◆前回のあらすじ◆
霊避けの術を見て、リンはこの術をほどこしたのが『優等生・魔術学校・エルフ』である可能性が高いとカブルーに伝えます。それを聞いて、カブルーはもしかしたら犯人は『トーデン兄妹のパーティー』であるかもしれないと判断。そこにはエルフがいて、そのエルフは魔術学校出身の可能性が高いからです。また、人数が少ないのも今までのうわさ話や状況から考えると、仲間割れやトラブルで、現状4人まで減っていることも十分考えられるのです。
カブルーたちは食事と話も終わらせ、街に帰るため水中の上を移動します。すると、水中からシーサーペントがあらわれ、カブルーのパーティーを襲ってきます。苦戦を強いられると思いきや、そこに現れたのはシュローのパーティー。うまいコンビネーションでシーサーペントをあっという間に倒してしまいます。シュローに出会ったカブルーは何やら策を思いつき、シュローに近寄っていくのでした・・・・・。
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◆ダンジョン飯◆
1巻(1話・2話・3話・4話・5話・6話・7話)
2巻(8話・9話・10話・11話・12話・13話・14話)
3巻(15話・16話・17話・18話・19話・20話・21話)
4巻(22話・23話・24話・25話・26話・27話・28話)
5巻(29話・30話・31話・32話・33話・34話・35話)
6巻(36話・37話・38話・39話・40話・41話・42話)
7巻(43話・44話・45話・46話・47話・48話・49話)
8巻(50話・51話・52話・53話・54話・55話・56話)
9巻(57話・58話・59話・60話・61話・62話・63話)
ライオスの魔法の勉強
パーティーの戦力を向上させるために、マルシルから回復魔法を教わっているライオス。マルシルは自分の顔の怪我を治すよう、ライオスに言います。
しかし、ライオスは照れてしまってマルシルの耳をどう触ればいいものかと悩みます。
マルシルは、ライオスに耳を触らせた状況から魔法の指導。マルシルの言う通り呪文を唱えたところ・・・・・、マルシルの怪我が治ってしまいました。
マルシル
『飲み込みがいいよ』
『やっぱ素質ある血筋なのかも』
ライオス
『マルシルの教え方もわかりやすくてよかった』
次は、センシの怪我の治療です。
ファリンを生き返らせた黒魔術
魔術を勉強するライオスを見て、チルチャックは少し不満顔です。リーダーであるライオスには、人をつなぎとめる能力として、先に社交性や人を見る目を養ってほしいと考えているからです。
そして、マルシルの魔術にも不信感を感じています。
仕方がないので、マルシルはチルチャックに古代魔術に関して説明します。
マルシル
『私の研究してる古代魔術ってのは』
『無限が存在する異次元から』
『エネルギーを持ってくる魔術なの』
『コップ一杯の水を気体に帰るにはどうするか?』
『火にかけて沸騰させればいいよね』
『じゃ泉の水を丸々気体に変えるには?』
『これも理論は同じだけど、実現はちょっと難しい』
『膨大な力と時間を必要とする魔術を補助する』
『それが座標の魔術』
『この迷宮はあちこち異次元と繋がってて』
『その力で魔物を召喚したり』
『こんな迷宮を作りだしたりしてる』
そんな話をしている時、外で地鳴りがし始めます。また、迷宮が形を変化させているのです。マルシルたちは、迷宮から脱出するために、調査に向かいます。
一方、初めて魔力を使ったことで『魔力酔い』を起こしてしまったライオスは一人、部屋にとどまることになります。
コカトリスとの戦闘
迷宮の変化を見に来たマルシルたち。そこで『冷酷なる石毒コカトリス』と遭遇してしまいます。
バジリスクに似ているものの、コカトリスはそれよりも数段強く、噛まれると石にされてしまうのです。
マルシル達は建物の中に避難。しかし、蛇の方が体温で感知できるため、逃げ切れそうにありません。戦って倒すしかないのです。
センシが考えた戦う方法は、マルシルがコカトリスを威嚇し引きつけたところを、センシが背後から襲うというもの。バジリスクを倒した時と同じ方法です。
マルシルは嫌々ながらに、別の通路からコカトリスの背後に回り込みます。自分ではライオスのように大きな声を出して脅かすのは無理だと考え、魔法の爆発で演出し、コカトリスを威嚇します!
マルシルはコカトリスの注目を一身に集めます。
そして、センシがコカトリスの背後をつき攻撃を仕掛けます。しかし、倒しきれません。
しかも、演出が派手すぎたために、2頭ともマルシルの方に向かっていきました。
何とか、センシの2激目でコカトリスを倒すことに成功しますが、その間、マルシルは蛇の方に噛まれてしまいます。
石化したマルシルを戻すついでに料理も完成!
何とかライオスのいる部屋に戻って来たマルシルたち。
ライオス
『え! コカトリスに噛まれた!?』
『対処方法は知ってるのか?』
マルシル
『そんなのあるの?』
ライオス
『今教える!』
『まず下履きを脱ぐ』
『できるだけ」肌を合わせるように床に座る』
『脇を閉め指で耳を覆う、口も閉じる』
『うん・・・よし!』
『これでいつ石化しても大丈夫』
マルシル
『石化しない為の対処法じゃないんかい!!』
そうツッコんだ瞬間、マルシルの体が石に・・・・・!!
ライオスがアドバイスしたのは石化してしまっても壊れにくいようにするための姿勢だったのですが、マルシルは壊れやすそうな形で固まってしまいました。
ライオスはマルシルを元に戻す方法を考えます。
(1)呪いの一種であるため、自然治癒を待つ
(2)石化を治す薬草を入手するか、他の冒険者に頼る
(3)ライオスの治癒魔法でどうにかする
魔術書の読み方を習っていたライオスは石化を解く呪文にも挑戦することにします。
それからというもの、ライオスは魔術を、チルチャックは薬草を、センシは料理を頑張り、マルシルの石化を解けないか色々と試してみます。
それが実ったのか、4日後・・・・・マルシルの石化はとけ、無事元に戻ることが出来ました。
ライオス
『マルシル! 柔らかい! 成功だー!』
マルシル
『えっ? えっ? なになに!?』
そして、マルシルを重しにしていた食材もいい具合に!
センシ
『どれどれ』
『・・・こちらも成功じゃ!』
マルシル
『なんなの!?』
センシの食事を食べながら、今までの状況を聞くマルシル。
マルシル
『え? そんなにたったの!?』
マルシルも噛まれてすぐに抵抗呪文を唱えていたのですが、それでも押し負けて石化を止めることはできなかったのです。
今回は皆に迷惑をかけてしまったなぁと反省するマルシル。
しかし、それよりも先に言わなければいけないことがあります。
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◆感想◆
カブルーの話が2話も続いてしまったため、久しぶりとなるライオス達の話となりました。やはり、こちらの話の方が落ち着きますねぇ。カブルー達が今後、どのようにかかわってくるのかも気になるところ。
◆エルフの耳とロードス島戦記
今までになくエルフの耳がスポットを浴びるシーンであったため、フッと思います。
もともと本場の西洋のエルフは『耳がとがっている』というだけの特徴しかありませんでした。
それが、現在の漫画アニメに登場するエルフのように耳が長くなったのは、1988年の小説『ロードス島戦記』に登場するディードリットの影響だという話を聞いたことがあります。
ディードリット以前のエルフのイメージがどういったものなのかは私も知りませんが、現在のエルフのほとんどはディードリットのイメージでキャラ設定されているような印象を受けます。
◆アンブロシアの修復
狂乱の魔術師との戦闘で折れてしまっていたアンブロシア(杖の名前)ですが、やっと修復したようです。
しおれていた天辺の芽も復活しているので、ある程度うまく修復できたものと思われます。
◆ファリンが捕まっているのはマルシルの古代魔法が影響?
マルシルは『「この体は迷宮の一部」だという事にした』と語っていますよ。
どうして迷宮の魔術師がファリンを使役する状況に至っているのかいまいち謎でありましたが、何だかこの発言から『ファリンと迷宮がつながってしまった』ことが一因なのではとも思えてきました。
とはいえ、例えそうだとしても、あの状況でファリンを助ける方法は他になかったわけですから、一概にマルシルが悪いとも言えませんね。
◆今月、頑張ったマルシル
バジリスクと戦った時のライオスをイメージして、オリジナルで派手に頑張ったマルシル。とはいえ、あまりにも派手であったため、両方引きつけてしまって自分がピンチになってしまうという。
今までにないマルシルの活躍回だったと言えますし、不幸回だったとも言えそうです(笑)。
◆バジリスクとコカトリス
今回登場した『コカトリス』。バジリスクと似ているとのことなので、確認のためにバジリスクとはどういった存在なのか調べてみました。
・・・・・するとこんなのがヒットしました。
漫画アニメというものはこういった謎めいたタイトルの付け方をしてくるので困るんですよね。検索で邪魔されて、もうサッパリわからないという。
まぁ、大雑把に言うなれば『バジリスクの上位モンスターがコカトリス』ということのようです。ここは深く追求するほどの事でもないかなという事で。
あえて言うなら、食材が似たようなものになっているっているなぁと思いました。。作者さん的に、鶏かヘビを使ったパターンを再度表現したかったという事なのかもしれません。
◆どうして下履きを脱ぐ必要があったのか?
石化してしまった後に壊れないよう丸くなって身をかがめるというのはよくわかります。
しかし、何故下履きを脱ぐ必要があったんでしょうね? まったく必要性を感じません。それだけがよくわかりませんでした。
◆カブルー達との日数差
確認として書いておきます。
前回、前々回と2話にわたってカブルー達の話が描かれましたが、あれは時期的にだいぶ前の話です。カブルー達を助けたのはタンス夫妻です。
その後、タンス夫妻はライオスたちのパーティーと会っていますので、カブルー達の物語は、ライオス達で言えば『ウィンティーネ』や『テンタクルス』と戦っていた時期だと思われます。
この後、ライオスは炎竜と戦っています。そして、迷宮から町に戻ろうとしますが、迷宮の中が変化するのでなかなか前に勧めません。今回、マルシルが石化で4日たってしまいました。
ですから、カブルーとシュローが出会ったのは、時期的に現在よりも1週間以上前の出来事ってことになってくると思われます。
◆日の流れが速い
第1話、ファリンが炎竜に食べられてしまって、救出に向かい、第23話で炎竜と戦うことになりますが、ここまでの時間の流れって5~7日程度だったと思います。
そして、迷宮から町に戻ることを決めた後、ドライアドの31話で2日、今回のマルシル石化で4日消費してしまっています。たった2話で6日も経過してしまっています。
今までにないハイペースでの時の流れです。なぜ、こんなに日数を進める必要があったのか?
とりあえず、今後のストーリを楽しんでいくうえで『今までになく日の流れが速かった』という事実は頭に入れておいた方がいいと思います。
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九井さんは実際のゲーム等と違う形状のモンスターを、一般のとは違う名前で呼んだりするからなにか拘りがあるんでしょうね(鷲頭のライオンをドラゴンと呼んだりしてますし)。
D&Dやウィズ、翻ってプリニウスの本に登場するバジリスクは八本足のオオトカゲで、住んでる周辺を砂漠に変えるほどの猛毒を持ち、睨んだ相手を石にする能力持ち。
今回出てきたコカトリスは、ヒクイドリとかアーケオプリテクスが元ネタなのかしら。
いつもわかりやすい感想ありがとうございます!楽しくみてますー!
バジリスクは目を見たら石化だか死ぬだかのそうゆう有名な元ネタがあるのは多分ご存知だと思うんですが、それにあやかって戦後に書かれた甲賀忍法帖を現代(といっても10年前位ですかね)に漫画に書き起こした際にタイトルに付けたんですよ
瞳術を使うと死ぬみたいな感じの現在日本のアニメ漫画等の設定やら話やら基礎みたいな感じの作品だと思っています
あとバジリスクには小国の王という意味もあってこの作品には上手くつけたなって感じのタイトルで、すごいマッチしてます
ですが、たまにちょっと調べ物しただけでどうしても最近違う方で認知されてたり、ソーシャルゲームのキャラになってたりして困った事が私もあってとても共感しました笑
〉ジャスミン茶さん
ネットしてると最初からラスト2行までの内容があると、続いて
そんなことも知らないにわかかよしねwww
みたいなのが続くことが多くまったくげんなりしているんですが
ジャスミン茶さんの当然といえば当然なのかもしれないですが
共感とさらしでまとめるのがとても暖かい気持ちになりました。
内容まったく関係ないコメントでした笑
◆どうして下履きを脱ぐ必要があったのか?
探検で突起物などから足を守る下履きを破損させないようあらかじめ脱がしているように思えます。髪が折れるシーンが有るように、下履きのような布も割れやすい(破けやすい)のでしょう。移動させるときの衝撃をもろに受けるのが下履きですし。
ビキニアーマーなど非実用的な装備が存在しない、こだわりのある作品だからこその配慮だと思います。解説で出てきたディードリットも太ももむき出しの装備で違和感を感じていました。太ももは血管が集まる急所ですからね。
服のシワとかが突起部分になると接地する時砕けやすいし、砕けたときの巻き添えで皮膚とかも持って行かれたりするとあぶないんでしょうねえ
なるほど、納得です。
数ヶ月も石化が治らないという事を考慮するなら、どうしても移動させることを考える必要がでてきますからね。そうなりますと、下履きはわれやすいという考えになるかもしれませんね。
甲賀忍法帳のバジリスクは、主人公の男女が伊賀と甲賀の里の後継者で瞳術という殺意を持った相手と目を合わせた時に発動して相手に殺意を返す能力を有する設定が
妖鳥バジリスクの「小さな王」「目が合った相手を殺す能力」と掛かっているのだと思います。
履物を脱がせる対処に関して、石化した際にマルシルの靴や腕の包帯に石化した形跡がなかった様に見える(石化した肌との色の違い)事から、
体が石化した時に履物に重さがかかって滑ったり、履物が壊れて転倒等を起こす危険が有ると考えられます。
なので最初の対処に下履きを脱がせるのは体勢を安定させる為だと思います。
随分前に石化は仕組みがわかってるので治療は容易だが砕けると厄介、と説明したときに服ごと砕けた描写があったので服も石化する世界だと思う。
匿名さん
褒められてると勝手に思い込んで、ありがとうございますー!!w
実はちょっと歴史上の人物を調べた際に何この可愛い女の子は…!!ってなったんですよね。君、元々オッサンやんけ…ってなったのも検索邪魔になったのも理解できますw
私自身、ソシャゲをやっているのでバジリスクって調べてるといくら知っていても上記の方が出てきてしまい、そっちじゃなくて攻略ー!!って思う事もしばしばで…
ここまでイノさんの様に漫画の好きな方ならぜひぜひオススメな作品なので紹介しちゃいましたが…笑
うざかったらすみません!!
そしてゲンナリは凄いよくわかります!何もそこまで言うほどじゃないじゃん!って知っていても知ってても目に見えての言葉なので気持ち良い行為じゃないですしね!
長々と失礼しました。
これからもブログ楽しみにしてます!
マルシルの突っ込みでラーメン吹き出してしまったw
PCのモニターが・・・。
ファリンは感覚派なのね。言われてみれば。
たまたま立ち寄らせて頂き、大変参考になりました。
コカトリスとバジリスクの画像についてですが
トレーデイング・カードゲームの「マジック・ザ・ギャザリング」と
言う、ゲームのカードの絵が判りやすいかと思い、書き込んでおります。
このカードゲームの絵ですとバジリスクは「トカゲ」で
コカトリスは鶏と尻尾が蛇のやつです。
もしお時間がありましたら、見て頂きたいと思います。
早く5巻が出てほしいですね。
こんにちは。考察興味深く読ませてもらってます
上の「学校はじまって以来の才女 マルシル」の画像が欲しくなり検索していたら英語圏のツイッターがヒットしたのですが、
#dungeonmeshi (Un)BalNz’D @UnBalNzD 5月14日
翻訳版は 語呂が、悪い!
マルシルのぞんざいな感じが消えて、ちょっと神経質な印象でした。
映画の字幕で観ると皆乾燥した感じに映るのの逆ですね。
リズムで語ることってあるんですよね・・・
あイヤでもしかし、
あちらでは一巻しか出てない模様なのであれは有志の翻訳なのか?
ディードリットのふとももについては、あれが本来のエルフの正しい格好なのですわよ。
旧ソードワールドの精霊は金属や人工物を嫌がる性質があるので、エルフは限りなく軽装で大自然に近い格好でなくてはならないのです。
古い作品なので、まだエルフがドライアドやマンドラゴラなどに近い妖精のような立場だったのです。
ふとももなどの露出度=不自然・非実用的・エロ目的といったようにとらえてはいけませんわ。
体育座りのような形で石化することを想定しているため、足と足(ももや脹脛)が石化時にくっつき少しでも頑丈にする事を想定していたのではないでしょうか。下履きは、履いていると足同士がくっつかず単独になるためかと。