◆前回のあらすじ◆

北側諸国のグラナト伯爵領にやってくると街中で『魔族』が歩いていました。フリーレンは魔族を攻撃しようとしますが人間たちに捕らえられてしまいます。実は魔族は長年行っていた戦争の『和睦』をするために人間の領地にやってきていたのです。

牢に入れられてしまったフリーレンはフェルンたちに『魔族は人食いのバケモノだから話し合いをしても解決しない』と告げます。魔族を信じようとしたけど裏切られた過去が何度もあったからです。フリーレンはこの街も長くはないと判断し牢からの脱出を考えます。

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◆葬送のフリーレン◆

1巻1話2話3話4話5話6話7話
2巻8話9話10話11話12話13話14話15話16話17話
3巻18話19話20話21話22話23話24話25話26話27話
4巻28話29話30話31話32話33話34話35話36話37話
5巻38話39話40話41話42話43話44話45話46話47話)◆
6巻48話49話50話51話52話53話54話55話56話57話
7巻58話59話60話・61話・62話・63話・64話・65話・66話・67話)

最新『葬送のフリーレン』

人間側は和睦する気などなかった

グラナトは『和睦の為にやってきた魔族』を屋敷の息子の部屋へと案内します。

その『グラナトの息子』は10年前に魔族によって殺されていました。グラナトは最初から和睦する気など無く、この部屋で復讐するつもりでいたようです。

そういえば前話にてフリーレンが魔族に襲い掛かった時

リュグナー
『グラナト伯爵、あなたの差し金ですか?』
『そういうことにしておきましょう』

このように疑っていましたね。魔族のリュグナーには『グラナトには和睦を受け入れる気が無い』ということは分かっていたのでしょう。

それでもリュグナーがここまでやってきたのは

◆いざとなったら逃げきれる
◆グラナトを言いくるめる自信がある

こういうことなのだろうと思われます。

人間を言いくるめるリュグナー

『息子が魔族に殺された』というグラナトに対し、リュグナーは

リュグナー
『私もあなた方に殺された父上の部屋は』
『そのままにしてあります』

このように返します。

グラナトが『息子を失った悲しみ』を持っているのと同様に、リュグナーも『父親を失った悲しみ』を背負っていると言いたいようです。

あえて自分を『息子』の立場にしたってのも、リュグナーの戦略の高さを感じさせられますね。なかなか頭のいい魔族のようです。

リーニエ
『リュグナー様、父上って何?』

リュグナー
『なんだろうね』

そしてこの言葉である。やはり魔族は人間と和睦する気など全く無いようです。『言葉』は『人間を狩るための手段』くらいに思っていますね。

このまま和睦がうまく行ってしまえばフリーレンの言う通りこの街は滅んでしまいます。

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フリーレンを殺しにやってくる

フリーレンがいる牢屋にやってきた魔族のドラート。

ドラート
『断頭台のアウラが配下、首切り役人の一人ドラートだ』
『お前を殺しに来た』

リュグナーは『フリーレン』を『唯一の障害』であると判断していたようです。なかなか敏感なタイプのようですから、フリーレンがかなり強いってことに気づいたのかもしれません。

それを聞いていたため、先走ったドラートが勝手に殺しにやってきました。

ドラートはフリーレンの強さに気づいていません。これがリュグナーとの実力差ということなのでしょう。

そういえばフリーレンはやけに簡単に捕まって牢屋に入れられてしまいましたね。これはリュグナーたち魔族を油断させるための戦術だったのかもしれませんね。

フリーレン
『言っておくけど私強いよ』
『断頭台のアウラよりも』

やけに自信ありますねぇ。RPGのイメージでは『4人』で『強敵一体』と戦うから勝つのであって『1VS1』では絶対と言っていいほど勝つのは無理なのですが。

この作品では『フリーレンは魔王クラスに強い』という設定なのかもしれません。

何にしても、ここまで断言するわけですから、フリーレンはアウラと戦ったことが有り、しかも強いことは間違いないのでしょう。

フリーレン、圧勝

ワイヤーのような糸でフリーレンを釣り上げるドラート。

吊るした後、なぜにフリーレンに背後を向けたのか? 必殺仕事人のマネをしたかったのか?

何にしても、背後を向けたことでフリーレンの魔法を受けてしまい、両腕を吹き飛ばされてしまいました。そしてトドメ。あっけなく倒されてしまいましたね。

果たしてこの結果は吉とでるのか?

魔族リュグナー
『和睦を結びたかったのに、仲間を殺された!』

グラナト伯爵はまだリュグナーを信用しています。リュグナーは頭が切れるようですし、このような状況になってしまったら、むしろフリーレンが悪者にされかねません。そうなれば、フリーレンは魔族だけでなく人間をも敵に回してしまうことに。

果たしてフリーレンは乗り切れるか!?

サンデー、マガジン更新作品

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