スポンサーリンク
◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
センシとゴーレム
ダンジョンの地下3階に行きついたライオス一行。そこはダンジョン内で生活してきたセンシが拠点にしている場所でもありました。
石畳が続くこの階には、地面に土がありません。そこでセンシはゴーレムを飼いならし、ゴーレムの体の土を使って野菜を育ててきたのです。
ダンジョン内で10年も生活してきたセンシは、ダンジョン内のバランスを保ちつつ、環境に適した生き方を自ら構築してきたのです。そんなセンシの生き方を見て、ライオス、マルシル、チルチャックの3人は『センシはすごいなぁ』と感心するのでした。
スポンサーリンク
オークとの邂逅
ゴーレムから得た野菜を手に、ダンジョン内の酒場を訪れた一行。手に余る量の野菜で物々交換を持ちかけようとしたライオスでしたが、金じゃなければ取引にならないと邪険にされてしまいます。
その時、思ってもみなかった事態が発生しました。通常もっと深い階層にいるはずのオークが、酒場を襲撃してきたのです。人間を攻撃してくるオークでしたが、ダンジョンに住んできたセンシはオークとも交流があり、ライオスたちは難を逃れます。
そして、オークたちから思ってもみなかった情報に得ることが出来ました。通常、地下5階あたりに住んでいるオークがここまで避難してきた理由、それは『地下5階に<炎竜>が出現したから』ということだったのです。オークたちは炎竜との戦いを避け、地下3階まで逃げてきたのでした。
成り行きで、現在のオークたちの集落を訪れる事になったライオス達は、持参した食材でパン作りにいどみます。その過程で、ライオスはオークに「なぜお前は迷宮の深部を目指しているのか、そしてもし狂乱の魔術師を倒して国を手に入れた時、お前はどうするのか」と問われます。その時は返答に窮したライオスでしたが、やがて「炎竜に喰われた妹を助け出す。そしてこれからは、この迷宮を手に入れる事の意味をよく考えながら探索する」という答えを打ちだします。その答えを気に入ったのか、炎竜の目撃地点、そして「まぁがんばれよ」というオーク流の激励を得たライオスは、迷宮の更に下層を目指す事になるのでした。
絵画の中の『褐色のエルフ』
かつての食堂だったらしき部屋に足を踏み入れた一行は、魔物『生ける絵画』に襲われます。その時、食料不足で空腹だったライオスは一つの案を思いつきます。
ライオス
「絵の中であればお互い干渉できるはずなのだから、絵に描かれた食べ物も食べれるはずだ」
かくしてライオスは食事が描かれている『生ける絵画』の中へと飛び込みます。そこにあったものは滅びてしまう前の黄金城のとあるシーン。生まれたばかりのデルカル王、結婚式のデルカル王、デルカル王の戴冠式。3つ目の絵画にて、やっとライオスは豪華な食事を美味しくいただくことができました。
たらふく食べたので絵の中から出ようとしたその時、『褐色のエルフ』に声を掛けられます。「お前、城の者ではないな」と。その只ならぬ雰囲気に戦慄し、必死の思いで絵画の中から脱出するライオス。この時に出会った『褐色のエルフ』が後々・・・・・・・。
センシとケルピー
地下4階にまで到達した一行。このエリアは地下水が湖を形成しており、マルシルが操る水上歩行の魔法が不可欠となります。しかし魔法という力に否定的なセンシは頑なに拒絶。更には蓄えた豊かな髭の汚れが魔法の効きを悪くしている事実も発覚します。
そこでセンシは普段から手懐けている水棲馬(ケルピー)の背に乗って湖を渡ることにします。ところが、ケルピーは突如水中の中へ潜り始め、水中に引きづりこんだセンシに襲い掛かってきたのです。不本意ながらも、センシはライオスの協力の元、ケルピーにとどめを刺します。ケルピーはやはり魔物であり、人間と分かり合えることはなかったのです。
センシは退治したケルピーを食料にするために解体。マルシルはセンシから脂身の一部を譲り受け、髭の汚れを落とす為の石鹸を作り上げます。
自分のために苦労して作られた石鹸を、そして遂には水上歩行の魔法を受け入れるセンシ。かくして可愛がっていたケルピーの死をきっかけに、仲間と、魔法という存在に少しずつ心を開き始めたセンシを伴い、一行は更なるダンジョンの奥地へと歩を進めていくのでした。
スポンサーリンク