◆前回のあらすじ◆
グリフォンにさらわれてしまったセンシを助けるため、マルシルは『召喚獣』を3体作って周囲を調べます。何とかセンシの発見に至りましたが、召喚獣はグリフォンに倒されてしまいました。ライオスの協力を得て強力な形状の召喚獣にしますが、それでもグリフォンに太刀打ちできません。必死に悩んだ結果、マルシルが生み出したのは『スカイフィッシュ』となずけた召喚獣。変則的な動きでグリフォンを翻弄し、グリフォンの翼にダメージ。地上に落とし、何とかグリフォンを退治することができました。
センシの救出に成功しましたが、改めて考えてみるとセンシはとても謎が多い人物です。そこでチルチャックは自分の過去を話すことで、センシに自分の過去の話をするよう促します。
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◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
センシの過去
坑夫の仲間たちと『黄金城』を発見したセンシ。初々しいですね。36歳とのことですが、子供扱いされつつ働いていることを考えますと人間年齢的には15歳くらいかなと思います。そうなりますと、ドワーフは人間よりも寿命が『2.4倍』くらいなのかもしれません。
現在のセンシは人間年齢50歳くらいに見えるので・・・・・今回の話は80年くらい前の話でしょうかねぇ? センシはこんなにも長い間迷宮にいたんですね。
確かナマリは61歳でした。ということは人間年齢的には25歳くらいなのかもしれません。
『お前の体には』
『本当に「鉄」が流れているのか?』
私も血液の成分に関して詳しいわけではありませんが、血には鉄分が流れているらしいです。血を指でこすったら鉄っぽいニオイがしますし。鉄を液体にした色は『赤』だと聞きます。血が赤いのは『鉄の色』ということなのかもしれません。ま~興味のある方はネットで調べてみてください。
宇宙人の血の色を『青』で表現されていたりすることがありますよね。確か『銅を液体にした色が「青」』でした。つまり、宇宙人は『銅』が血に流れているから青ってことなのだろうと思います(憶測)。
センシたちを執拗に襲ってくるグリフィン。仲間は次々に殺されてしまい、残るはセンシを含めて3人になってしまいました。
センシが使用している超高級金属の『アダマント』の鍋はこの時の仲間の一人が保有する『盾』だったようです。2つのうち1つは鍋にして、もう一つは包丁にしたようです。
一緒にいた馬の名前が『アンヌ』だったとか。第2巻でセンシがケルピーをアンヌと呼んでたのはこの馬の名前からとったようです。
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仲間が次々とグリフィンに襲われ死んでいき、しかも食料も入手できなくなってしまいました。イライラがつのり、仲間の2人が言い争いとなり外へ。外で激しい争いが行われ・・・・・・・その結果として『仲間の死』と『グリフィンの死』が告げられます。
この時、センシは外を確認していないため、本当にグリフィンを倒したのかどうかはわかりません。そして、『ブリガンを殺したのはグリフィンではなくギリンなのでは』ということが頭をよぎります。
『グリフィンの肉のスープ』として渡されます。
本当にそれがグリフィンの肉だったのか。それとも・・・・・『人間の肉』だったのか!? 食べ物が無くセンシはもう何日も食事をとっていなかったためたいらげてしまいます。このことでずっと苦しむことになりますが、仕方がありませんよね。
最後の一人だった仲間もトイレと言って出て行って二度と戻ってくることはありませんでした。外で魔物に喰われてしまったんでしょうね。
それからしばらくして、その場所を一人で脱出。
オークに捕まってしまいますが、仲良くなります。この時からオークとの付き合いがあるんですねぇ。
結局、センシは故郷に戻ることなく迷宮に住み着くことになりました。
第1話でセンシは『10年以上』と語っていますが、あきらかに10年どころの話ではありません。センシの悲しい過去話でした。
黄金城に『不死の呪い』がかかっているのでは?
黄金城には『不死の呪い』がかけられています。ですから、ここで死んだ仲間たちも生き返らせることはできたと思います。
ただ『生き返らせることができる人』がいませんでしたね。ほおっておけば死体もどんどん腐ってしまうでしょうから、どうすることもできませんね。
もしかしたら幽霊たちの中にセンシの仲間がいるかもしれません。
センシが食べたのはグリフィンか?仲間か?
センシは仲間から最後に提供された食事が『グリフィンの肉』ではなく『仲間の肉』だったのではというおもいに苦しめられていました。
ライオス
『じゃ食べてみるか、そこのグリフィン』
ライオスのお勧めで食べて確認することになります。とはいえ、微妙な問題ですねぇ。あまりお勧めするのもどうかと。本人の意思に任せるしかありません。
そして、グリフィンのスープを食べた結果・・・・・思い出の味とは程遠いものでした。
ということは、あの時食べた肉は『グリフィンの肉』ではなく、仲間の・・・・・・!?
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チェンジリングによって『ヒポグリフ』がグリフィンになっていた
ライオスはセンシが昔食べたのは『グリフィン』ではなく『ヒポグリフ』であったと断言します。ヒポグリフであったと考えれば色々と説明がつくからです。
なにやらライオス、ややこしい話を始めます。
どうやら『チェンジリング』という『キノコ』が問題の根源のようです。チェンジリングの中に足を踏み入れてしまった生物は『少しだけ変わってしまう』とのこと。
画像の『人間がトロルの姿にお変わってしまった』という件。ネットて調べてみたところ
取り替え子を火にくべると、それは煙突から飛び上がって行き、人間の子供が帰されたという。
(参照:取り換え子より)
という説明書きがありました。つまり、画像のシーンは『親2人が子供を火の中に放り込もうとしているシーン』のようです。恐ろしいことです。
他にもいくつか読んでみると『それって子供が精神を病んでしまっているだけでは?』と思えるような状況もあるんですよね。過去、火の中に放り込まれた可哀そうな子供たちが沢山いたのかもしれません。酷い話です。
『チェンジリング』と『取り換え子』は同じ意味のようです。興味のある方はネットにて検索してみてください。
まぁ、話を戻しますと、この作品の設定では『キノコのチェンジリング』の中に踏み入ると『姿が少し変わってしまう』という状況に陥ってしまうようです。
そして、今回の件。ライオスは『ヒポグリフがチェンジリングの影響でグリフィンの姿になった』と考えたようです。倒したグリフィンは見た目はグリフィンでしたが、実際はヒポグリフだということですね。
ややこしいです(笑)。
ライオス、グリフィンの肉をチェンジリングの中に入れます。『再び入れると元に戻る』と言うことなのだと思われます。
元に戻したヒポグリフの肉を調理。センシに食べさせたところ・・・・・どうやら以前たべた味と一致したようです。センシが食べたのは仲間の肉ではなくヒポグリスの肉であると判明しました。センシの長い長い苦悩がやっと取り除かれました。良かったですねぇ。
迷宮には『意思』がある?
センシの話を聞く限り、迷宮には『意思』のようなものがあるのかもしれません。確かマルシルが迷宮の作り方を知ってましたよね。考えを聞かせてもらいたいところです。
今後ライオス達は
・ファリンを元に戻してあげたい
・有翼の獅子を救出したい
・狂乱の魔術師と話し合いたい
などなど、色々な願望を持って行動することになります。こうなると『迷宮自体がライオス達の敵』になってしまう可能性も出てくるのかもしれませんね。作り方を知っているマルシルの意見を聞きたいところです(真剣)。
そして、先に進むライオス達・・・・・でしたが、チェンジリングの中に貼ってしまいましたよ、全員。
次回、姿かたちが魔物化してしまったライオス達が登場するのかも!?
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ふふっ。。。
ああ 憶測と言えば、ソレは液体の というより水分子との反応色のような…、まぁ地球上ならいっかぁ。
はじめましてー。
アダマントの二つの盾の一つは鍋になってもう一つはその蓋になった、と思います。ウンディーネや炎龍と戦った時は二つ使ってました。包丁はミスリルという金属で作られてます。
いつも楽しみにしています。
「本当に鉄が流れているのか?」は鉄分の事というよりも、「本当にドワーフか?」という意味ではないかなと思います。
ドワーフは金属の扱いがうまい種族、という意味で「その身体には血の代わりに鉄が流れている」と言われる、という話があったような。
青い血は、元々は西洋では化け物などの血とされてきました。イカやタコの血からだそうです。
ブログ主の宇宙人の血が青というのは日本の古いアニメや漫画からですかね?
宇宙戦艦ヤマトの敵や妖怪人間ベム辺りがそうでしたっけ?(かなりうろ覚え)
こっちは西洋の化け物のイカ・タコ関係なく、そういう演出だと思いますが(河童が青の血液云々聞いたようなうろ覚えあるのですが、民間伝承だったか、なんかの妖怪漫画からだか忘れましたw)
映画のプレデターなんかは発光する緑の血ですがあれにも設定あるそうです。
90年代前後のハリウッド映画で、生体(有機)アンドロイドなどに白い血が多いのは当時の科学技術考察だと将来的に鉄分の混じっていない白い血になるだろうという考察からでした。
最近人間と同じ赤い血が多いのは、これまた演出wと無からよりも人間のクローンの方が速くない&簡単だよね(技術的に)だそうです。
ドワーフの血に鉄云々は、元々民間伝承で鍛冶などの妖精でして、白雪姫の七人の小人をイメージしてもらえばいいと思います。
鉄の職人集団なわけだからの言い回しだと思います。
只、ドラゴンランス(D&Dを元にした小説)の外伝か、無印の時代のSW(日本のTPRG)の小説だかリプレイ(TRPGで遊んだ経過を文章にした物)で似た言い回しを読んだことあるような気もするので、西洋の方ではファンタジーの雰囲気づくりで普通に言う言い回しの可能性もあります。