◆前回のあらすじ◆
休養日で外で食事を楽しむ近藤達。武井だけは単独行動で地元の友人たちと一緒に食事に行きました。
近藤達は防大に戻ってきましたが、武井だけは戻ってきません。スマホに連絡を入れてもつながりません。
22時10分までに戻って来なければ『服務事故』になってしまいます。
近藤達は服務事故の意味は分からないものの、かなりやばい事態になっているのではと心配するのでした。
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◆あおざくら◆
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2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話・15話・16話・17話)
3巻(18話・19話・20話・21話・22話・23話・24話・25話・26話・27話)
4巻(28話・29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話・36話・37話)
5巻(38話・39話・40話・41話・42話・43話・44話・45話・46話・47話)
6巻(48話・49話・50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話・57話)
7巻(58話・59話・60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)
8巻(68話・69話・70話・71話・72話・73話・74話・75話・76話・77話)
9巻(78話・79話・80話・81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話)
10巻(88話・89話・90話・91話・92話・93話・94話・95話・96話・97話)
22時10分の点呼
タクシーを使って防大に戻って来た武井。
しかし、すでに点呼時間の22時10分を過ぎてしまっていました・・・・・。
『服務事故』として報告される武井。
静まり返る場内に、一学年たちも不穏な空気を感じ取ります。
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武井、ギリギリ到着
解散の合図の直前、武井はギリギリで点呼に現れます。
何とか間に合うことが出来ました。
武井は携帯の電池が切れたことを説明し、遅刻してしまったことを謝罪します。
厳しく怒鳴られることを覚悟していた武井でしたが、部屋長の対応は思いのほか優しいものでした。
しかし、点呼後、部屋長たちは集まり何か話し合いを行うのでした・・・・・。
ミーティングの報告
次の日の朝の点呼。
部屋長から日夕点呼後にミーティングを行う旨の報告を受けます。
そんな近藤達を哀れみの目で見つめる松平先輩。
近藤は訳が分かりません。
日夕後のミーティング
日夕点呼後、一学年のみ残されミーティングとなりました。
一学年は小隊ごとに分けられます。
一体何が始まるんだろうと思う近藤。
部屋長は椅子のない場所で座るように命令を出します。
帰校遅延が服務事故である理由
空気イスの状態で、部屋長は武井に『帰校遅延が服務事故である理由』を質問します。
武井は日頃から訓練で言われている
『5秒遅れるだけでマッハの戦闘機は1.5km以上進み』
『その5秒で守れる命があるから・・・・・』
と答えますが、部屋長は『違う』と切り捨てます。
部屋長が一番許せなかったのは『連絡を入れてこなかったこと』でした。
例え電池が切れたとしても、電池を調達することも、携帯を借りて防大に連絡をいれることもできたはずです。
武井はそれをやらずに、ただ自分がミスをしたくはないということだけを優先したのです。
部屋長たちは、一学年たちが『国民を守る自衛官』という自覚を持てていなかったことを痛感します。
そして、自分たちの指導が甘かったと判断し、一学年の高校生気分を叩き直すため、一から教育をし直すことを宣言するのでした。
◆感想◆
ああ、また地獄漫画ストーリーに突入するんですね(笑)。
どうやら防衛大学は『現在、戦争中』ということを想定した上で規律を作っているっぽいです。それだけ厳しさを必要とするということなんでしょうね。
というか、今回の件は武井が完全に悪いですよね。防大に限らず、遅刻しそうなら前もって連絡を入れるのは当たり前の事です。これが出来ていないようでは高校生気分と言われても仕方がない状況ではありますよね。
そもそも、武井は何だか他の仲間と一線引いてしまっているような状況を作っているように感じられます。現時点で、一番、防大生になり切れていないのは武井なのかもしれませんね。
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