◆前回のあらすじ◆

乙女ちゃんに休日返上のトレーニングを受けた近藤は、赤帽から白帽に。

いよいよ、1kmの海面訓練となります。プールの水よりも海水の方が浮力があるため、いつも以上に楽に泳げることを実感する近藤。体力を使い果たすも、何とか1kmの遠泳に成功します。そして、1週間後の2kmも何とかクリアー。

しかし、その1週間後の4kmは悪天候で海が荒れてしまっていました。さらにはクラゲも現れてしまいます。近藤もクラゲに刺されてしまい激痛を受け、さらにその直後、波を受け海水の中に引きづり込まれてしまいます・・・・・。

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◆あおざくら◆

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最新『あおざくら~防衛大学校物語~』

プールでの最終調整

4kmの海面訓練も終わり、残すところはプールでの最終調整のみ。その次は、いよいよ本番です。

吉田教官
『先日の海面訓練では事故もあった!』
『総員、細心の注意を払って取り組むように!!』

『本番の8kmまであと数日!』
『最後まで油断するんじゃないぞ!!』

溺れてしまった近藤

プールでの訓練が終わり、着替えている最中、皆は海面訓練でクラゲに刺されてしまった時の話をします。

特に近藤はクラゲに刺されて溺れてしまいました。

クラゲに刺され、波を受けてしまった近藤は水を飲み込み、そのまま水中へ・・・・・。そのことに気が付いた吉田教官が海に飛び込み助けてくれたのです。

船に引き上げられ、そこで飲んだ水を必死に吐き出します。近藤はその時の嫌な出来事を思い出し、顔をしかめます。

陸上自衛隊の見学

(夏季定訓では陸・海・空自衛隊の)
(部隊見学が行われる)

(防大生は二学年進級時に)
(陸上・海上・航空の要因に別れるが)
(その参考にするためである)

航空自衛隊の見学

東堂
『T-2! ブルーインパルス仕様!!』

原田
『もしかして東堂って航空マニア?』

東堂
『ったりめぇだろ!』
『ブルーインパルスに憧れて』
『防大に進路決めたんだよ!!』

その後、近藤達は『チヌーク』にも載せてもらいます。

原田
『真剣に進路考えないとな・・・』

海上自衛隊の見学

近藤達は護衛艦に乗りこみます。

その時、近藤は甲板から海を見て、溺れた時の事を思い出します。

食事の時、近藤は一人トイレへ。

海を見た時から気分が悪くなってしまっています。溺れた時の苦しみ、クラゲに刺された時の痛みがよみがえってくるのです。

近藤
(トラウマになってる・・・?)
(でもプールではいつも通り)
(泳ぐことが出来たじゃないか)

(確かめるにせよ海面での訓練はもうない)
(数日後には・・・本番)

(8km・・・・・)

(まったく泳げなかったオレが・・・)
(みんなの協力でここまでこられたんだ)


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◆感想◆

◆平山が喋った!

とてもレアなシーンだったので驚きました。

平山が喋ったのは初めてではないかなぁと思えるほど、喋っている印象はありません。そこで少し調べてみました。

初登場時に喋ってますね。『よろしく』の一言ですが。

そして、校友会の時も喋ってました。

それでも、やはり一言程度しか喋っていません。今回のように長文(?)喋っているパターンは、おそらく初めてだと思います。ここに来て、何故喋らせたんだろうとさえ思える事態です。

◆ひがみ根性丸出しの武井

前回、近藤が乙女ちゃんと仲良くやっているのを見ていた武井は、ここで近藤につっかかります。やはり近藤のことは気にくわないようです。

・・・・・そういえば、まだ武井がどの校友会に所属しているのかハッキリしていませんよね。・・・・・バドミントン部かな?

◆夏季定訓2:ハイポート

『ハイポート』と言われても素人にはよくわかりません。調べた感じでは『銃を持った駆け足訓練』のことのようです。銃自体が4kほどあるので、腕がきついとか。経験ないので良くわかりませんが。

◆溺れる

実は私も幼いころにおぼれてしまったことがあります。幼稚園の頃、浅いプールでしたが滑って転倒して、方向感覚失って、ゴック、ゴック、ゴックと3回水を飲み込む絶望的な状況でした。運良く立ち上がることが出来ましたが、その経験で水がとても怖くなってしまったんですよね。

それから1年後、私は極端なまでに水を怖がり壁の方にずっとしがみついていました。それを見かねたのか、先生が『大丈夫だからと』強引に真ん中の方に引っ張っていきます。嫌だ嫌だと抵抗する私は、手が離れると同時に転倒してしまって、またゴックン、ゴックンと・・・・・2年連続でおぼれました。

結局、小6時点で10m泳ぎ切れないほどのカナヅチでした。中学は何とか克服して50mまでいけるようになりましたが。溺れた経験ってのは本当に辛いものがあります。

◆車が海や池に落下した場合

こういった経験があるため、私は海も川も、ほとんど深いところには行きません。ですから、溺れる心配はありません。それでも可能性としてありそうなのが『車が海や池に落下してしまう』というパターンです。

車が水の中に落ちてしまうと、まず『水圧で窓が開かない』状況になってしまいます。窓から脱出するしかありません。

しかし、今の車の窓は電動式なので、水につかるとショートして開きません。『窓ガラスを破壊する』しか方法はないわけです。とは言っても、車の窓ガラスはかなり頑丈で割れにくいですし、こういった土壇場で臨機応変に対応するのも困難です。気が付いたら胸まで使っていて、もうどうにもならないという状況となり、溺れて死んでしまいそうなんですよね。

5分程度浮いてくれるなら、何とかガラスを割って脱出できるかもしれませんが、こんな不安定な状況で、2~30秒後には絶望的な状況になっていますので、これは無理ですね。

転落した時の衝撃で肉体的にかなりダメージを受けているでしょうし、こんな短時間で、しかも命に係わる緊迫した状況の中で、冷静な対応ができるとは到底思えません。

自動車業界に何か明確な対応方法を検討していただきたいものです。

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