吉田教官みたいな部下が付いたら』
『どうするつもりですか!?』
そんなことを話しているところへ、吉田教官が現れます。
近藤と乙女は慌てて敬礼。
近藤・乙女
『んわっ!』
そこでまたいきなり吉田教官は『ジューじゃん』を仕掛けてきます。
前回はモノを持っていてグーしか出せずにパーを出されて負けたから・・・・・と、近藤はチョキを出すのですが、吉田教官はその裏をついてグーを出してきました。またしても近藤の負けです。
吉田教官
『ギャッハッハッハッハ!!』
近藤
『あ、ありがとうございます!』
吉田教官
『遠泳お疲れ!!』
『ギャッハッハッハッハ!!』
そういって、吉田教官は去っていきました。
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◆感想◆
◆8kmを泳ぎきった直後とは?
やったこともないので、イメージで考えてみます。
(1)3~4時間も泳いだため手足が疲れ切っている。
(2)陸に上がると、海の中の浮力がなくなり、疲れ切った脚に体重が乗ってくるため思うように歩けないし、動かない。
(3)砂浜で地面に安定感がないため、なおさら脚への負担が大きい。
こういった状況なのだと思われます。
◆遠泳は意外と楽!?
感動のゴール・・・・・に水を差すようで申し訳ないのですが、ここに来て少し引っかかるところもあります。この8km遠泳って、女子も一緒に泳いでいるんですよね?
きついことは間違いないとは思うのですが、同じ条件で女子全員が完泳可能であるのならば、男子は当然できて当たり前という状況になるのではないかなとも思えるんですよね。
その点、気になりましたのでyoutubeで検索してみました。
◆2012-7-27防衛大学校遠泳
https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=mBLHgbTyPy0
一部、きつそうな人もいますが、意外と皆さん平然としていますね。フラフラ度も男女差は無いようにも見受けられます。『すぐに立つな』という指示も出ていますので、やはりフラフラで溺れてしまう可能性もあるってことなのだと思われます。
なお、こちらの方のブログを参照しますと、遠泳は防大の活動の中ではそれほど難易度が高いわけではないとのことです。
◆遠泳について1(安心してください。楽勝ですよ。)
https://ameblo.jp/alldash/entry-12138155453.html
まだまだ地獄は始まったばかり・・・・・という事なのかもしれません(笑)。
◆武井はよく見ている
武井が、近藤と乙女ちゃんの密会現場を目撃している話はありましたが、まさか秘密特訓のことまでしっているとは・・・・・武井の調査能力には頭が下がります。
そして、その事実を皆に暴露。これは武井にとって、あの時(自分のSNS暴露事件)の復讐にあたるのかもしれません。
◆近藤の眼が恋する乙女に!?
乙女ちゃんを見る近藤の眼が『恋する乙女』になってしまっています(シャレを言っているわけではありません)。こんなことでいいのでしょうか!? 近藤には『常代ちゃん』という立派な彼女がいるというのに!
基本的に、『幼馴染がヒロイン』というのが王道だと思います。もちろん、そういったパターンにならないこともありますが、そういう場合は最初から『そうではない』という雰囲気が漂っているんですよね(例:神秘の世界エルハザード)。
『あおざくら』のように『彼女のような雰囲気をストーリー上、漂わせておきながら別の女性を意識し始める』というパターンは初めて見たような気がします。少年誌的にはアウトではないかなと思えるんですよ。
まぁ乙女ちゃんをヒロインにした方が色々と面白く話を創れるという考えが作者さんの頭の中にあるのだろうと思うのですが、私的には常代ちゃん視点で考えてしまうので、切なさが胸をよぎります。
実際の所、作者さんは一体どのように考えているのか!? 実家に戻る夏休みの展開に注目です。
◆遠泳の次の日に終業式なんですね
大舞台の遠泳が終わった次の日に実家に帰るとのこと。せわしない日程になってます。
なお、夏休みがどれくらいあるのか調べてみますと・・・
・春季休暇:1週間
・夏季休暇:3週間
・冬期休暇:2週間
との記載を見つけました。まぁ学生というよりも公務員という位置づけみたいなのでこんなものなのかもしれませんね。
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彼女を残して全寮制の学校に入って、入った先の女子と結果的に仲良くなる、って展開は、以前、別の漫画(モンキーターン)でありましたな。
あの時はかなり賛否が分かれたような・・・
こっちではうまくまとまることを願いますね。
私もモンキーターンを連想しました。
個人的には恋愛面での修羅場は求めていないのですが、
今回のような武井や原田の反応を引き出すために
この展開は長期化するのかなと予想しています。
長期休暇は大体校友会の合宿とかで帰れなかったりするので…有名無実みたいな感じですね…。酷いとこだと一日しか休みが