◆前回のあらすじ◆

『幽霊を見た』防大の中で幽霊話が持ち上がります。噂はどんどん広がり、幽霊の目撃者もどんどん増えていきました。

そんな中、部屋長たちによって『試胆会(肝試し)』が企画されます。幽霊で噂になっている場所を2人ペアとなって歩くというもの。

道中、先輩たちが配置され、音を出したり、光をつけたりなどし、皆を脅かしていきます。沖田は怖がりますが、幽霊などを信じていない近藤は何ともありません。

そんな中、近藤は最終地点であるトイレで『サカキ部屋長』と遭遇します。何だか妙なしぐさに違和感を覚え外に出ると、サカキ部屋長がいました。では、一緒にいたサカキ部屋長は何だったのか・・・・・?

妙な体験をしてしまった近藤は、以降、幽霊的な物には敏感に反応してしまうようになるのでした。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

注目を集める近藤

先日の終わらないヘルウィーク終わらせた男として注目を集める近藤。

『あのテコでも謝らなかった武井を反省させたって』

『どんな手段を使ったんだ?』

『わからん! なんかエグい方法だったらしい。』

『すげぇな・・・』

弁食作業

(弁食作業とは)
(食堂が休みになる休養日分の食事として)
(希望者に支給される弁当色を配布する作業の事)

(弁当色は保存のきくインスタント食品や)
(レトルト食品が多い)

部屋に弁食を運んできた近藤達でしたが、弁食が一つ足りません。

沖田が数えたのですが、どうやら数え間違えていたようです。

先輩たちが怒り出しそうな気配でしたが、近藤が自分のものを用意していて、それでなんとかフォローを入れることが出来ました。

サブ部屋長の靴磨き

サブ部屋長に習って靴磨きを始める近藤達。

近藤は普段家でもやっているため、コツをすぐに飲み込みます。

一方、必死にやってサブ長に見せに行く沖田でしたが・・・・・サブ長は名札の縫い付け方を注意し始めます。

サブ長
『まずは縫い付けからやり直せ!』

沖田
『は・・・はい!』

靴磨き以前の所で注意を受けてしまう沖田でした。

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校友会で部屋長に指導を受ける沖田

剣道の校友会。

沖田はサカキ部屋長の剣道部に所属しています。

・面を打たれ簡単に座り込んでしまう
・すぐに竹刀を落としてしまう

毎回、沖田があまりにも不甲斐ないため、サカキ部屋長は沖田を別の部屋へ連れて行き、厳しい指導を行います。

サカキ部屋長
『どんなことでも気合入れてやんなきゃ意味がねぇだろ!!』

沖田
『はいっ!!』

サカキ部屋長
『口閉じろ! 姿勢正せ!』
『本当にそんなんで自衛官が務まると思ってんのか!』
『もっと過酷な状況や困難があった時に』
『へこたれてるヒマなんてないんだぞ!!』

『幹部自衛官になって、みんなをまもりてぇんだろ!!』

沖田
『はっ・・・はいっ!!』

サカキ部屋長
『・・・・・無理だな』
『何もできてねぇじゃねぇか毎日毎日よ』
『向いてねぇよ』

『清掃だの洗濯だの食事の準備だの』
『基本的なこともろくにできもしねぇオメエが』
『どうして人を守れる』
『どうして人の命をオマエに任せられる!?』

そう言われうつむいてしまうものの、沖田は自分の意志を必死に伝えようとします。

沖田
『・・・り・・・たいです』

サカキ部屋長
『あ?』
『アリみてぇな声だしてんじゃねぇ!』
『腹から声だせぇ!!』

沖田
『・・・りたいです!!』

サカキ部屋長
『本当になりてぇのか?』

沖田
『なりたいです!』

サカキ部屋長
『じゃあやってみろ態度で示せ! 二度目はねぇぞ!』

沖田
『はぁい!』

その後、沖田は夕食も食べずに部屋でノートに何かを記入します。

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近藤と言い合いをしてしまう沖田

就寝時間。

沖田は縫物に手間取ってしまいます。

見かねた近藤はやり方を教えてやると言って、沖田の服を取ろうとしますが、沖田は断ります。

近藤はコツだけでも見ておけと実演してあげようとしますが、沖田は引っ張って頑なに断ります。

いつになく激しく言い返してくる沖田。

近藤
『な・・・なんだよその言い方・・・!』
『オレは別に・・・・・!』

ムキになっていて聞き入れる気が無さそうなのを近藤は察します。

近藤
『・・・・・・・』
『・・・わかったよ』
『じゃあ・・・勝手にやれよ!』

そういって部屋を後にします。

◆感想◆

何やら沖田大改造計画が始まってしまったようです。

漫画アニメというものは、各キャラクターに色々な個性があってこそ成り立つものなのですが、さすがに防大にはその常識は通用しないようです。

『いつも背景のごとく頻繁にバックに現れ
口を開けっ放しにしているユルい沖田を見るのが好きでした。』

もう見れなくなるのかなぁと思うと、何だか寂しく感じてしまいますねぇ。

弁食は簡単に流されてしまいました。これで1話分作る必要はないと判断されてしまったようです。

『希望者に支給』とありますが、有料なのか無料なのかが気になるところ。まぁたぶん無料だと思いますが。だとしたら、希望しない人はあまりいないでしょうね。

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