◆前回のあらすじ◆
自衛隊の桂木は近藤に『本当に自衛隊で良かったのか?』と尋ねます。自衛隊は国のために命をなげうつ覚悟が必要な場合もあるからです。自分が人を殺すこともあれば、殺されることもあり得る世界。桂木は、近藤にその覚悟があるのかと尋ねます。
まだ、明確な答えは出すことはできないにしても、近藤は防大で経験してきたこと全てが、勉強する以上の何かとなっていると感じていました。そういう近藤に対し、桂木は『立派なリーダーになってくれることをオレは望んでいる』と伝えるのでした。
スポンサーリンク
◆あおざくら◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
今からナンパ
近藤の家の引っ越しを手伝った原田と武井は、近藤と別れます。
武井
『ナンパだ』
『女子とディナーをしよう』
指令外出で近藤と沖田がナンパをやらされたと聞き、武井は自分たちもできるはずだと考えたのです。
いざ、挑戦!
武井は二人組の女性に声をかけようとするも・・・・・
緊張してしまって頭が真っ白になってしまう武井。女性たちは逃げてしまいました。
原田
『だっせ』
武井
『うるせー!』
『オマエがやってみろ!!』
原田も女性に声をかけてみるのですが・・・・・いざ、声をかけると緊張して言葉が出てきません。ナンパは失敗に終わります。
女性たちからナンパされる
気合が空回りしてなかなかナンパが成功しない二人でしたが、逆に女性たちの方から声をかけてもらえました。
飲食店で男2人、女2人で一緒に食事。しかし、武井は雰囲気的に、女性側に良い印象を持てません。
女1
『大学生?』
原田
『はいっ大学生です!』
女1
『夏休みじゃん、ハメ外したいよねー』
『どっから来たの?』
原田
『神奈川の大学の寮に住んでまして』
『出身はオレが愛媛で、彼が鳥取・・・・・』
しかし、女性側は田舎という事で興味がありません。
これはダメかなと、武井が会計に行こうとすると・・・・・
女1
『せっかくの夏休みだろぉ』
『2対2なんだから・・・・・』
『思い出、作らない?』
いきなりの誘いに混乱、そのままホテルへ。
こんなことは初めてであるため、どうすればいいのか、悩む武井。
そんな時、女性のスマホが振動し床に落下します。表示されているメッセージを読んでみると、『テツオ:306号室ね、了解!』という文字が・・・・・・・
これを読んだ武井は、慌てて別の部屋にいる原田に連絡を入れます。
武井
『原田、今すぐ逃げるぞ!』
『これはかの有名な・・・・・』
合宿開始の朝
初めての体験かと思いきや、美人局。二人の落胆は大きなものでした。
その後、二人はバッティングセンター、カラオケ、買い物、食事をしつつ軽い睡眠。そして、朝を迎えます。
原田
『夜明けの海だ・・・・・』
『なんか、見たくなって・・・・・』
武井
『わかる』
原田
『近藤の松井さんとこの合コンは』
『いい娘、集まるかな』
武井
『さあな』
原田
『松井さん、いい娘だったな』
武井
『ああ』
原田・武井
『近藤ばっかり!』
『近藤ばっかり!!』
そう、海に向かって叫びます。
『やすめねーかなー合宿・・・』
『戻りたくねー・・・でもやるしかないだろ』
『防大まで、行軍開始だ!!』
スポンサーリンク
◆感想◆
登場しないのに登場した乙女ちゃん
今回、怖いお姉さんが登城してくるため、初見の方々が勘違いしないよう、作者さんがフォロー入れたものと思われます。
それにしてもサブタイが『それぞれの夏休み①』となっていますから、来週以降『2』『3』と続くものと思われます。沖田、東堂、部屋長、乙女ちゃんあたりかな?
近藤ばっかり!
『近藤ばっかり!』があおざくらの世界のトレンドとなりつつあります(笑)。ただ、この中に『沖田の姉ちゃん』がいないってのがちょっと残念でした。
恋愛に真面目な武井
女性が肌を露出させすぎていたり、タバコを吸っていたりしていたためか、武井視点ではあまり良い印象を受けていないようでした。そして、ホテルに直行した時も、真面目な事を考えています。
対して、原田は色々と盲目な雰囲気です。もぉ何も考えていないというか、暴走一直線と言った感じです。武井がフォローしてやらなければ、原田はいつか恋愛系で大きな失敗をしでかしそうな気がしますねぇ。
二人の良き青春話
今週のラスト2ページは良かったですねぇ。防大よりも防大を感じられたというか、原田と武井の息がぴったり合っていたというか、底知れぬ苦労と疲労感があったというか、ほぼ徹夜になってしまった気持ちがよくわかるというか、今から防大の合宿なの!?というか。
何だか、暴走気味の青春で面白かったです。2人とも応援したくなりますねぇ。
休みは1日だけ!?
2人の日程で考えると
・終業式の後に近藤の家に向かい泊めてもらう
・次の日、引越しの手伝いをして終わったら家を去る
・ナンパする、徹夜する
・次の日の早朝、防大に向かう
1日の休みの後、すぐに校友会の合宿になってますね。これは遠方の人は実家に帰りづらいです。往復で数万かかりそうですし、休む間もなさそう。
前回、近藤もお別れ会の後、常代ちゃんと会話するところで終わりましたが、次の日から校友会の合宿って状況だったんですねぇ。
スポンサーリンク
解説と冷静な分析ですごい笑わせてもらいました。(笑)
武井って意外と真面目でまっすぐのいいやつなんですね。
(2)も楽しみですね。
原田の反応はそう珍しくはないでしょう。
むしろ、がっついているはずの武井の危機回避能力がすごい。
この漫画の中で武井は嫌な奴に描かれる傾向がありましたけど、
初めて「武井が上司でもいいかも」と思いましたよ。