◆前回のあらすじ◆
小付が思いがけず大変な役職であったため疲れ果ててしまう近藤。部屋に戻って一息ついていると、土方がいきなり『小付に向いてないんじゃないの?』と近藤に言いだします。しかも坂木を馬鹿にする、退校も視野に入れるべき、任官拒否するつもりだろうなどなど、考えられないような暴言の数々を近藤に対して投げかけてきます。
次の日も土方は近藤に対し小付を辞退するよう促してくるため、近藤はとうとう『誰かが退校したら小付を辞退する』と土方に約束してしまいます。その裏で、土方は平山が防大を辞めるよう手はずを整えていたのでした。
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◆あおざくら◆
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一学年小付の日々
同じ小隊の一学年がミスをするたびに小付である近藤も呼び出されてしまいます。そして、一緒になって怒鳴られ、指導をうけるはめに。
毎日、何度も何度も一緒に怒鳴られる近藤は、精神的に疲れ果てています。
次の日も小付として何度も何度も呼び出されてしまう近藤。呼び出される、怒鳴られるの繰り返しで、近藤のストレスはたまる一方に。
そして、呼び出しの半分は沖田が原因となっていました。
沖田
『ご、ごめん近藤君』
『次こそ絶対注意されないように気を付けるから』
近藤
『・・・・・』
沖田
『で、でも近藤君と一緒にいられるのは嬉しいかなー』
近藤
『嬉しいって何だよ!!』
『何度も・・・、何度も! 何度も何度も!!』
『前期ですでに学んだ事だろ!!』
『わざとやってるのか!!』
近藤は疲れ切っている
夕食時間、原田は近藤を見かけて一緒に食べようかと近づいていこうとするのですが・・・・・・・
原田は近藤の表情を見て、とてもではないけれど話しかけられないと察します。
そこへ沖田がやってきて、一緒に食べることに。
原田
『もう死にそうでよ・・・』
『とても話しかけられる雰囲気じゃなかったぜ』
『小付の呼び出しが辛いんだろうなー・・・』
『どーしよ、オレのせいだわー』
『オレ6回もアイツ呼ばせちゃったよォ・・・』
そう言って頭を抱える原田を見て、沖田はやっと近藤の置かれている状況を理解します。
そして、自分が一番近藤に迷惑をかけてしまっていることを自覚するのでした。
近藤のためにできることはないか?
廊下で土方と出会った沖田は、土方に『近藤のために出来ることは無いか』と相談します。迷惑をかけてしまっているので、何か手伝いをしたいと考えたのです。
土方
『近藤のために君がフォロー?』
『・・・・・そうだね』
思いがけないことを言われて驚く沖田。
土方
『なんで近藤が苦労してるのかって』
『君の呼び出しのせいだろ』
『上級生からの呼び出しを減らす』
『一番簡単な方法さ』
『そろそろ君は才能がないってことを自覚したら?』
『君みたいな足をひっぱってばかりの』
『指揮官に誰がついていくんだ』
『なんで中期来ちゃったかなー』
『そのまま来なきゃよかったのに』
土方
『アイツは小付なんて器じゃない』
『現にメンブレ寸前・・・・・』
『何を勘違いしてるのかね、上級生たちも』
『ハハハ』
自分の事だけでなく、近藤の事まで馬鹿にされ始めたため、沖田も我慢できません。
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◆感想◆
記事の投稿が遅れてしまいました。申し訳ありません。忙しい時は1日2日ほど遅れてしまう事もあります。(4日遅れてしまいましたが)
何卒、ご了承くださいませ。
優しい松原先輩
同部屋の2年の松原先輩。初期は見た目だけで怖い部類の先輩なのかなと思いましたが、どうやら下の者を気遣える優しい先輩のようです。
土方に近藤をフォローするように注意していましたし、今後、近藤にとって頼りになる心強い先輩になってくれそうな雰囲気です。
しかし、さすがに松原先輩は土方に違和感を持っているのではないかなという気がします。まぁ、おかしいと思いますよね、普通。
優しい馬越先輩と『メンブレ』
近藤の余裕のない状況に同情して、先輩の方が苦痛の表情ですよ。先輩たちも大変だ。
馬越先輩の言う『メンブレ(メンタルブレイク)』という言葉は、個人的には初耳です。有名な言葉なのかな? 意味的には『発狂』という事なのだと思われます。
メンブレになった場合、入院とかになるんでしょうかねぇ? 少なくとも小付は無理という事で、辞めさせられるってことになるのかもしれません。
やりたい放題になり始めた土方
いい表情だ(笑)。いやぁ土方には普通の人には無い色々な表情があっていいですねぇ。作者さんの『土方愛』を感じます。もしかしたら、作者さんにとって一番のお気に入りキャラなのかもしれません。
しかし、これはやりすぎではないでしょうかねぇ。
あまり色々な人にこんな対応を取っていたら、悪い噂が立って先輩たちの耳にも届くと思うんですね。これは、とっとと近藤に小付を辞めさせたいがために暴走気味になっているってことなんでしょうかねぇ? それとも、前期の頃からこんなこと当たり前のようにやっていたのかな? どちらにしても、先輩たちは土方の正体を把握しているような気もします。
そして、優秀と言われる土方と近藤を同部屋にしたというのは、『優秀な2人を同部屋にした』ということではなく、『近藤に一番の問題児である土方を任せた』という事なのではないかなとも思えてきました。同部屋にする人間も適当に決めているという事ではなく、ちゃんと考えた上でバランスをとっているのではないかなとも思えますので。
そうなってくると、近々、土方はとんでもないいっぺ返しを受けるってことになるかもしれませんね。どんまい、土方!
沖田は色々とずれている
近藤に胸ぐらをつかまれて怒鳴られたにもかかわらず、あまりよくわかっていなかった沖田。原田の反応を見て、やっと自分がものすごく迷惑をかけているという事に気が付きました。
その後、近藤のために何かお手伝いをできないか・・・・・と考えた気持ちは分からなくもないのですが、実際問題としては『沖田自身がミスをおかさないように気を付ける』というのが一番、近藤にとっては助かるんですよね。
ですから、沖田の努力の方向性というか・・・、気の使い方というか・・・、まぁ色々とずれているなぁという感じはしますね。
沖田
『近藤君は・・・・・』
『絶対に小付をやりぬくよ!!』
という台詞はカッコよくも見ええるのですが・・・・・
おそらく近藤は
近藤
(はやく沖田をどうにかしないと・・・!!)
などと考えつつ、対応策をねっていますよ。何だか笑える3コマになっているなぁって気がします(笑)。
サンデー、マガジン更新作品
当ブログにて毎週水曜日に更新している4作品です。
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よければご一緒にどうぞ。
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土方の校友会が忙しくて発言は失着だよなぁって思いましたね
仮に近藤が辞めたところで校友会が忙しくてサポートもできないやつに小付は任されなさそう
最後を見ると沖田成長イベントかなって感じもしますけど、今までも成長する機会はいくらでもあった気はする…
土方が小付辞退しろって言ってるけど、簡単にできるようなもんなの?
土方はアメフト部、、西脇元サブ長なんか知ってるかな……
沖田はこれだけ坂木や近藤に怒られても効果がなさそうだから、褒めて伸ばしたりとかできんのかねー。
ところが何も褒めるとこがないんだけど(笑)
愛嬌の良さと前向きってことだけかな。
懐かれてる分、手強いなこれは・・・
土方の言った沖田がやめればいいは
まったくその通りでよく言ってやったくらいに思えたのが悔しい
最後の沖田は彼自身にも課題は多いけど土方にはっきり言い返したのは少し溜飲が下がったかな。土方の誤算は近藤を侮辱して沖田の逆鱗に触れたこと、そして沖田が辞めたところで近藤が喜ぶわけがない。
土方に近藤君をフォローするように注意したのは岩崎部屋長ではないでしょうか?
(当の土方はフォローする気ナッシング)
土方って「防衛大が好きです」or「小隊付きになりたい」アピールの為に夏休み中ずっと防衛大に留まってたんじゃないか?
私も似ているなと思いましたが、2年の松原先輩で間違いなさそうです。
土方に苦言したのは、どう見ても岩崎部屋長。
メンブレは「精神的にやられる」みたいな意味で使われますよ