◆前回のあらすじ◆

校友会合宿も終盤を迎え、剣道部の沖田たちはサプライズのバーベキューを楽しむことに。原田は応援団で声を出しすぎて完全に喉場潰れてしまっています。武井は一足先に水泳部の合宿を終え、実家に帰ります。

中期、坂木部屋長から『小隊学生長付』を推薦されていた近藤は校友会の先輩にどういったものか聞いてみます。先輩たちは大したこと無さそうに語るのですが・・・。外では花火の音が鳴り響いていました。屋上から花火を見学する近藤達。校友会合宿の締めくくりです。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

搬出作業

中期帰校日。

登校した一学年たちは急いで前期の部屋の荷物をまとめ、中期の部屋へ移動を開始します。

近藤の中期の部屋は117A自習室。

中に入ってみると、同じ一年の土方が先に来ており、プレス作業をしていました。

土方
『やあ、近藤君』
『おはよう』

土方はすでに搬入作業を終わらせており、ゴミ出し、名札類のプリントアウト、寝室の準備など、一学年がやるべきことは全て終わらせてしまっていました。

近藤
『す・・・すごいな、土方』

土方
『ずっと防大にいたからね』
『ヒマだったのさ』

中期の同部屋

中期、近藤と同部屋になるのは4学年2人、3学年2人、2学年2人、1学年2人の合計8人。

岩崎部屋長
『では諸君、これから中期が始まる!!』
『よろしく!!』

『ところで・・・』
『部屋の準備はどちらが行ったかな?』

近藤は土方だと答えようとしますが、土方はそれをさえぎって『2人で行いました』と返答。

土方と近藤はともに前期での評判が良く、4学年の先輩たちも楽できそうだと喜びます。

岩崎部屋長
『困っていれば協力し合い』
『どんな相手でも全力で助けてやる』

『将来部下を持つ者として』
『身をていすることを惜しんではいけない』

全員
『はいっ!』

岩崎部屋長
『夕方の点呼からいつもの防大に戻るぞ!』
『皆、準備をしとけ!』

全員
『はいっ!』

小隊学生長付

翌日の合同朝礼。

部屋に戻った部屋長とサブ長は朝礼で発表された人事に興味津々。

部屋長
『学生隊学生長はやはり伊藤さんだったな』
『ウチの中隊学生長はおそらく大久保か武智かな』
『西脇は向いてるが校友会が忙しすぎる』

サブ長
『113の小隊学生長は・・・坂木かな』

部屋長
『そうだな、アイツならピッタリだ』

一年の小隊学生長付は最終的には中隊の指導教官が決めることになっています。優秀だという評価があるなら土方がなる可能性も十分ありえるのです。そうなってしまったら・・・と考えると、近藤も複雑です。

翌日、小隊学生長が任命。

そして、昼礼で中指から小隊学生長付の発表がなされます。

中隊指導教官
『113小隊、一学年、近藤学生!!』

サカキの推薦で小隊学生長付に選ば絵た近藤。

しかし、周りの生徒たちは、近藤の体の方を心配し始めるのでした。


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◆感想◆

やはり、夏休みが無かった

交流会合宿が終わったら少し長めの夏休みがあるみたいなのですが、やはり作者さんは描きませんでしたね。そんな気がしてました。常代ちゃんの水着回を用意しないとは、作者さんは一体何を考えているのかと不満を語りたいところです。

土方の初登場は第2巻の13話

読み返していたら、土方っぽいキャラを見つけました。第2巻の13話です。第3巻の26話にも登場してます。これ意外でも2ヶ所くらい土方っぽいキャラを見つけましたが、ハッキリしているのはこの2つかなと思いましたのでご紹介。

胸板の厚みが変わってきているってのが印象的です。『15の満』ってのは『15人全員そろっています』って意味かなと思っています。

土方は小隊学生長付になりたかった?

近藤が『小隊学生長付』に選ばれた時の土方の表情がこれ。

今のところ、土方がどういったキャラなのか判断しきれないところが多いのですが・・・・・この表情からして2パターンが考えられると思います。

◆【真面目】土方
(『小隊学生長付』ってとんでもなくきついんだぞ!?)
(近藤はそのことを理解しているのか!?)
(これは大変なことになって来たぞ・・・・・)

◆【ヤバイ】土方
(『小隊学生長付』に選ばれるために)
(今まで頑張ってきたというのに・・・)
(ふざけるなよ、近藤!)

・・・・・後者に思えて仕方がない。

なりたく無い者が言い出すわけがないって思えるんですよねぇ。何度読み返しても、土方は小隊学生長付になりたかったんだろうなぁって雰囲気であるように思えます。土方はMなのか!?

仮になれなかったことで土方が激おこ状態であるならば、近藤は土方にサポートしてもらえないんじゃないでしょうかねぇ。

作者さんは近藤により一層の地獄を与えたいという考えなのかな? ガンバレ、近藤学生!!

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