◆前回のあらすじ◆
防大の前期が終了し、夏休みに入った近藤たち。原田と武井は、すぐに校友会の合宿が始まるという事もあり、東京の近藤の実家でお世話になることになります。
夕食中、幼馴染の常代が空きビンの回収で近藤の家へやってきます。常代の存在に気が付いた原田は急いで武井を呼びます。そして、2人で常代に、大学のサークルの友達を読んでお食事会をやらないかと提案し始めます。2人が近藤の家へやってきた本当の狙いは常代を通じての『合コン』だったのです。
夜、近藤と常代はLINEのやりとりをします。そこで常代は、お互いの情報交換という名目で、2人、一緒に過ごす時間を取り付けるのでした。
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◆あおざくら◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
引越しの手伝い
防大が夏休みに入り、一時的に近藤の家にやって来た原田と武井。
一夜明けて、近藤の家の引越しの手伝いを開始します。
荷物を軽トラに積み込んだ後、原田、近藤と妹の3人は、軽トラを運転して引っ越し先へ。
引っ越し先の中を覗いてみると、そこは飲食店のお店になっていました。
近藤
『オヤジ、また飲食店やんのか?』
妹
『ああ、お兄には言ってなかったもんね』
『お父さん、それしかできないしー』
近藤
『マジかよ』
原田
『オマエ・・・家族との』
『コミュニケーションあんまないのな・・・』
整理しながらお店の中を扱ってみると、全て父親の高さに合わせて設計されていました。
近藤は改めて自分は飲食店に関係のない人間になっているんだなと感じます。
引っ越し作業が終わると、原田と武井はおいとますることに
お店のお別れ会で高校の友人も集まるから一緒にどうかと近藤は誘いますが、原田と武井は、思い出のある者同士でゆっくりしてほしいと気を使い、2人で東京見物をするといって、近藤の元を去っていくのでした。
桂木さんとの再会
原田と武井が去った直後、近藤のスマホに見慣れない番号から電話がかかってきます。
???
『もしもし勇美くん?』
『悪いね突然かけちゃって』
『なんでも調布の実家に帰って来てるっていうじゃない』
『店のお別れ会、今日だろ』
『オレ、今丁度ついたところでさ』
そういって、近藤の後ろに立っていたのは、自衛隊に入ったあの桂木さんでした。
近藤
『桂木さんも夏季休暇中ですか?』
桂木
『ああ、丁度ウチの部隊は』
『リフレッシュウィークでね』
『どうだい、シャバの空気は?』
近藤
『シャバって・・・・・』
『控えめに言って・・・最高!』
桂木
『ハハハハ、だろうね』
お店のお別れ会
お店のお別れ会という事で、近藤は父親と一緒に料理を作り皆を持てなします。
高校時代の友人や、近所の人、お得意さん達。
皆が集まって楽しい時間を過ごします。
そんな中、桂木は料理を作っている時の近藤の眼がイキイキしていることに気が付きます。
桂木は『ちょっといいかな』と、近藤を外に呼びます。
近藤
『なんですか?』
桂木
『料理・・・楽しい?』
近藤
『そうですね、うまそうに食べてたり』
『話が盛り上がってたりすると』
『作ってる側も楽しいですね』
『料理作って笑顔になってくれるのは嬉しいです』
そう、笑顔で語る近藤に、桂木は質問します。
桂木
『本当に自衛隊で良かったのかい?』
『家庭の事情はもちろん知ってるけど』
『他の道だってぜんぜんありえるだろ』
『自衛隊の仕事ってのはPKO、災害派遣』
『人命救助とまぁ色々あるが・・・・・』
『本質は、いざという時に国を守る・・・・・』
『ってことなんだぜ?』
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◆感想◆
原田はいつ免許を取ったのか?
私自身、車の免許を取ったのは大学1年の夏休みでした。ですから車の免許取るなら『高校卒業して以降』であり『社会人か大学生になってから』というイメージが強いため、原田が免許を持っているってのはちょっと驚きです。
気になったので調べてみますと、高校によっては高校在学中に免許を取ることを許可しているようです。高校卒業して以降、就職する人もいるわけですし、車の免許が必要だって人もいるからだそうです。
場合によっては、卒業してちょっと間が空きますので、その期間を利用して免許を取るってこともできるかもしれません。
不安にさせる桂木の言葉
いきなり重い話題をふってくる桂木。まさか、桂木の登場は最終回の可能性を秘めているのか・・・・・、いや、校友会もまともに描いていないのに!? そもそも、『小隊学生長付』はどうなるのか!? などなど、頭をよぎってしまいました。
しかし、よくよく見てみますと、『次号、巻頭カラー』となっています。打ち切り路線が巻頭カラーになるとは到底思えません。まだ1年以上は続くと考えて大丈夫だと思います。よかったぁ。
今後の自衛隊の役割は?
自衛隊の活動というものは、いまいち私もわかっていません。一番イメージしやすいのが災害派遣でしょうか。
動画サイトなどで自衛隊の災害派遣関連を調べてみると想像を絶するほどきついってのがわかります。こういったことを、もっとテレビは報道するべきだと思うんですけどね。
なお、当ブログではこういったことを深く追求して書くのは色々とアウトラインに引っかかりそうで、あまり言及しないことにしています。ご了承くださいませ。
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防大生が帰省中などで運転するためには事前申請が必要です。たまに、無許可で運転して事故を起こす学生がいて問題になることがあります。
桂木の言葉は近藤にとっての新たな転換点になると思う
防大に入ったのも第一は金の為で夢も目標もなかったわけだから、これから自分は“何を目指し”、“何を成し得るか”を考えなければならないって問いなんじゃないかなぁ…
今回を桂木視点から見れば、彼は自衛官としての真の自覚を持っているのか?…と捉えることも出来るし
故川島四朗農学博士という桜美林大学教授(栄養学者)元陸軍主計少将なんて人もいたのだし、勇美君の気持ち次第じゃないかな。 芸は身を助くだから、取敢えずは趣味として料理すれば良いと思う。 開校記念祭には近藤食堂の臨時出店も良いかもしれないが、西脇サブ部屋長みたいなのが大勢いたら、それは修羅場でしょうね。wwwww
武井「相席屋って知ってるか?」
調べてみたら、やはり出会い系の店でしたか…
彼らの欲望がそちら方面に向かうのは仕方ありませんが、
これが別のトラブルのもとにならないことを願います…
原田と武井は、前期近藤に世話になったお礼をしたくて、無理やりついてきた体を装いつつ、引越しの手伝いを申し出て、お礼と気づかせずにさわやかに近藤宅を後にする。特に親しくなさそうな原田と武井。憎い演出ですな!