3.11—–その時、国は動いた。
市民を守るために。
災害派遣、領土防衛、テロ問題、国際援助活動
この物語は国の防衛を志した
若者たちの青春の物語・・・・・
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◆あおざくら◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
主人公は貧しいが、成績優秀
主人公の近藤勇美は成績優秀。勉強も学年1位の成績です。担任からも早慶を狙えると進学を勧められます。
しかし、実家が自営業の飲食店で貧しく、大学に行くなどということは考えられません。奨学金という選択網があるものの、大学を卒業してから学費を返していくというのも大変です。本人もそれを望んでいません。
そのため、不本意ではありますが進学はせずに、就職を最優先で考えています。
学力でお金を稼ぐ!(笑)
試験時、近藤は皆から頼りにされています。成績優秀であり、『テスト対策の攻略ノート』がとても的確であり、役に立つからです。特に体育会系の人達から毎回、大人気となっています。
ちなみに、有料です。お金をとっています(笑)。家が貧しいということもあり、あらゆる手段でお金を稼ぐことを考えています。大した根性です。というか、学校内で大っぴらに商売とか許されるのかなと心配になってきあんすね。
主人公の向かいに住む幼なじみ
主人公の幼なじみ。友達からは『常ちゃん』と呼ばれているようです。苗字は『松井』。胸が大きいです(笑)。
何かあると近藤は松井さんに頼み事をします。
今回も3時間で3千円の家庭教師の依頼を受けたため、飲食店『近藤食堂』の店番のお願いをします。
お願いというよりも強制でしょうか。返事も聞かずに決定してしまいました。なかなか強引な主人公ですね(笑)。
料理がうまい主人公
飲食店の息子ということもあり、とても料理がうまいようです。野球部が部活帰りに来るようですが、大人気!
しかし、カツ丼特盛で1300円とは。個人経営のお店ってこんなに高いんでしょうかねぇ。高校生に払える金額ではないと思いました。
将来の目標がない
お金にがめつい主人公ですが、勉強も好きです。時間があれば図書館によって勉強しています。
そんな近藤に『一体何を目指す気なの?』と松井はききますが『・・・さあな。』と返答。勉強は好きでも、将来に関してはそれほど考えてはいないようです。
運命の再開
親から店番を頼まれた近藤。そこへ筋肉隆々の3人組がやってきます。
親が帰るまで1時間待ちになると告げますが『勇美君がつくれるものでいいよ』と言ってきます。
何故か自分の名前を知っているし、自分の進路に関しても聞いてくる。親が自分の知らないところで色々と話しているんだろうなと。
軽トラのタイヤが溝に
3人の客が店を出ると、外が騒がしくなっていました。どうやら軽トラのタイヤが溝に落ちて困っていたようです。
そこへ筋肉隆々の3人が手を貸します。なんと、軽トラを持ち上げて、溝から出してしまいました。皆拍手喝采です。
3人は敬礼して去って行きました。
自衛隊に所属していた桂木吾郎(ごっちゃん)
勇美(近藤)は父親にあの3人は誰なのか聞いたところ『桂木吾郎くんだよ。ごっちゃん。』と教えてくれます。勇美はビックリです!
ごっちゃんというのは小さいころ一緒に遊んでもらっていたお兄さんでしたが当時は背が高いだけで細い体格だったからです。それがプロレスラーのように筋肉があり立派になっていました。
今現在は『自衛隊』に入っているとのこと。東北の震災でも活躍してテレビやネットのyoutubeにも写っていたとか。思いがけない話を聞いて、勇美は驚きます。
将来のことを真剣に考える勇美
勉強をしながら勇美は考えます。将来自分は何になるのか、と。
仮に大学に行ったとしても卒業後は定食屋を継ぐことになるんじゃないかと。この町のために一生を過ごすのも悪くはない・・・けと・・・、なにかでっかいことをしてやりたいという考えに至ります。
誰かのために。そして、自分のために。
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防衛大学校
都市開発で店を閉じなければいけなくなったため近藤一家はさらに大変な状況になってしまいました。1年後には店がなくなってしまいます。少し考えていた『飲食店を営んで街の人達のために食事を提供していく』という未来も完全に消えてしまいました。
担任も心配し進路指導室に呼びます。近藤にあう進路を色々と集めてくれたようです。その中にあったのが自衛隊のごっちゃんも行ったであろう『防衛大学校』の資料。
担任の説明によりますと
・防衛大学校
・幹部自衛官を育成する大学
・未来の日本の国防を志す若者のための大学
・国際関係学、安全保障学、航空宇宙工学、防衛学など
・文・理ともに偏差値60位上の難関大学
・体力気力ともに必要でおそらく日本一大変な大学
という紹介。
・受験料、入学金、学費が全て0
・入学した段階で特別職国家公務員
・毎月手当てももらえる
この『タダで大学は入れて、お金ももらえる』という事実に勇美は心を大きく揺さぶられます。
貰える金額は
・月11万1千800円。手取りで9万1千円。
・夏冬ボーナスが年額35万2千円
更に言うと
・全寮制で相部屋
・土日は外出可
・女子もいる
学生という立場でありながら収入をもらえる! 考えていた以上に好条件であったため、近藤は防衛大学校への進学を決意しました。防衛大学校合格のために勉強を頑張ります。
士官の間に伝わる訓戒
自らが1日を反省し、日々精進し来る明日への心を備えよという教訓。
至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか
誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか
言行に恥づるなかりしか
発言や行動に過ちや反省するところはなかったか
気力に欠くるなかりしか
物事を成し遂げようとする精神は十分であったか
努力に憾(うら)みなかりしか
目的を達成するために惜しみなく努力したか
不精(ぶしょう)に亘(わた)るなかりしか
怠けたり面倒くさがったりしたことはなかったか
見事、近藤勇美は防衛大学校に合格しました。
いざ、防衛大学校へ!
新年度の4月1日が着校日です。寮生活が始まります。入校日(入学式)は4月5日。
そして、いよいよ出発の日の4月1日となりました。
家族と松井さんに見送られ、勇美は大きな一歩を踏み出します!
あとがき
新連載『あおざくら』の第1話目です。
『自衛隊』とういのはあまりテレビでも聞きませんよね。震災で被災者たちを助けている映像などは確かに見たことありますが、それ以外ではどういった活動をしているのかよくわかりません。今回の『あおざくら』では自衛隊がどういった仕事をしているのかを知ることができればありがたいなと思っています。
とは言っても『防衛大学校物語』ですから、自衛隊に関することはメインとして語られないのかもしれませんね。その点はどうだかわかりませんが、個人的にはあったら嬉しいです。
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