◆前回のあらすじ◆
前期の最大の山場である8km遠泳を泳ぎきった近藤達は、終業式を迎えます。今までの苦しい生活をねぎらいつつ、昼食、部屋の最終チェックも終了。最後にサカキ部屋長から、今までの労いの言葉と、今後の心構えの説明を受け、そして離校許可の放送アナウンスが流れます。
放送を聞いた防大の1~4学年全ての生徒たちはいっせいに走り出し、外を目指します。門の外には多くのタクシーやバスが集結。そして、生徒たちはそれぞれ帰路につくのでした。いよいよ、夏休みです。
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◆あおざくら◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
近藤の家へやってくる原田と武井
原田と武井は実家には戻らず、近藤の家にやってくることになりました。原田と武井の実家は遠く、しかもすぐに校友会の合宿もあるため、近藤の家に泊めてもらって、引越しの手伝いもしたいと申し出てきたのです。
近藤
『メシは出せてもバイト代は出せないぞ』
原田・武井
『構わねーって』
『同じ部屋で飲食共にし』
『苦楽を共にした仲だろ!』
原田と武井はすぐにでも手伝いをと申し出ますが、近藤は明日からでいいと夕食の準備に。
夕食は食堂を営んでいたという事だけあってとても豪華なものでした。
常代を通じて合コン
夕食時、チャイムを鳴らす音が。
近藤が出てみると、現れたのは幼馴染の常代でした。
近藤
『あ・・・松井・・・・・』
常代
『・・・帰ってたんだ』
『はい、あきびん回収に来たから出すの手伝って』
近藤
『あ・・・ああ』
そこへ、トイレへやって来た原田が常代の存在に気が付きます。
ここぞとばかりに武井を呼び出す原田。急いでやってくる武井。原田と武井は常代にいきなり自己紹介を始めます。
いきなりのことであっけにとられる常代も、慌てて自己紹介。
武井
『ときに松井さん』
『現職は何をやっておられますか?』
常代
『大学生で系学部に通ってます・・・』
『今は奴やスミでサークルも無いから家の手伝いを・・・』
武井
『よかったら是非・・・・・』
いきなりの話で近藤は慌てて止めに入ろうとしますが、原田と武井はその場で説得にかかります。近藤ばかり防大でいい思いしてずるい、自分たちもチャンスがほしいと泣きついてくるのです。
こうなってはもうどうしようもないと判断した近藤は、自分からもと、常代に合コンのお願いをするのでした。
常代
『まぁ聞くだけ聞いてみますけど・・・』
原田・武井
『うっしゃああああーーー!!』
『いい返事期待しています!!』
『よろしくお願いします!!』
◆近藤と常代のLINE
夜、原田と武井が寝静まった後・・・・・
常代
(大変だったんでしょ防大)
(一学期どうだったの?)
(いきなり真っ黒に焼けてて)
(吹き出しそうになったじゃない)
近藤
(パンフレットに書いて無いことだらけで)
(とんでもなく大変だったよ)
(でも自衛隊のリーダーを育てるってことでは)
(理にかなってて)
常代
(へぇー)
近藤
(とんでもない化け物みたいな)
(先輩がいたり、仏のような)
(先輩もいたり、とにかく)
(波乱万丈だったよ)
常代
(夏休みずっとこっちにいるの?)
近藤
(儀仗隊の合宿があるから)
(一回防大戻るけど)
常代
(じゃあそれまでに)
(防大の事じっくりきかせてよ!)
(アンタも私の大学の授業のノート)
(見たいんでしょ時間作ってよ!!)
近藤
(ああ、望むところだよ!!)
常代
(あ、そ。)
(じゃあ私は寝ます)
(夜更かしはお肌に悪いので)
近藤
(ああ、オレも寝る)
常代
(おやすみなさい)
近藤
(おやすみ)
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◆感想◆
◆原田と武井はいつからこんなに仲良くなったのか!?
せっかくの夏休み、ゆっくり休もうともせずに常代ちゃんを通じて合コンを開く計画だったとは・・・・・この2人、肉体的にも精神的にも余裕がありすぎだと思う(笑)。すごい根性だ。
そもそも、いつの間にこんなに高いコンビネーションを出せるようになったのかと。さすが24時間一緒に生活していると違いますねぇ。息がぴっぱり合っている。
◆近藤ビジョンの原田のイメージが低下していく
常代ちゃんとのことを気に掛けるクリーンな原田から一変。近藤ビジョンでは自分の彼女を作るために近藤を利用しようとする原田になってしまいました。
あくどい顔だ(笑)
こういった表現は、最近、マガジンのダイヤのAでも使われていました。
『イメージ』や『ビジョン』を使ったやりたい放題です(笑)
◆作者が修羅場をつくろうとしている
常代ちゃんの笑顔を見ると、2話前の近藤の顔がチラついて心が痛みます。常代ちゃん派の私は憤慨です。
今後、作者さんは乙女ちゃん、サカキ部屋長、常代ちゃんでハードなストーリーを作っていく気満々なのかもしれません。果たしてどこで落ち着くのか?
◆武井は斥候担当のようです
常代ちゃんの日程表。『花丸』で『帰ってくる』と記載されていることに武井は気が付きます。よく見ていますね、さすがです。乙女ちゃんとのことに気が付いたのも武井ですし、武井の調査能力はかなり高いようです。
武井は今後、いたるところで活躍するキャラなのかもしれません。
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あっという間の、四年間です。怪我のないよう、皆が無事に卒業できますように!
笑ったw
キャラが回ってるなあ
乙女の出身は高知。儀仗隊の合宿がすぐにあるから東京に留まってるかもな。だとしたら面白くなりそう。
なるほどです。確かにバッタリ遭遇というパターンはありえそうですね。
46話で原田の名前が崇(たかし)となっていたのに、今回自己紹介の場面で忠(ただし)となってました。どっちが本当?
単行本で忠だから本誌版が何度も間違って
いるかと、
本誌では坂木先輩がたつやだったし。
武井とらあきだし。
平井だし。