◆前回のあらすじ◆

インターネット上で武井の情報を集めた近藤は、自習の時間を使ってプレゼンを行い、皆に武井の事を知ってもらおうとします。

武井が公開しているフェイスブックには、いかに武井と言う人間が素晴らしい人物であるかが語られてありました。そして、先輩や同郷の上級生からの評判もすこぶるいいものばかりでした。

しかし・・・・・、武井の裏アカであるツイッターで語られていた内容は、モテる者に対しての強烈な妬みでした。そして、自分がモテるには一体どうすればいいのかと。武井が幹部自衛官を目指すのもモテたいというのが一番の理由だったのです。

全てを近藤に暴露された武井は真っ白に燃え尽きてしまうのでした。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

このメンツはモテないと近藤が指摘

近藤の指摘に対して真っ白に燃え尽きてしまう武井。しかし、すぐに復活してモテる奴らに不平不満を語ります。

まず沖田。ゴールデンウィークにナンパで女ウケが良かったというのが許せません。

そして近藤。その時にバッタリ彼女と出くわしてしまったというのが許せません。

原田は、沖田の姉を紹介してもらおうとがっついているし、東堂はバンドマンでチャラチャラしてウザいのです。

武井にとって、この部屋の者たちはウザい者ばかりなのです。

そして、平井にも裏切られてしまいます。

このメンツはモテないと近藤が指摘

それに対して、近藤は反論します。

沖田はトロくて頼りないし、無駄に大食いなのですぐに女から嫌われるはずです。

原田は体育会系のノリがウザい。

東堂は音楽をやっていたという割に女が周りにいたという話は一切ない。

だから、こんな奴らはモテてないと言うのです。

実際のところ、モテている者など誰もいないのです。彼女がいる平井を除いて。

謝罪に行く武井

結局、武井も、近藤達も、お互いの事をまったくわかっていなかったのです。

武井
『なんでオレのことそこまで気に掛ける』
『おまえになんの得もないだろう? なのに・・・』

近藤
『おまえだって何かを守りたいってココ来たんだろ』
『じゃあ仲間だろう!』

それを聞いて、武井は謝罪に行くことを決意します。中隊の一人一人に謝罪して回る考えです。

皆で一緒にと行こうという沖田でしたが、武井は自分がやらかしたことだから自分一人でケジメをつけると言います。

そうして、武井は謝罪に行きました。

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ヘルウィークの終わり

次の日も武井は腕立てを免除されますが、武井は自分もやりたいと申し出ます。

武井が反省し、率先して行動する姿勢を見せたことからサカキ部屋長からヘルウィークの終了が宣言されます。

サカキ部屋長
『本日、一九四〇をもってヘルウィークは終了する!!』
『以後、二度と事故の起きないよう気を付けるように!!』

『明日の休養日から外出を許可する!』
『しかし、武井学生は帰校遅延の件があるので』
『来週まで外出禁止とする!!』
『以上、わかれ!!』

休養日の夕方

休養日、武井は外出禁止であるため一人で部屋に残ります。

夕方、近藤たちは早めに戻ってきます。武井のために焼き肉を買ってきたのです。

意地を張る武井でしたが、結局、皆で一緒に焼き肉を食べることにするのでした。

4学年の気苦労

街中のとあるバー。

4学年たちが集まり、お互いの苦労をねぎらうのでした。

大久保
『一応彼なりに謝り反省していたけど・・・』
『まだ心の底から学び取れてはいないよね・・・』

サカキ
『アイツには今まで仲間ってものがいなかった』
『仲間が辛い眼にあうことに対して無頓着だったんだ』

◆感想◆

やっとヘルウィークの終了です。皆さん、お疲れ様でした。

部屋長たちも苦労していたんですねぇ。後輩たちは何も言ってこないでしょうけど、やはり同じ4学年の仲間たちは色々言ってくるんでしょうね。かなり大変だったことが顔ににじみ出ていますよ。

色々ありましたが、しっかりと謝罪に行った武井も立派だったと思います。『一人一人に謝る』なんていうのはなかなかできることではありません。漫画で描かれていませんが、これってかなりきついですよ。むしろ、こういうところを表現してほしかったなと感じます。

これで一区切り・・・ということで、次回はおそらく『校友会』だと思うんですよね。今まで、まったくと言っていいほど校友会での活動が描かれていません。取材不足なんだろうなぁと。年末年始前後に『取材のためお休み』というのがありましたので、おそらく校友会関連の事を調べてきたんじゃないかなぁと個人的に思っています。

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